大きな希望を抱いて、せっかく新卒入社が決まっても、多くの新入社員の方から、「早くも辞めたい」との声がSNSなどで続出しています。
その中でも、まだ入社したばかりだで、今辞めてしまうのは、あんなに大変だったから勿体無いや、法的に訴えられたらなどの、不安を抱えている方は多いでしょう。
そもそも、入社してすぐ思ってしまう理由は、ブラック企業の可能性があります。
まずは、そんなお悩みを抱えている方の企業は、ブラックかどうかを見極めていきましょう。

あなたが入社した会社はブラック企業かも?

入社して、すぐに感じてしまった不信感や疑問は、うやむやにしてはいけません。
冷静になって振り返る必要があります。
ブラック企業の明確な定義はありませんが、ブラック企業によくある事例は複数存在します。

例えば、軍隊ばりの朝礼です。
先輩社員たちは朝礼で特に仕事に関係のない、社長からのお題に対してのスピーチを行った後に、社長のスピーチが終わり次第、社訓を大声で復唱する儀式的な朝礼があります。
社長を崇拝する体制にも気づき、そして社長のスピーチ内容も、努力や感謝などの精神論が多用され、不審な予感しかしない方も中には、いらっしゃるでしょう。
精神論を多用する中小企業は、ブラック企業である場合が多く、社内の離職率も高いことも特徴なので、社内の雰囲気をよく観察してください。

朝礼や朝の掃除があるブラック企業は、従業員全員を始業時間の30分前に、出社させるケースが多々あります。
もちろん、この30分は早朝の残業にカウントされず、サービスでの奉仕です。
ですが30分ほどで済めば、まだ良いでしょう。
やたらと所定の時間より、早く集合させることを基本にする会社の場合、さらに30分早く出社する必要があります。
もう始業時間は、何時からか分かりません。
特に新入社員は、ピラミッドの下層エリアになるので、より率先して動くことを求められます。
なぜかブラック企業は、体育会系を好むことが多いため、苦労するばかりでしょう。

残業時間についても、入社初日の業務が終われば、先輩たちの様子を見て驚き不安を感じるはずです。
多くのブラック企業は、果てしない残業時間を設けています。
1日に12時間勤務をしている先輩たちは、多いのではないでしょうか。
新入社員たちには、「入社したばかりで研修中だから」と定時で帰宅を許されますが、先輩たちは定時が過ぎてから、ラストスパートをかけて始めているパターンです。
そのラストスパートは何時間コースだったんでしょうか。
後日先輩たちから何時まで残ったのかや、残業代の件を聞いた時、それがサービス残業と知れば、自分たちもこうなるのかと、ブラック企業の文字が頭によぎりませんでしたか。
入社したてで、一気にモチベーションも下がってしまいますね。

また、入社してすぐ指導担当の方から、社内カレンダーを渡され、休日の日程を確認した後、思わず息が詰まりそうになった方も多いでしょう。
休日と指定された日数が、所定よりも少なく設定されていることも、ブラック企業ではよくあります。
後から確認しても、その期間は繁忙期などの理由で、当たり前のように流されてしまうと、後悔の二文字ですね。

ブラックとされる企業の、代表的な特徴をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。入社して一つでも心当たりがあるとすれば、ブラック企業の可能性が大きいです。
社内の雰囲気からも、違和感を感じませんか。

 

新入社員が入社1週間で会社を辞めたくなる理由

胸を躍らせて、働く自分を想像してやる気に満ちていた入社前。しかし、実際に入社してみるとまるで違った世界が広がっていて、すぐに辞めたいと思う人がいるかと思います。

「1週間で一体何がわかるんだ!」という人もいるでしょう。確かにそれは正論ではあります。

1週間ならほとんどの会社が試用期間となっているでしょう。

「理想と違った。」「無理難題を押し付けられる。」「会社が明らかにコンプライアンス違反。」「新人いじめがある。」「初日から終電で帰る。」など様々な理由があり、辞めたいと思うことでしょう。

 

3年は勤めろ、はもう古い

ひと昔前、「3年はその職場に勤めなさい。」とよく言われていました。石の上にも3年という諺もあるくらいです。

確かに3年その職場にいれば、できることも増え、部下も増えて仕事に慣れるでしょう。

しかし、3年無理に合わない職場で勤めて精神を壊したら一生仕事に響きます。今の時代は転職は当たり前です。

「一生会社のために働け」という考えは古いのです。1週間で合わないと感じるのは余程の理由があると思います。

早めに見切りをつけて、自分にあった職場を探すのはキャリアアップにつながります。

だからと言って、その次も、またその次も短期間で辞めてしまうのは「逃げ癖」がついてしまうので、多少の妥協点は必要になってきます。

 

法律的には一週間での退職が可能なのか?

結論をお伝えすると、入社してからすぐに、例えば2〜3日後や一週間での退職は可能です。
まずは、悩まれている方は、ご安心ください。

法律的に言えば、労働者からの契約解除、つまり「退職は原則的に自由」だと、民法627条1項で述べられています。
ですがもう一方で、「解約は申し出の日から二週間後に終了」といった、内容も別の民法によって記載されているので、一体どっちなんだと疑問になる方は多いでしょう。
また、就業規則があれば、2週間前と書かれていることはよくありますが、大丈夫ですよ。

労働基準法では、「規定された労働条件が違えば、すぐに契約を解除できますよ。」とされなおかつ、憲法では「職業選択の自由・奴隷的拘束の禁止」も規定されているので、ブラック企業の劣悪な労働条件の場合、早期に退職することができます。

ブラック企業によって、退職の理由と意思を示しても、受け入れてもらえず、うやむやにされる場合があるので注意してください。
そうなった時、目をつけられてしまい、さらに立場が悪くなり、精神的な負担も大きいのは間違いありません。

もし企業より、何か退職する意思に対して指摘され、悩み泣き寝入りしかないかと諦める方もいるでしょう。
辞めたいけど辞めれそうにないと、このまま続けていくことに対して、不安を感じるのであれば、不安専門家に相談することを、おすすめします。
一人で悩むより、専門家に相談すれば、悩みや不安に対して、しっかりと助けてもらえるでしょう。

ブラック企業から自分を守るためには退職の決断をすべし

今の時代、転職をすることは珍しくありません。
確かに、次の就職先を探す上で、一週間や数日で退職すれば、面接の時に「なぜ退職したのか」といった質問をされるでしょう。

ですが、ブラック企業だと呼ばれる会社にいた場合、劣悪な労働環境に身を置き続けても、利益になることは一つもありません。

どうしても一つ挙げるとすれば、忍耐力(我慢強さ)でしょう。
ですが、その忍耐力は、あなたの精神面と生活を犠牲にしているからこそです。
例えば、そのままブラック企業に1年後・2年後・3年後、働き続けれますか。

だんだんとブラック企業に居続けると、自己犠牲の精神に疑問を感じることが、なくなっていく方が多いです。
「私は頑張っている。頼りにされている。」と感じてしまい、本当は良いように使われてしまっているだけですが、気づくことができません。
疑問を感じている方でも、慣れと惰性だけで日々自分の精神が、徐々にすり減っています。

精神的に追い詰められ、どうしようもない状態になる前に、即決断をすることをおすすめします。

 

雇用保険の手続きを確認しよう

会社に入ると雇用保険や年金などの手続きを会社側が行います。

これを会社側が済ませてしまっていると、会社側からしたらとても迷惑になります。

時間を削って手続きをしたのにさっさと辞められてはいい気はしないですよね。

しかし会社によっては入社1週間だとまだ手続きを行っていない可能性があるため、手続きを行っていないのなら簡単に辞めることができるでしょう。

どうせ辞めるなら、面倒ごとは避けたいですよね。

 

 

誰に相談すべき?

辞めたい、と思ったあなたは、もうほとんど意思が決まっているかもしれません。

新人を教育するのは、先輩や上司です。上司からすれば「せっかく教えたのに辞めてしまった。」よりも「教える前にやめてったな。」の方が労力は少なくて済みます。

そのため、直接指導をしてくれる上司に今の気持ちを正直に話しましょう。

ただ、引き留められるのは絶対です。「1週間じゃ何もわかるはずがない、甘えるな。」「皆通る道だ、もう少しがんばりなせい。」テンプレートのような言葉を言われることは覚悟しましょう。

その引き留めに心を揺らぐのであれば、残って様子を見ましょう。

心が揺らがず「絶対やめる。」と思うなら辞めましょう。

もし辞めるという意志が確固たるものになっているのであれば、会社の人に相談する必要はないでしょう。

会社の人に相談すると、ほぼ確実に会社に引き戻そうとしてきます。

そのため、相談するなら会社に関係していない人、家族や友人などに相談するのが良いでしょう。

 

絶対にしてはいけないこと

絶対にやってはいけないのは「バックレ」です。

それは人として絶対にやってはいけないことです。

どれだけ自分に合わない職場、むかつく上司がいたとしても、バックレだけはやめましょう。あなたを採用するのに多くの人が労力を使い、会社はお金も使っています。

そこだけは念頭に置いてください。どんなに嫌でも「退職届」は絶対に出しましょう。

本来なら「退職願」からの「退職届」ですが、すぐに辞めたいのであれば意思が明確な「退職届」を上司に出してください。

もし無断欠勤をし続けて会社を辞めてしまうと、懲戒解雇になり、会社から法的措置を取られる可能性もあります。

また懲戒解雇となってしまうと、職歴に傷がついてしまいますので、後々の転職活動に響いてきます。

そのため、バックレることはせず、辞める意思はしっかりと伝えるべきだと言えます。

退職後は次の転職活動に取り組むべし

あなたが退職を決断することができ、実際に退職した場合、すぐに転職活動ができる状態であれば、モチベーションの高いうちに取り組んでください。

「少し間を空けてから」となると、就職する意識を持っていても、日を重ねるごとに誰でもモチベーションが下がっていきます。
それと同時に、どうしても体調管理がしづらくなるので、昼夜逆転してしまう方も、多いでしょう。

ハローワークを活用しながら、ネット求人検索を使って、二つの方法で求職活動をすることをおすすめします。
検索する用のサイト以外にも、エージェント形式のサイトに登録すると便利です。
希望する業種や職種などを相談すると、担当の方から求人情報を紹介してもらえるので、転職活動の負担も減るので、ぜひご参考ください。
スケジュール管理や採用の通知も、すべてエージェントを通して行われるので、何かと便利で楽なことも特徴の一つです。

ハローワークは、地元の求人を直接探しやすいので、ご利用ください。
定期的に、ジョブカードのセミナーや、履歴書の添削もしてもらえるので、求人を探す以外にも活用できるのが利点です。

 

なるべく穏便に辞めたいなら2週間経つまで待つ

あなたがもう少しだけ我慢できるなら、2週間だけ待ちましょう。

この2週間は法律で定められた期間で、法律では「2週間前に退職の希望を出した場合、退職をすることができる。」とあります。

また、会社の就業規則にも「2週間前に退職の意思を申し出ること」と書かれている場合が多いです。

つまり2週間と言う期間は、法律的にも、就業規則(会社による)的にも問題のない期間となりますので、辞めるなら1週間とは言わずに2週間待つのが賢明と言えます。

1週間で退職するのにはリスクがあります。

本来であれば円満退社が理想ですが、そうもいかない時があります。原則は会社規則の〇か月前に退職を申し出る。それが難しいなら2週間前に申し出ましょう。

1週間で退職できるかできないかは、その会社によります。

あなたが今後どの会社で働き、どのキャリアを昇っていくか、最終的に決めるのは自分自身です。悔いのないように、仕事をしてください。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。新入社員として入社して、不安を抱える必要はありません。
「この会社はブラックだ」と察した時点で、新入社員の方でも充分に、すぐ退職することは可能です。

上記でもお伝えした通り、ブラック企業に居続けても、還元される良い点はなく、逆にマイナスになる部分が、圧倒的に多いのが事実だと言えます。
ご本人が最終決定することになりますが、もし一人での決断が不安であれば、専門家にご相談し、解決策を導き出してください。