現在、転職先を探している男性の方々で事務職に就きたいと考えている方はいらっしゃいませんか?例えば、これからの年齢で体力的に現場作業はキツいと思ったり、営業の人付き合いが嫌だとかの理由ですね。

もちろん、事務職という仕事に憧れて就きたいと思う方もいると思います。

しかし、事務職に応募してみると思ったより面接に通らない、もしくは書類選考で落とされたりして自信を無くされたりしていませんか?

 

 

そもそも事務職って何?

 

 

根本の話になってきますが、皆さんの中で事務職とはどういう職種でしょうか?

簡単なデータ入力?会計帳簿の記帳や伝票入力の事でしょうか? 実は事務職とは会社によってやることが全く違います。

求人票に簡単なデータ入力と書いてあっても、CADのような専門ソフトを使う場合もあれば、Excelに手入力で数字を打つだけの場合もあります。

この曖昧さも事務職って何やってるんだろう?=何やってるか分からないから見下される。に繋がるのではないでしょうか?

 

古い考えは無くならない

 

昔から事務職といえば女性というイメージがありますよね?OL=オフィスレディとは女性の事務員さんを指したりします。ショムニというドラマもありましたよね。

いやいや、今の時代は男女雇用機会均等法により男も女も関係無いんだ!…と言ったところで、やはり社会のイメージは簡単には変わりません。私の勤めていた会社では事務員が不足して雇用する際、求人票は女性限定とは書いていませんでしたが、応募の電話で男性から掛かってくると露骨に断る方向にすすめていました。

そんなことをしていたら事務員の確保は遅れるばかりです。そこで事務員が足りないなら男の私がやりますよと上司達に対して立候補したのですが、上司達の言い分としては、「電話応対や接客をするのに野太い男より、女性の方がお客さんも安心するだろう?」や「お前、男にお茶淹れてもらって嬉しいか?」ということで却下されました。

これは、女性の事務員さんからも同じ事を言われたので男性だけの意見でもありませんでした。私は特殊な業界の監査士資格を取得していたので、そこらの事務員さんより能力的には長けていましたし、実務もこなしていたので金銭の流れも理解していましたが、上記のような理由で事務職を却下されたのです。

おそらく他の会社でも同じような意見で、男性の事務員を面接にもかけずに落とすか、面接に来た男性に営業や現場作業の話を持ち掛けていると思います。その男性が素晴らしい資格や能力を持っていたとしてもです。

 

事務職の社会的位置付け

 

そもそも事務職自体が、会社内、社会全体でも見下されている感は少なからずあるのではないでしょうか。

事務職自体は、単独で収入に通じる部署ではないことも大きな要因かもしれません。

ですが、会社が会社として存続する為には事務職は必須です。中小企業に至っては1人で会社の経理を全て回しているような事務員がいるケースは珍しくありません。

この人が休んだり辞めたりすると、会社が立ち行かなくなることが頻繁に起こります。そんな社長より会社の事が分かっているくらいの人達でさえ、「現場の人間が食わせてやってるんだ!」というようなパワハラを受けたことがあると思います。男性が事務職に就くにはどうすれば良いかという事からは少し脱線してしまいましたが、これから具体的にどうすれば事務職に就けるか考えていきましょう。

 

男性が事務職に就くためのポイント

管理職につく

 

おそらくこの方法が一番確実な気がします。最初から事務職に就くのは前述の理由により至難の技です。

ですが、現場経験を積んだうえで事務のスキルも磨けば管理職になれる資格としては充分です。ただし、管理職は事務のスキル以上に現場のマネージメント業務に対してのスキルが必要になってきます。

このスキルは、一朝一夕で身に付くものではありませんし、性格や考え方次第では管理職という職務をこなすことが出来ずにドロップアウトする可能性もあります。(ちなみに私もドロップアウトしました。)

 

専門職に就く

 

データ管理などの専門的かつ現場作業を伴わない職種に就くことはどうでしょうか?ただし、専門職自体、専門分野の勉強をしていないと入社出来ませんよね。

それに必須の資格なども応募条件としてあることがとても多いので初めから的を絞っていかないと難しいかもしれません。それにそういう専門職に就いたからといって、データ管理などは出来ますが、事務職に就けるとは限りません。事務職は専門職ではない人を別に採用しているかもしれませんしね。

 

パソコンスキルを身に着ける

事務をやろうというのに、パソコン何もできません、わかりませんでは不採用確定です。

採用する側も、事務職に応募する段階で、一定のことはできる、と踏んできますので敢えて細かい質問(何がどこまでできる」という質問まではしてきません。

そして、向こうの求めるパソコンのスキルレベルは、面接担当者のパソコンのレベルが基準となります。

常にパソコンを扱うような職種なのであれば、それ相当のスキルを持っている方が面接官になりますので、中途半端な知識はさらさないほうがよいでしょう。逆に、「ちょっとこの企業、パソコンとは無関係かな」と思われるところ(田舎の建設屋の事務とか?)の場合、パソコンが少々できるのであれば、強いアピールポイントになります。

事務職は、常にパソコンとにらめっこして仕事をする状態です。ネット検索はもちろん、エクセルやワードといった基本ソフト、メールソフト。他の部署から、プレゼンを作成してくれと依頼が来ることもあるでしょう。

そんな時に、いちいち上司や先輩に聞いて回るわけには行きません。
「当然できる」と思われていますので(仕事の指示をする人のパソコンレベルが、できて当然のレベルになります)、誰も教えてはくれません。わからなければ、自分で解決するしかないのですが、そのためにも、パソコンを使う必要があります。

現代の事務職では、パソコンのスキルがない場合、とてもじゃありませんが仕事になりません。

 

事務系に就くためには資格が必要

「私、パソコンできます」と口頭で言われても、どこまでできるのかさっぱりわかりません。本当は、とんでもないプログラムを組むことができ、パソコンのありとあらゆることを実行することができ、そこらへんのエンジニアレベルでは歯が立たないほどの力を持っている方と、エクセル2級持ってますという人では、後者のほうが優遇される可能性が上がります。

具体的に何ができるかを証明するものを持っているからです。

これは、パソコンスキルだけでなく、他の部分でも共通する部分があります。

経理担当を希望していて、例えばその方が税に対して税理士並みの知識を持っていたとしても、税理士の資格を持っている人、下手すれば、簡単に取れてしまう、ファイナンシャルプランナー3級程度の方にすらも、敵わないかもしれません。キチンと自分の実力を証明できる「資格」というものを手に入れておくことが必要です。

この資格に関しても、贅沢を言えば、初級クラスではなく、上位の級の資格を取得しておくことがベストでしょう。

先のファイナンシャルプランナー3級は、知らない人からしてみると、なかなかに難しそうに見え、金融のプロとかいう、うたい文句も着いて来ますが、その実、テストの内容としては、金融の初歩の初歩。持っていても何をすることもできないレベルであり、合格率も非常に高く、1~2週間も勉強すれば、満点で合格できるのではないか(合格ラインは6割程度の正解で合格。それも、すべてマークシートの選択式)というレベルです。

採用担当者は、このあたりを知っている可能性がありますし、ネットで検索すればすぐにわかってしまう情報です。ファイナンシャルプランナーなら、1級とは言わずとも、2級は欲しいところです。

エクセルに関しても、3級はまだまだ素人レベルです。パソコンで、ネットや動画視聴くらいしかしない人からしてみれば、すごい資格かもしれませんが、じょうじエクセルを扱っている人であれば、勉強なしでも合格してしまうのではないかと思えるくらいです。2級、もしくはMOS(マイクロオフィススペシャリスト)くらいのレベルは欲しいところです。

 

男性が介入できる事務職も存在する

今の世の中には事務職=女性というイメージはあります。

しかし、その仕事は、窓口での受付であったり、お客さまへの対応であったり、対人業務に特化しています。
よい例が、銀行だと思います。
預金など、一般のお客様を相手にして、銀行の顔になっているのは女性の方々です。

男性は、融資や債権の回収などの業務を行っています。

そりゃ、いかつい男が笑顔といえども「いらっしゃいませ~」とドスの聞いた声で言われるよりは、綺麗な女性が「いらっしゃいませ~」と言ったほうが華になります。先の男性は「金、払わんかい」と言っていたほうが似合う気がします。

両方とも、銀行の事務員という立場ですので、男性が事務職に入り込む余地は十分にあります。

他の企業でも、この部署は事務系だけど男ばかりの部署というものがあると思います。
税理士、社労士、行政書士。いずれも国家資格で難易度の高いものばかりですが、合格者の比率を見ると、男性が勝っています。
仕事には適材適所というものがあります。
事務職に就こうとしているのであれば、自分はどのようなことができるのか、それに伴いこれだけは詳しいぞという武器を用意しておけば、男性女性関係なく戦っていけるのではないでしょうか。

まとめ

 

さて、男性が事務職に転職することを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?能力や資格を考慮されずに男性というだけで事務職を却下されてしまう現実は確かに存在します。

それでも事務職というものは、会社にとって必要不可欠な大事な存在です。

男性が事務職として介入できる業種、職種は確かに存在しています。男性だから事務職は難しいという風に悲観することなく積極的にチャレンジしていきましょう。