ブラック企業とは実際にどのような企業のことを言うのか

私が思うに、ブラック企業とは過重労働・違法労働・パワハラなどといった”社員に対して理不尽な働き方をさせる会社”であり”社員たちのことを考えていない自分勝手な会社”のことを指します。

例えば、夏場の猛暑日などに室外の仕事はもちろん室内の仕事でも長い休憩を取るつもりではなく、ただ単に喉が渇いて仕事に支障が出そうだからという理由で飲み物を飲んでいたら上司に「なんで休憩して良いなんて言ってないのに休憩してるんだ、仕事を舐めてるのか?」と言われる。

また、なかなかトイレに行ける機会がなく我慢していたけど限界に近くなってしまいトイレへ行こうと立ち上がったら「サボりに行こうとしたのか?ふざけるな」と言われたりなど、上司に言われたからこそ逆らってはいけない、我慢しなければいけない、嫌な気持ちにさせたらクビにさせられてしまうかもしれないという恐怖に包まれている気持ちにいつも何時でも襲われるようになってしまったらそれはもうれっきとしたブラック企業だと思います。

他にも、面接の時に口頭で言われていた給料と実際に採用されて入社したあとにもらった給料では金額が異なったり、残業時間が多いのにその分給料には反映されないいわゆるサービス残業をさせることもブラック企業特有の出来事です。

いくつか例を出させてもらいましたが、これ以外にも働いているその本人がここはブラック企業なのではないかと感じたのなら、そこはもうブラック企業なのだと思います。

しかし、仕事をする上で何事にも全くストレスを感じずに働くことはどのような会社に入社しても無理に等しいことかもしれません。どのような会社に入社したとしても、自分がそこで成長していくには乗り越えなければならないプレッシャーなどのストレスは感じなければならないこともあります。

ただ、ストレスを感じることがその会社で働く上では大半で、やる気が失われてしまっては良い仕事なんて出来ません。

出来ることなら自分が自分でなくなってしまうほどの我慢や不満などが少なく、人間関係でのトラブルも少なくみんなが”良い会社”を作っていけるような、毎日元気に明るくやりがいのある仕事が出来たらなによりもそれが1番ですね。

ブラック企業を抜け出せないでいると

ブラック企業からなかなか抜け出せずに毎日のようにいつまでも理不尽な気持ちを味わってしまっていると、いつかネガティブ思考が強くなってしまったり、その仕事を辞めたくてもなかなか自分の辞める意思を言葉に出せなくなってしまったり、自分に自信が持てなくなって何をするにも億劫でやる気が失われてしまったり、しまいには鬱状態になり仕事自体出来なくなってしまうことにもなりかねません。

そこまで我慢してしまっては体力的にも精神的にも限界を感じてしまい、転職活動を行う気持ちにもなれなくなってしまいます。

再就職の際にも自己PRで自慢出来るような自分の長所がわからなくなってしまったり、元の会社を辞めた理由が体調不良だとすると体調面でこれからやっていけるのか不安だと思われがちになることもあります。

つまりはブラック企業での我慢は、全てマイナスの方向に進んでしまうのです。

そうなってしまう前に、自分が行動を起こせるうちに起こした方が今後の自分自身のためになります。

 

 

転職活動を開始する

敢えて戦わず逃げるという方法が、「転職活動を開始する」です。

ブラック企業で丸め込まれる人の特徴の1つは「キャリアの選択肢がないから、丸め込まれる以外に方法がない」ということです。

厳密には、「キャリアの選択肢がない」というのは本当にない場合もあるでしょうが、多くの場合は「選択肢に本人自身が気づいていない」パターンです。

その人がこれまでに築いてきたキャリアや身につけたスキル、経験を評価してくれる会社は他にもあるはずです。そうした会社に出会うことができればすぐに転職してしまえばいいのです。

退職することは労働者の権利ですから、しっかりと法に則った退職の仕方をすれば、会社側は如何にブラックであってもイチャモンをつけることはできません。

まずは転職エージェントに複数登録して情報収集を開始することです。

この時のコツは、無理に給料水準を上げようとせず、現状維持か多少下がることも覚悟のうえで求人を探すことです。

第一の目標は「ブラック企業から脱出する」ことであって、キャリアアップはその副産物です。選択肢の数が多いほど、心理的にも余裕が生まれますので、ブラック企業の閉塞感を打ち破ることもできます。

少し体力的にもきついでしょうが、休日は体を休めつつ転職活動に費やし、平日もできるだけ18時に退社して会社説明会や面接に向かってください。

コンプライアンス委員会に相談する

会社全体でのブラックというより、店舗内の環境がブラックとか特定の上司がブラックというような場合、社内のコンプライアンス委員会ないしはそれに準ずる相談窓口(労働組合など)に相談に行くという方法があります。

この場合のゴールは、「ブラックな部署からホワイトな部署への異動」または「ブラックな上司と離れた部署への異動」ということになります。

徹底した準備がゴール達成の分かれ目

こうした窓口へ相談に行く場合の注意点は「準備を徹底的にすること」です。例えばブラックな上司からパワハラじみた言動を受けているということであれば、その言動を録音しておくなどです。

事実を正確に記録できるという点では、メモよりICレコーダーで録音しておいた方がいいです。

ジャケットなどの内ポケットに複数忍ばせておくと、片方がバッテリー切れや雑音で上手に録音できなかった際にも効果的です。

他には、メールなどでパワハラめいたことを書かれていれば、現物か画像化したデータ、そして被害記録を取っておきましょう。

その他にも、「定時でタイムカードを押すように言われているが、実際はその後何時間もサービス残業をさせられている」ような状態なら、実際に帰宅した時間とタイムカードの時間と両方を記録しておきましょう。

社内の機関に相談するのが怖いときは

コンプライアンス委員会が万能であるかと言われると、そうとは限りません。

特にブラック上司が社内の実力者である場合、相談者がブラック上司から報復を受けるリスクもあります。

こうしたリスクが考えられる場合は、社外の機関を頼りましょう。

例えば社外の労働組合でもいいですし、公的機関なら労働局があります。労働局は労働者からの相談で、当該の会社を調査することができ、問題アリなら労基署から指導が入るので、企業側は改善せざるを得なくなります。

単純に「パワハラ」だけの問題であれば、労基署内の総合労働相談コーナーに相談に行きます。総合労働相談コーナー自体は、何かの解決に動いてくれるわけではありませんが、相談内容の事案に対応した解決方法を提示してくれます。

例えば、労働局長による指導、紛争調整委員会によるあっせん制度の案内などをしてくれます。ちなみに、労基署での解決が難しい場合は、弁護士に相談することを進められることがあります。

訴訟に持ち込む

これもブラックの内容による部分が大きいのですが、残業代をはじめとした賃金の未払いなどが横行しているとしたら、そのお金は訴訟という形で取り返すことができます。また、暴力をはじめとしたパワハラは、不法行為に該当する場合もあります。

その際は損害賠償や慰謝料という形で企業側に補償を迫ることができます。

弁護士に頼るのは早い方がいい

訴訟に持ち込む場合は、個人の力では不可能なので、弁護士に相談することになります。早いうちに弁護士に相談し、証拠集めのアドバイスをもらうようにしましょう。また、弁護士に依頼すれば裁判や会社との交渉を代行してくれます。

この場合も先ほど述べた通りで、「パワハラめいた言動の音声データ(メモよりいいです)」「ブラックな内容が書かれたメールの画像データ」「被害記録」の3点があるのが理想です。

訴訟に行く前に

証拠が全て揃ったら、まずはブラックな実態・パワハラがあるという事実を会社に相談しましょう。

大前提として会社は、そうした実態があれば改善措置を取る義務があります。訴訟においては、社員が相談に来た時に会社がどのような対応をしたかという点も重要な論点になります。