通勤の大変さから転職を決意

 

当時、私が勤めていた会社は通勤に片道2時間掛もかっていた上残業も多く、帰宅は23時を過ぎることも少なくありませんでした。

また、朝の出勤でもかなり早く家を出なくてはなりませんでした。

そうした理由から転職を考えていたところ、会社サイドからも、嘱託社員であった私の後任を探しており、次年度以降の契約をどうするか考えているとの打診があったので、思い切って退職し転職を検討することにしました。

 

ハローワークで転職先を探す日々

 

取り合えずハローワークに行きました

一応会社都合での退職となり、新たな職を探すためと、失業手当の給付手続きのために、私が居住する地域を管轄しているハローワークに行きました。

給付手続きと併せてハローワークの利用方法や、就職斡旋等に関して提供している色々な支援サービスについての説明がありました。

ハローワークを訪れるのはその時が初めてで、最初は「職安」と普通に呼ばれていた頃の何となく暗いイメージがありましたが、実際に行ってみて先ず感じたことは、コンピュータが多数設置されていて、訪れていた人達がそれを自由に使って検索をしていたり、情報提供のためのパンフレットなどが数多く用意されていて、当初思っていた雰囲気とは随分と違っていました。

さらに若者の利用者も見掛けられたことは予想外であり大変に驚きでした。

そんなこともあって、私は新たな職を探すための基盤として、ハローワークを利用することにしました。

 

 ハローワークが行っている就職支援サービスの中で最もよく利用したのは「ハローワークインターネットサービス」と呼ばれているものです。

これは全国のハローワークに申し込まれた求人をインターネット上に掲載したもので、膨大な数の求人情報をコンピュータを使って自由に閲覧することができます。

私が利用していたハローワークには5~6台のコンピュータが置いてあり、職員に申し出ればそれを使って求人検索を行うことが出来ました。

当然自分のコンピュータを使って家で閲覧することも出来ますし、検索地域や就労条件などの設定を色々と変えて検索することが出来るので大変便利でした。

 次によく利用していたサービスは、ハローワークの職員や専門アドバイザーによる「職業相談」です。

この職業相談では、自分に合った仕事を提案してくれたり、コンピュータによる求人検索の仕方の指導や、一緒にアドバイスをしながら検索もしてくれました。

また、検索の結果応募を希望する求人があれば、その都度応募状況などの詳細な情報を教えてくれたり、先方への問い合わせなどにも熱心に対応してくれました。

そして応募の意思が固まれば、ハローワークとして紹介状を発行してくれるので大変に心強かったです。

この他、ハローワークが主催する「就職面接会」にも数回参加しました。

この就職面接会は、ハローワークが地域の企業に参加を働きかけ、ハローワークが設定した会場で直接企業の採用窓口と話をしたり、面接を受けることが出来る催しです。

通常はその地域の企業が10~20社ぐらい会場内にブースを設けていました。

この就職面接会の最大のメリットは、書類選考なしで直接企業の担当者と話が出来るという点です。

またハローワークでは就職活動を有利に展開出来るようにと、色々なセミナーを開催していました。

利用していたハローワークでは、1ヶ月のサイクルで「キャリア支援セミナー」と称して自己理解、書類選考突破、面接実技と題するセミナーを実施していたので、私は一通り聴講しました。

特に書類選考突破では、久しく書いたことがなかった履歴書の正式な書き方や、これまでに書いたことがなかった職務経歴書の書き方を丁寧に指導してくれたので大変重宝しました。

この他にも多くのセミナーが不定期でしたが開催されていて、毎月1回以上はこうしたセミナーに参加していました。

 

 ハローワークで転職のための活動を開始して間もなく、職業相談をお願いしたことがありました。

その際対応してくれた職員の方はかなりベテランといった感じの男性の方でした。

その時は少し興味のあった求人について相談をしていたのですが、就職を支援している公的機関について話が出たので詳しく聞かせてもらいました。

そして自分が想定しているエリアをカバーしている、2つの機関を紹介してもらいました。

私は出来るだけ裾野を広げ、多くの情報を参考にしたいと考えていたので、後日、紹介のあった2つの機関に出向き利用手続きをしてきました。

その結果、私はハローワークを含め、3つの公的機関を利用しながら転職活動を行うことが出来ました。

 

高齢が原因で採用ならず

結局、ハローワークを窓口にして1年間転職のための就職活動を行い、ハローワークインターネットサービスよりピックアップした8社への応募と、就職面接会では4社と面接を行いましたが採用には至らず、残念ながら転職を果たすことは出来ませんでした。

それには2つの理由が介在していたと考えています。

1つ目は、当時私が既に63歳と高齢であったことです。

若い頃のような体力はなく、モチベーションにしても全盛期から比べれば相当落ちているはずです。

そうした自分の肉体的精神的なコンディションの割には高望みをし過ぎたところでしょう。

選り好みをしなければ幾らでも職を得る機会はありましたが。

もう1つは、企業側としても先の短い私を受け入れ難かったところではないかと思っています。

このような背景や、今後の生活の基盤となる年金収入などを考慮し、今後は転職活動を行わずに、趣味の盆栽でも弄りながらのんびりと過ごすことにしました。

 

ハローワークを活かした転職活動についてのまとめ

 

ハローワークを使って転職活動をしてみての率直な感想です。

インターネットや紙ベースでの情報量が非常に多いことと、他の公的支援期間や職業訓練所などとの連携が確りしており、就職に限らず職全般をサポートすることが出来る人材との繋がりも豊富でした。

しかし、ハローワークは公的機関であるためメディアへの露出が殆どなく、目立たず地味な存在で若者からは敬遠されがちですが、テレビなどのCMでよく名前を耳にするような就職斡旋業者よりも全てで勝っていると思いました。

ただし、ハローワークは商売で就職斡旋をしている訳ではないので、就職斡旋業者のようにはちやほやしてはくれません、自分から積極的に申し出ることが必要です。

最後に、若い人達はもっと積極的にハローワークを利用すればいいのにと思いました。

だって全国レベルの職に関するネットワークを供えた、税金で運営されている国家公認の就職斡旋機関なんだから。