皆さんは 「ブラック企業」 といったらどんな事を連想しますか?
延々と続くサービス残業、取得できずに過ぎてゆく有給、一か月に休みが3日以下、毎日の飲み会、上司からのプレッシャー

誰でもできればブラック企業では働きたくないですよね。
でももし、苦闘して就職活動をして、入った企業がブラック企業だったら?すぐ転職?でも転職先もブラック企業だったら、、なんて悶々と考えてしまいますよね。

では、もし自分の工夫と受け止め方次第で、ポジティブにブラック企業で働くことができたらどうでしょう。

問題の根本的な解決とまではいかないかもしれませんが、少しでも楽になるのではないでしょうか。

今回は「ブラック企業でポジティブに働く方法」についてまとめてみました。

 

期限を決める

 

ブラック企業でなくても、仕事をしていて一番辛いのは、学校や受験と違って「卒業」や決まった試験の日程などがない事です。
例えば学校なんかは 「どんなに今つらくても、ここを乗り切ったらあと〇年で卒業だから。。!」と自分にいい聞かせることができますよね。

嫌な環境にいなくてはいけない状況で、 「一体自分はいつまでここにいなければいけないんだろう。」 「このまま毎日残業しながら過労死するんじゃなかろうか」
などど終わりが見えないとどんどんネガティブになってしまいますよね。

だからこそ、おすすめなのが自分の中で期限を決める事です。
つまり、自分がいつそこの職場を辞めるか、自分の中で決めるのです。
学校の卒業と同じように、「あと〇年だけガンバろう」と考えてみるのです。

プランが具体的であればあるほどよくて、
「あと〇年働いたら××円くらい貯金できるかた、そしたらまとめて休みをとって、退職金ももらって、ずっと行きたかった旅行に行こう」
等、今のつらい状況が終わったあとのポジティブなイメージを持ち続けていると、毎日頑張れるのではないでしょうか。

ゲーム感覚で仕事をしてみる

先ほど挙げた期限を決めたら、今度はゲーム感覚で働いてみましょう。
期限を決めることによって 「自分はずっとここにいるわけではないんだ」 という事がわかったら、
決められた期限の中で自分なりの目標をたててみましょう。

ゲームだって時間制限があったり、ミッションがあったりしてそれをクリアしていくのが楽しいですよね。
自分自身に与えるミッションは何でもよいのです。
「残業たくさんして今月は〇万稼いでやれ!」 でもいいですし、逆に
「今週は残業〇時間いないで帰ってやる!」 でもいいです。

ゲームでもどんどん難しいミッションや、難解なシチュエーションが出てくると面白くなってきますよね。
ゲームが楽しいのは 「失敗しても大丈夫」 と思っている事と 「期限付きで終わりがみえている」 からなのです。

これはゲームだ、と考える事によって、ゲームをしている間としていないときの区別に様に、
仕事とプライベートのオンとオフの区別がつきやすくなります。
自分がうまい事この 「ゲーム」 にはまることができたらあとはこっちのものです。

そうなってくるとポジティブに楽しみながら、多少の苦しい事がやってきても、
「面白くなってきたぞ!」と考える事ができるようになってきますよ。

もうひとつ、ゲームと似ているのは、何でもいいから一つ仕事をしている中で好きな事を見つけることです。
「毎日お昼に近くの定食屋で食べるサバみそ煮定食がさいこうにおいしい」 でもいいですし、
例えば外回りが多い仕事なら 「帰りに外で飲むこの一杯の缶コーヒーが染みる!」
店舗で働いているなら「開店前の誰もいない店舗を独り占めできるのが好き」
等本当に小さなことでいいのです。
「この仕事じゃなきゃ味わえない楽しみ」を見つけてそれを目標にしていくとポジティブに仕事に挑めます。

これも経験と考える

よく人生の教訓として言われているのが、「人生に無駄な時間はない」という事です。
ブラック企業で一回でも働いたことのある人はまず、圧倒的に打たれ強くなります。
例えば運動系の部活のように、ハードなきつい練習を積み重ねれば積み重ねるほど、どんどんスキルと自分のできる事の限界が広がっていきますよね。

そして、そのあとも、例えば転職をしたとして、一回でもブラック企業に勤めたことのある人であれば、
「あれ、この感じ、前に働いていた株式会社ブラックと似ているな、、」
と自然とレーダーが働き、優良企業をかぎ分けることができるようになるのです。

これはたまたま最初の職場が優良企業で一生そこで過ごすような幸せな人には決してない能力です。
一回この嗅覚が研ぎ澄まされれば、これは一生の財産で、職場探しだけでなく人や環境・組織全般に対して、「ここはやばいんじゃないかな」 「この人は要注意だぞ」 とすぐに気づけるようになります。

周りを味方につける

前にあげたゲームの例でいくと、仕事がゲーム、だったら同僚は、「一緒にゲームの中で冒険をしている仲間」 です。
個人プレーではなく、みんなと一緒になって共通の敵と戦っている、
そう考えると今までうっとうしかった同僚も、上司も、少し身近な存在に感じませんか?

一緒に戦っている仲間として接してみると、相手も少しづつ心を開いてくれて、
そうなると今まで一人で戦っていたのが、何倍もの力をもらえるようになります。
ブラック企業だから仕事量は当然膨大、つまり敵は手ごわいのです。

でも手強い最大級の敵が相手だからこそ、仲間との結束も高まります。
「みんなでがんばっている」と考えれば、少し苦しくても乗り切れるようになりますよ。

ブラック企業ではどうしても従業員にかかるストレスが大きく、お互いがコミュニケーションをとる時間がとりづらくなってしまい職場がピリピリしてしまいますよね。

でも仕事が大変だからこそ、仲間との助け合いをすることによって、一気に気持ちがあがります。

 

 

「自分はこの企業の弱みを握っている」と考える

ブラック企業は労働法をはじめとしたコンプライアンス意識が低いのが特徴の1つです。

ということは、コンプラ周りに弱いブラック企業は、従業員に対して「うちの会社はタレこまれたらまずい」と暗に言っているようなものです。

例えばタイムカードを提示で押してサービス残業を強いるようなブラック企業の場合は労働基準監督署、パワハラなら労働局、お客様に対して不適切な説明が横行しているのなら消費者庁など。

普段は威圧的な言動を取る上司に何も言い返せなくても、規制当局にタレこむ選択肢は従業員にあるのです。そう考えれば、暴力や違法な残業などの数々のブラック要素は、すべて従業員に有利に働きますから、それらの情報を収集していると、ブラック上司もかわいく見えてくるでしょう。ブラックな職場で主導権を握っているのは従業員の方です。

 

ひっそりと内部告発の準備をする

ブラック企業の運命を握っているのは従業員の内部告発の可能性であることを説明しましたが、実際に情報を収集するとさらに生殺与奪の権利を手にしたかのように、気分が楽になります。

ここでのポイントは、「ブラック企業の憂鬱が和らぐ」ということです。

もし職場にパワハラ上司がいるなら、会議や打ち合わせの際にその上司の言動を録音しておくなどします。

メモを取ると従業員の仕事に余計な工数が追加されてしまいますから、録音がいいでしょう。実務的にも、メモより録音データの方が証拠としてのインパクトは大きいのです。

他にも残業代未払いなどは、実際に帰宅した時間とタイムカードの時間両方を記録しておくといいかもしれません。

ここでは告発の方法はテーマではないので、他に譲ります。繰り返しになりますが、「生殺与奪の権利を手にする」そして、「その気になったらすぐに報復できる」手段を持っておくということです。

「今はストレス耐性を鍛えている」と考える

ブラック企業において、優れたビジネススキルを身につけるのは非常に困難です。

というのも、ブラック企業は従業員のスキルアップには興味がなく、教育制度も未整備な場合が多いのが1つの理由です。

もう1つの理由は、従業員が優れたスキルを身につけてしまうと、簡単に競合他社に転職してしまい、拘束可能な従業員が減ってしまうからです。

こうした理由から、自社内でのみ通用するスキルを強要する傾向にあります。社外にも通用するスキルをつけるのは諦めた方がいいでしょう。

しかし、ブラック企業だからこそ身につくこともあります。

ブラック企業の種類にもよりますが、ブラック企業にあってホワイト企業にないものは、職場の強烈なストレスと人を馬車馬のように使う長時間労働は概ね共通していて、場合によっては両方とも当てはまります。

ブラック上司からの理不尽かつ苛烈な叱責は、最初こそ辛いものですが、人間は慣れる生き物です。慣れてくるころには、普通の会社・取引先で普通に受ける指導やお叱りは何とも思わなくなるのです。

転職の選考過程で圧迫面接を受けても、平常心を乱すことなく対応できるようになるでしょう。

長時間労働についても同じで、合法でも違法でも、1日14時間仕事をしていた人が転職をして、1日10時間(残業は2~3時間くらいでしょうか)の仕事をするようになったとしても、対して苦ではないでしょう。

ブラック企業の人心掌握術を観察してみる

また、ブラック企業の従業員は、周囲から「転職すればいいじゃん」と言われてもなかなか転職に踏み切らない傾向があります。

理由は様々考えられますが、理性的に考えれば、今の状況がひどすぎるなら転職して逃げ出すのが最良の方法で、戦うと反撃されてしまいます。

3年以内離職率がたとえ30%を越えていても、3年を超えた社員の定着は思いの外悪くないのです。

こうして良くも悪くも、一定の数の従業員をつなぎとめる力がブラック企業にはあるのです。

その理由は何か?と考えて観察してみると、ブラック企業特有の人心掌握術が見えてきます。これは、上手に使えば組織を束ねるための方法として利用できるものです。

例えば

・福利厚生に訴えるのではなく、「ビジョン」「夢」などで社員を束ねる
夢やビジョンに共感して使命感を覚える人というのは一定数います。ベンチャー企業や、大企業の新規事業など、前例のないことをやる際には有効は方法です。「ビジョン」という抽象的なもので社員を拘束するのがブラック企業の手口です。

・最初に「洗脳」する

入社して日が浅いうちに、「新人研修と称して」ホテルに缶詰めにして、1日12時間くらいの研修をする。意識が朦朧としてくるなかで同じことを聞かされ続けると、おかしなことでも正しいことのように感じられるようになります。

他にもあるでしょうが、なぜブラック企業がブラック企業として組織を維持できるのか。そこには、従業員の転職先で役に立つ考え方が隠れているかもしれません。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。ブラック企業で無理な働き方を続けて心も体もしんとくなってきてしまうと、
どうしても先が見えないそれこそ 「お先真っ暗」 な気持ちになってきてしまいますよね。
そんなときだからこそ忘れてはいけない、ポジティブでいつづけるためのポイントをいくつかお伝えしました。
でも、忘れてはいけないのは 「ブラック企業は普通の状態ではないこと」 です。
ブラック企業に入ってしまったら仕方ない、ポジティブに乗り切りましょう!

でもこの状況が普通じゃない、といつも自分に言い聞かせ、自分自身がブラックな状況に麻痺してしまわないようにしてくださいね。

みんながブラック企業の状況に麻痺してそれが当たり前になってしまったら、世の中はブラック企業だらけになって、それこそ逃げ場がなくなってしまいます。

現に最近は先の不景気の影響もあり、企業は人をただの資材としか考えていない所が増えてきたように感じます。

だからこそブラック企業にあたってしまう事も多いのです。

もし、ブラック企業に入ってしまったら、とにかく自分を追い詰めずに、なるべくポジティブに考えて、自分で自分を守ってあげましょう。

そしてそこで培った 「ポジティブに仕事をする方法」 は今後どんな場所でどんな仕事をすることになっても
かならず自分にとってプラスになってきますよ。