ブラック企業という言葉を、日常的に耳するようになったのは、ここ最近のことですね。実際目に見えて、この会社がブラック企業だと認識できるのは、何かニュースで報道されたり、もしくはブラック企業ランキングに掲載されないことには、一人の判断では分かり難ものです。

ブラック企業に就職した方の中には、毎日の残業続きの訳は、自分の仕事のペースにあると、自分自身を責めてしまう場合や、劣悪な体制に浸かりすぎて、感覚が麻痺してしまう場合が多いでしょう。

今回は、長年の間にブラック企業へ居続けると、果たしてどうなるのかをご紹介します。

あなたの会社は、もしかしたらブラック企業?

最近はニュースでも取り上げられ、ブラック企業への関心が高まっている中、自分の会社に対しての違和感を感じたり、周囲からおかしいと言われている働き方をしていませんか?

実際、ブラック企業で働いている方の中には、自分の職場がブラックだと気づいていない方は、いらっしゃいます。
そういった方の多くは、「私がいないと、仕事が回らない。みんなが困る。」と言った、自己犠牲を抱え、また小さなことで感謝されると、「やっぱり私がいないとダメだ。」と必要にされている満足感から、目をそらしている方が多いです。

みなさんの会社が、ブラック企業だと判断できる材料は、意外に日常の単純なことで分かります。

例えば、残業についてです。ブラック企業だと、世間から指を指される部分の一つに、日々の長時間労働が挙げられます。
法定で定められている労働時間をご存知でしょうか。
原則としては、「一日8時間労働で、一週間に40時間を超えてはいけませんよ。」超える場合は、残業としてお給料を支払い、届け出も必須になります。ですが、あまりにも長時間の労働は、健康の面からもストレスをかけ、最悪の場合は過労死につながります。

では、1ヶ月何時間ぐらいが、異常な労働時間となるのでしょうか。
実際には、正式に何時間からと決定されていません。その人の働く環境などにより、変動しますが、約80時間〜100時間ほどでしょう。これは、一日のうちに約4時間ほど残業することになります。

長時間労働をして、残業代が支給される場合は、まだやりがいもあるでしょうが、ブラック企業の多くは、謎の残業代消失があります。
あらかじめ給料に含まれている場合や、タイムカードを定時で打刻した後、ラストスパートの4時間の場合もあり、残業として記録に残らないようにする策を講じています。

最悪の場合、タイムカードすら存在していません。
その場合、手書きでまとめて印鑑付きで申請しますが、上司の目の前で記入したり、予め記入内容が支持されたり、悪質にごまかしをされます。もうブラック企業の可能性ではなく、ブラック企業そのものです。

その他にも、休日の日数が90日以下や、離職率が高いことも、ブラック企業と疑ってください。

そして精神的に苦痛を伴うのが、ワンマン社長の経営でしょう。要は「マルの形でも、社長が四角といえば、それは四角」だと社員は同意するパワハラ体制です。従っていれば良いと、最初は気にしないようにしますが、上司たちも部下に対して同様の対応をするので、徐々に理不尽極まりない出来事が積もっていきます。毎日のパワハラには、どんな人でも絶えることができないものです。

何かしらの結果で、心が荒んでいきます。

みなさんの会社で、思い当たることは、無かったでしょうか。もしくは、その体制に慣れてしまっているだけでしょうか。今挙げた内容に、当てはまった場合は、ブラック企業だと認識して間違いありません。

将来性のあるブラック企業は一握り

クリエイティビティのある会社でも、ブラック企業のレッテルは、もちろん存在しています。特に、個人の質と結果が全ての業界です。ブラック企業だとしても、その業界で食べていきたい場合は、耐え抜く必要があるので、理不尽なことも多いでしょう。

当てはまる方で、「自分はそれで良い。いつか独立する。」と、全てを納得した上であれば、それも一つの選択です。

ですが、ブラック企業でありながら、将来性のある企業は、ほんの一握りあり、なおかつ業界トップに自分がなることは、針山を裸足で歩くような過酷な日々を送る必要があります。

そもそもブラック企業とは、先ほどご紹介した通り、労働者を犠牲にして成り立っている企業のことです。
10数年前は、そういった体制が普通であり、日本人は特に、従うことに至っては優秀でした。

時代は流れていき、さまざまな国や文化の影響もあり、日本人の自己主張が控えめなところも改善されていき、労働環境の見直しも主張されていき、世間もその流れへ乗りました。多くの人が、雇用する側でなく、雇用される側です。より多くの側に、表向き世間が傾いたのは、必然の流れと言えます。

そんな中で、ブラック企業がなぜ生き残っているかと言えば、大きく2つに分けることができます。老舗の大企業である場合と、昔ながらの中小企業で、馴染みの顧客で食いつないでいる会社です。日本の中小企業の割合は、95%以上を占めています。もちろん中小企業で、注目を集めて活躍している企業は多いですが、60%以上が労働基準監督署が、立ち入り検査に入っているのが現状です。

年間の中小企業の倒産数は、8,000社を超え、その中でブラック企業の比率はどれほどでしょう。

生きていくためには、働く必要がありますが、ブラック企業と認識された会社は、果たして10年20年後に、その会社は存在しているかは分からないですね。

ブラック企業に在籍続けた場合の結果は?

これまで、ブラック企業についてご説明しましたが、実際に就職して在籍し続けると、どうなるのか意識したことはありますか。

ざっくりと2つのパターンへ変化していきます。どのパターンも、本当に悲しい結果へ繋がるので要注意です。

一つ目は、メンタルが傷つき取り返しがつかなくなる方向です。プレッシャーとストレスを感じていき、疲労感や集中力の欠如、めまいや不眠などを引き起こしていきます。最初は小さな変化から、徐々に深刻になっていくので、自分自身をごまかしても、身体が悲鳴を上げていきます。

二つ目のパターンは、麻痺していく場合です。一つ目と繋がりますが、周囲の会社に対してのおかしいという意見を聞くことができなくなり、「大変だけど自分がいないと仕事が回らない」と意固地になり会社を退職できません。徐々に環境に麻痺しながら、自分の精神状態が崩壊していきます。周囲は心配して伝えていることも、自分を攻撃しているように感じ、殻に閉じこもり、気づいた時には周りに誰もいません。望んだわけではありませんが、自らその環境へ嵌ってしまい、退職したい思いはあるけど、仕事が心配でできないという、悪循環に陥ります。

どの道も、成功へ繋がることがないのは、明白ですね。
多くの方は、ある程度で見切りをつけて転職したり、副業したりと、ブラック企業に対しての対策を行っています。

ホワイト企業って存在してるのか?

まずは、ホワイト企業の認識は、人によって違います。
ブラック企業の判断方法は、冒頭でお伝えしましたよね。簡単にお伝えすると、その反対の企業がホワイト企業になります。

「そんな企業ってあるの?」と誰でも疑問に感じるでしょう。

みなさんにとっての、ホワイト企業に欠かせないポイントを、満たした企業は、ホワイトないしグレー企業と、認識するのはアリですよね。全てが完璧な理想の企業を望むのであれば、手っ取り早いのは、ご自身で独立することです。もしくは、現在の就職している企業にプラスして、ご自身が望む何かを副業でするなど、プラスして総合のモチベーションを上げることができます。

おわりに

今お勤めの、ブラック企業だけにこだわる必要はありません。
現代社会は、10年20年前と違い、転職することに対して、特に珍しさはなく、多くの人が行なっています。転職を踏み切ることは、悩みや少しの怖さもありますが、結果的には自分の納得できる道へ進むことができるので、勇気をもって踏み切ってください。
また、周囲がどんどん転職していく中で、たった一人残った場合は、仕事量と辛さも倍増です。いつ自分の限界が来るかは、自分自身でも分からないものなので、限界までと思っている方は、限界の何歩か手前で行なってください。