ブラック企業から家族の反対を押し切り退職

前職はいわゆるブラック企業と呼ばれるような会社でした。

職種は事務職です。

中小企業で、急激に会社の規模を広げており「夢を持つ社員を我が社は応援します」などと意味の分からない事を言う割りに、年間休日60日・残業時間月80時間・休日出勤手当てなしというまさにブラック企業そのものでした。

勿論、残業代が出たことはありませんでした。ある業務の目標を達成すると金一封が出ると言われたのに出された試しもなく、様々な面で会社に対しての信頼を失っていました。

しかし、1年未満で退職するのは履歴書にキズが付くような気がして中々退職届けを出せずにいました。

毎日クタクタになり、仕事が終わって家に帰ると夕飯を食べる気力もなくベットで眠る日々。

朝起きたら慌ててシャワーを浴び、仕事に向かう。その繰り返しでした。

前職に勤めてから2年が経った頃、体力的にも精神的にも追い詰められ、家族に「今の会社を辞めたい」と理由も述べて相談をしました。

しかし、大反対されてしまったのです。

「どんな会社だって、大変なことはあるんだ。2年位で辞めるなんて、だめだ」と。

分かってくれるものかと勝手に信じていた為、「辞めるな」と言われた時はちょっとショックでしたね。

そんな日々を過ごしている頃に、2学年上の高校時代の先輩に会う機会がありました。

その方は大手企業に勤めており、スーツはビシッと着こなし、全体的にこう「キラキラしてる」という表現がぴったりの方でした。

なのに、自分は疲れはてて、目の下にはクマがあって、スーツはヨレヨレしているし・・・そんな自分を見て本当に嫌気が差しました。

「怠けているわけではない、毎日めいっぱいの仕事をしているのに」と思いました。

それから体力が限界を迎え、倒れそうで倒れない日々を過ごし、「このままで終わりたくない・・・」という思いを抱えながら入社して2年半経った頃、家族の反対を押しきって退職することに決めました。

「自分も先輩のように輝きたい」

それが転職しようと思った一番の理由です。

妥協せず粘って手にした職

前職を辞めて、転職活動をすることになったのですがハローワークに足しげく通ったり、毎日求人情報を見てみるものの中々、コレ!という情報が見つかりませんでした。

地方であったからか、中途だからなのか自分の希望するイメージの会社の募集などほとんど見つからずかなり焦りました。

しかし妥協してどこかに入社してしまえば、またブラック企業かも知れないし、また辞めることになってしまうから妥協しないで行こう!と諦めずに転職活動を続けました。

当時実家住まいだったから住宅費がかからない分、妥協しない転職活動が出来たのかも知れませんが。

ただ、生活費は自分の貯蓄から切り崩して生活していました。

前職を退職してから1ヶ月経った頃、家族からは「早くどこでもいいから転職しなさい!この時代に何を選り好みしているんだ」と時々責められることもありましたが、自分の考えを伝え、納得はしてはもらえませんでした。

「良い会社に入りたいんだ」と言い続けました。

すぐに面接試験に行けるようにとスーツや靴、鞄、履歴書を準備し、筆記試験の勉強をしたり、面接の練習も一人で行いました

転職活動を始めてから2ヶ月経った頃、ある求人広告にある有名企業の求人を見つけたのです。

しかも正社員でした。

給与・待遇も申し分なく。年間休日が121日もあり、前職に比べたら夢のような待遇でした。

複数の会社の面接を受けるのではなく、この一社にかけようと思いました。

書類選考(履歴書・職務経歴書・論文的なものを郵送にて提出)→書類選考通過→筆記試験→面接という流れで、一週間後に無事採用の通知を頂きました。

その時は、天にも昇るような嬉しさだったことを覚えています。

面接の際は、支店の一番偉い方と(支店長)、2~3人の面接官の方が面接してくれたのですが、支店長から「なぜ、前職を辞めたのか」という質問がありました。

これは本当になんて答えて良いのか悩むところですが、私の場合はそのままの待遇面を伝えました。

下手したら根気のない人、ひとつの会社に3年続けられなかった人と思われかねません。

しかし支店長は「申しわけないですが、私だって○○さんがいた会社を続けることはできなかったと思います。私も退職したと思います」とお言葉を下さったのです。

そして「安心して下さい。私達の会社は社員にそんな扱いを絶対にしません。休みもちゃんと週休2日あります。」と。それがとても印象的でした。

 

終了面でも待遇面でも大満足な職を手にする

 

転職先は前職と同様、事務職でした。

しかし前職があまりに過酷な仕事だったのか、転職後の仕事は楽に感じました。

年間休日は121日、ちゃんと取れて、多少の残業はあるものの、苦痛を伴うほどはなく残業代もきちんと出ました。

給与面でも年収が200万アップしました。

転職することを家族から大反対を受けたり、会社を辞めるということに、後めたさや引け目を感じていました。

「今より良い会社に行けなかったらまずいな」等と色々と悩みましたが、転職して本当に良かったと思います。