転職活動中今度は営業職の活動をしたいと考えている人もいます。しかし、営業職は向いていない人もおり、面接を受ける前に事前に知っておいた方がいいこともあります。どういう人が営業職に向いていないのかを説明します。

そもそも営業職とは

「営業職」と言えば、ドラマなどの影響で「外回りをして仕事を取ってくる人」などの漠然としたイメージを抱くかもしれません。

でも実は、その仕事内容は多岐に渡り、ただ単に「愛想よく外回りをしていればよい」というものではありません。

そもそも営業職とは、自社の商品を売り出すのが仕事です。そのためには、「その商品の売り(他社よりも優れている点)はどこか」「前の商品と比べてどんなところが改良されたのか」「どんなところが新しいのか」などをよく知っておく必要があります。

いくら愛想が良く、相手の懐へ入るのが得意な人でも、「じゃあこの商品はどんなところが良いの?」と聞かれたときにしどろもどろになっては、商品を導入してくれるわけはありません。

場合によっては他社に乗り換えられてしまいます。また、商品の良さをきちんとアピールできるようなツールを作ることも営業の仕事です。

パワーポイントを作成して提案するなど、相手によりわかりやすく自社商品を使うメリットを伝えるのも営業の仕事。もちろん、導入してくれた会社にきちんと納品されたかのチェックや、アフターフォローも欠かせません。ざっと考えるだけで、これほどの仕事があるのが「営業」なのです。

 

勉強するのが面倒くさい人

「勉強」と言っても、数学や英語の勉強ではありません。自社の商品についてよく知るための勉強です。

例えば「自社のビールを大手チェーンの居酒屋に導入してほしい」と考えたとして、ただ単に「おいしいので入れてください」と営業しても話になりません。

相手は、そのビールを自社に入れることでどんなメリットがあるか全く見えないからです。

そのためには、自社ビールが他のビール会社とどんな差別化を図って作られたものなのか、そのビールを実際に導入している居酒屋の売り上げはどのくらい上がったのかなどを詳しく知る必要があります。

ビールの原料をどこから仕入れているのか、醸造工程の特徴は何なのか、売り上げアップの根拠になる統計的なデータは、などを詳細に知って初めて、人に自信を持って説明できるのです。

不勉強で面倒くさがり、「給料さえもらえれば、あとは仕事で手を抜きたい、楽したい」と思っている人には、営業職は向いていないと言えるでしょう。

 

顔にすぐ本性が出てしまう人

 

態度で本性が出ることも稀にいる人もいますが、一番大事なことは顔に本性が出てしまうのはよくないです。確かに仕事嫌だという気持ちをなくしたり、人に好き嫌いがありこの人嫌だと思うこともあります。

営業職の場合、人とコミュニケーションを取るときにまず人はどこを見るかというと顔に出ます。顔に本性が出てしまうと信頼性に欠ける場合もありがちなこととなります。

顔に本性が出ないようにするにはどうしたらいいか考えるよりも、心に思っていることを顔に出さないようにすること自体かなり難しい人もいます。それぞれの個性でもあり性格でもあるから、これを直すといっても直らない場合もあります。

どんなときも顔に出ず応対が出来ることが望ましいです。確かに何か支えになってあげたい、一緒に分かってあげたいなどの気持ちを持つことは問題ありません。しかし相手にするのはいろんなタイプの人のため、受け入れてくれる人ばかりではありません。特にくよくよするのはよくないし、これを顔に出てしまうとますます効率が悪くなってしまいます。

ずぼらでマメなことが嫌いな人

「足で稼ぐ」という言葉がある通り、営業はとにかく自社の商品を導入してくれている会社にマメに足を運び、使い心地や売り上げについて知る必要があります。

そうすることで相手の信頼を得られるだけでなく、自社の商品の問題点を把握し、質を上げることができるからです。電話やメールでもいいところを「あえて足を運ぶ」という一手間をかけられる営業は、相手からの信頼度が格段に違います。

また、何か問題が起こったときに迅速に対処したり、その問題の裏に別の問題が隠されていないかを考えるなど、スピードと細かな配慮が必要なのも営業職の特徴です。営業で高い成績を収めて出世している人は、とにかく私生活でも、そのマメさが顔を出します。

フットワークが軽く、忙しい毎日のはずなのに、友達同士の飲み会でおいしいお店を予約してくれたり、同窓会などの場で所在なげな人がいたら話しかけたり…。「あー、こういうところが営業としての優秀さにつながっているんだなあ」と思うことしきりです。

きっと、マメさが板についているんですね。「時間がない」「忙しい」ということを言い訳にして、「メールでいいのに、どうして足を運ぶ必要があるの」「そのくらいの小さい問題、どこででも起こるよ」などずぼらな考えを持っている人は、営業職には向かないかもしれません。

 

人に感謝できない人

プレゼンの結果、商品を導入してくれた会社があったとします。そんなとき、「俺のおかげ」「俺が営業をかけたから売り上げにつながった」などの傲慢な考えを持つ人が、実は営業にはよくいます。

が、よく考えてみてください。その商品を開発したのは誰ですか?プレゼンのときの会議室をセッティングし、お茶を用意してくれたのは?資料をコピーしてくれたのは?何より、その商品の良さを認めて、導入してくれた人がいるはずです。

営業職の人の中には、「俺たち営業が暑い日も雨の日も外回りをしてやってるから、商品が売れて会社が成り立ってるんだろ」ということを平気で言う人がいます。

それはある一面を見れば真実かもしれませんが、会社は一つの部署や一人の力で成り立っているものではありません。「いい商品を開発してくれたから、営業がかけやすかったよ」「会議室、きれいに整えてくれてたから相手の心証もよかったと思うよ」という同僚への感謝の言葉。取引先への「いつもありがとうございます」「こんな大変な時代に、うちの商品の良さを認めて導入してくださって、感謝しています」という言葉。

このちょっとした「感謝」ができない人は、営業として失格と言えるかもしれません。

 

コミュニケーションが下手な人

 

コミュニケーションが下手な人とお喋りな人とは意味が違います。お喋りな人というのはコミュニケーションが得意でも苦手でもお喋りが好きな人は沢山います。お喋りが少ない人もコミュニケーションが上手な人と下手な人がいます。つまりどういうことかというと、人と対話するときに上手に言葉が言えず揉め事がすぐ起きたり、人とトラブルが多いのはこのコミュニケーションが取れていないことがよくあります。

どうしてこうなるかというと困ったときに上手く言葉が言えていないために、四苦八苦考えた結果言葉を誤ってしまう人もいると思います。コミュニケーションが下手な人はこういう人と対話したり接客することに向いていないし、もし接客したとしてもどこかで必ずつまづきます。

営業職は特に人と話すことがメインとなります。コミュニケーションが急に上手くもならないし、元から苦手な人を無理やり直して頑張ることはかなりの至難です。

自社商品を売り出すときに、相手に伝わりやすい言葉で、ユーモアも交えつつ、締めるところはしっかり締める。そんな「話術」が必要なのが営業職です。

話すのが苦手な人、話し方がボソボソしていて聞き取りにくい人、自分の頭の中で話の順序がうまく立てられない人。そんな人は、言葉のコミュニケーション力が不足していて、取引相手を困惑させてしまうかもしれません。

また、話が得意でも、相手の反応を見ずに一方的にしゃべってしまう人がいませんか?自分の話の滑らかさに酔ったり、自分が話したいことを一方的に話してしまうあまり、相手の反応を見ていない人もいます。たまにひと呼吸置いて笑顔を見せる、相手に「質問はありませんか?」と聞く、うなずきながら相手の考えを聞くなど、「自分の説明したことにいっぱいいっぱいにならず、相手の反応を見る。自分も反応を見せる」のが、言葉以外でのコミュニケーション力です。

この力が不足していると、相手に誤解を与えたり、時には不快な気持ちにさせてしまうことがあります。「コミュニケーション力は営業職の第一条件」と言われる通り、この力がない人は営業職に向いていないことが多いです。

 

体調が優れない人や暗い人

 

どこか弱弱しい、どこか頼りない、どこか気になる点がある人は営業職に向いていません。その中でもいくつか種類がありますが、まず健康に問題がある人は営業職は難しいです。健康に自信がないと本来こちらからお客さんを支える立場のはずが、お客さんから営業職をやっている人を支えてしまうケースになります。こうすると信頼性に欠けてしまい、いろいろと困ることも出てきます。

健康ももちろん大事ですが、健康であっても向いていない人も沢山います。これはどういうことかというと特に暗い印象があるとよくありません。営業職なのに何も話さない、聞かれても多分という言葉や安定性のない言葉を発してしまう、どこか言葉に暗いところがあるなどという雰囲気があると営業職に向いていません。お客さんはどういうものを求めているかというと安全性、安心という言葉を考えながら対応したい人が沢山います。どこかいつも自信がなかったりするとお客さんも困ってしまいます。

暗い性格をいきなり明るい性格に変えるのは難しいです。どうしてかというと安心出来る言葉、どうしたら明るくなれるかということが分からないからです。無理して営業職になってしまうと自分も大変になります。

 

嘘をつく人もよくない

 

嘘をつく人というのはいろいろいますが、特に大事なときに嘘をつく人はよくないです。営業職をやっていて安全性がしっかりしていないのに、大丈夫と言葉をかけたり、何か問題があっても大丈夫ですと言って過ごしているだけの人も問題です。

ときには営業職をやっていて、やたらと親切な言葉ばかり述べるのもよくありません。きちんとした態度や紳士的もしくは大人っぽい女性的になるのは大事なことで、嘘を言わず上手く言葉を言いながらきちんと用件が話せる人が向いています。明らかに嘘と分かって嘘ばかり話していると信用にも欠けてしまいます。

嘘もあまりつかないように基本はしっかりし、会社のお手本となるような形で続けられないと難しいです。

 

まとめ

 

営業職は簡単なようだけれど実はとても難しいです。何となく自分が向いているという軽い考えでいるとまず面接から落とされるし、もし受かったとしても厳しい上司の態度ばかり見なければいけません。

営業職としての基礎が出来ないと会社からも評判を落とされるし、会社の評判も落ちます。会社にいるのは自分だけではなく他の人もいます。上記に該当する人はもう一度考えをしっかり見直すことも大事です。