将来の不安から転勤をきっかけに転職を決意

 

大学を卒業して、行きたかった会社に無事に内定をいただき、5年間コスメ関係の店長として働いていました。

接客業ということで20代前半のうちは体力にも自信があり、店舗の棚卸しやディスプレイ変えで、帰りが夜遅くなっても、一晩寝ると元気に回復していました。

また、アルバイトのスタッフをまとめたり、勉強会を開いたり、いろんなところで催事を開催したり、売上管理を責任持ってこなしていくことで、店長という仕事にとてもやりがいを感じていました。

頑張った分だけ、売上はついてくるし、スタッフの成長を近くで見れることがとても嬉しかったです。

 

26歳を過ぎたあたりから、少しずつ体力に自信がなくなり、シフト制だったため生活リズムも崩れ、店長としての責任を果たせていないような気がしていました。

接客を楽しんでいたはずなのに、気がつけばパソコンで売上チェックばかりしていて、自分のことで精一杯でスタッフのフォローもできていなかったと思います。

あの頃は笑顔も消えていて、仕事もプライベートも楽しんでいませんでした。

また、このままずっと販売員として続けていくのか?という将来に対する不安が以前からありました。

すぐに結婚して早めに子供が欲しかったということもあり、ずっと販売員を続けていくのは難しいと思っていました。

転勤がとても多い会社だったので、転勤の辞令が出たのをきっかけに、お断りをして、当時付き合っていた彼と結婚するというタイミングで転職に至りました。

 

自分のやりたかった旅行会社への転職

 

5年間、販売員として働いていたこともあり、転職後は定時で帰れるような一般事務の仕事を中心に探していました。

プライベートも充実させたかったので、いろんな会社の口コミなど見て忙しそうな会社は即候補から外していました。

リクナビやマイナビ、DODAなどの大手転職サイトに登録したり、地元のハローワークに通って、大学の就職活動と同様に自己分析から始めました。

一番大切にしていたのは、「自分はどうしたいのか?」という気持ちをひたすらノートに書き留めて、そこから自分が本当に望んでいる環境や生活、仕事、ライフスタイルを今一度見つめ直していきました。自分の希望が100%叶うところなんてないと思っていたので、自分がここだけは譲れないというようなことを明確にしていきました。

 

ただ、自分には事務の経験もスキルもなく、気になった会社に履歴書を送っても面接まで辿りつけず、苦戦しました。

一般事務というざっくりした希望であったため、志望動機の内容も薄く相手にも思いが伝わっていなかったのだと思います。

もう一度立ち止まって一般事務でもどのような内容に興味があるのか考え直しました。

大学の頃から旅行が大好きだったので、旅行関係の仕事に携われたらと思い、むやみやたらに応募するのではなく、旅行関係の会社にしぼって転職活動を続けました。

 

気になった旅行会社が転職サイトの求人に出ており、早速履歴書を送り面接まで辿りつくことができました。

実際に面接に行って、社長と話す時間があり、規模も小さく少人数の会社でしたが社長や会社の雰囲気がとても良く「ここで働きたい!」と強く感じたのを覚えています。

すぐに採用の通知が来たときはとても嬉しく、また転職活動からやっと解放されてすっきりしました。

 

新鮮な気持ちで挑む転職後

 

やはり販売員からの転職ということもあり、何もかもが新鮮でした。

パソコンのスキルはあったのでほとんどの作業は問題なくこなしていましたが、営業に来るお客様や、電話で取引先の方とお話するときなど、言葉遣いひとつひとつが合っているのかどうかなど不安に思いました。

ビジネス用語も分かっていなかったし、ビジネスマナーも何も身につけていなかったので、一から先輩に教わりました。名刺の渡し方、お茶の出し方、電話の取り方など毎日が勉強でした。

いくつかの宿泊施設の担当になり、そこの売上を上げるというお手伝いをしていました。

宿泊施設のスタッフの方々は忙しく、なかなかウェブ業務ができていなかったのでフォローしたり、代わりにその施設のブログ配信などを行なっており、事務というよりはコンサルティングのような業務にも携わっていました。

担当先の方と何度も電話で、旅行サイトの内容や写真をチェックしたり、ときには宿泊施設に招かれて料理の相談や、イベント企画などを一緒に考えたりしていました。

販売員とは全く違った業務で一緒に作り上げていくという感覚があり、売上が伸びたときには本当に嬉しかったです。

転職中はとりあえず一般事務で、定時に帰れたらいいやというような気持ちで動いていましたが、今は仕事が楽しく最初の頃のような気持ちはなくなりました。

自分の生活も大切でしたが、仕事に対して責任を持ち、楽しんで働くことで周りの環境やお客様も変わっていくのだと実感しました。

販売員をやっていた22歳〜27歳の頃は自分にも甘く、すぐに飽きて頑張れなくなってしまうことにうんざりしていました。

あのとき勇気を持って転職活動をして良かったと思います。

 

また、自己分析はいまだに定期的に行っています。

転職をしなくても自分を見つめ直す大切な作業だと思います。自分がどう生きていきたいのかを考えることで、間違った方向にいきそうになったときも軌道修正することができます。

常にアップデートしていくことが必要だと転職活動を通じて学ぶことができました。