入社してまだ半年しか経っていないというのに、早くも会社を辞めたくなったあなたはどうしたらいいのでしょうか。
他の可能性を探るなら早いに越したことはない気がしますが、こんなにすぐに辞めてしまって後悔してしまいそうで不安なはずです。今回は半年で会社を辞めるメリットとデメリットをご紹介していきましょう。

 

早く辞めれば心の傷が軽く済む

 

早いうちに仕事を辞めることであなた自身の心の傷は軽く済みます。
もしそのまま我慢して続けていたらと想像してみてください。やりたくもないことをしてもきっとそれが態度や成果に出てしまうでしょうし、ますます自分の評価を下げるだけで立場を悪くしていくだけのような気がします。

そんな自分にどんどんげんなりしていき、「こんなことならあの時辞めておけば…」なんてことにもなりかねません。
ズルズルとそのまま仕事を続け、身も心も疲れ切って病んでしまうという可能性もあり、やっと頑張ろうと思えてもそれがかなわないことだってあります。

その時、生き生きと仕事に励む友達や恋人の様子を見たあなたはどんな気分になるでしょうか。
「自分だけ不満が多くわがままを言っているのかもしれない」とか、「世の中に順応できないダメなやつなんだ」なんて思い、自分を嫌いになっていくことも考えられます。そして、人に自分を見せるのも人の頑張る姿を見るのも怖くなってしまうというケースも考えられます。

こんな風にズタズタになる前に辞めることができれば自分を滅ぼさずに済みます。
また、周りにも余計な心配をかけずに済むため気持ちも楽です。

一時は多くのプレッシャーから解放される

学生のときは、学業はあるものの、自分の好きなように日々を暮らすことができましたが、社会人になれば毎日当然のように朝早く起きて、同じ時間に出勤します。

学生のころ、遅刻は謝ればどうにかなったものの、社会人になってそれをもし繰り返していれば、社会人としての常識を疑われて、最悪はクビになってしまいます。

また、出社したらしたで、一人前になるために先輩の圧力を受けながらも仕事を覚えたり、納期を守らなければいけなかったり、様々なことがおこります。

就業時間内に仕事を終わらせることができなければ、残業をして仕事を終わらせなければいけません。多少の残業だったらまだいいものの、日によっては深夜まで仕事をしなければいけないこともあります。

そうなると、仕事以外の自分のプライベートの時間が削られてしまいます。休みの日も心から休むことができなくなります。他にも、会社に損失を与えたらいけないとか、もし仕事を遅らせるようなことを起こしてしまったら、取引先に謝らなければいけないとか、仕事をするうえでの多くのプレッシャーにさらされています。

もし、仕事を辞めることになればこのすべてのプレッシャーから解放されることになります。転職活動をしていずれは再就職をすることにはなりますが、短い期間ではありますがその間は朝ゆっくり起きることができますし、自分の好きなことを思う存分することができます。

誰にもその時間を邪魔されることはありません。夜は、遅くまで起きていられますし、なんだったら徹夜したってOKです。まるで学生に戻ったような気分になります。

 もやもやは残っても周りには同情してもらえることも

半年で仕事を辞めるというのは正直早いように感じるのが一般的な意見ではないでしょうか。
それをわかっているからこそ迷っているのでしょうから、踏ん張れなかった自分にもやもやが残ってしまうかもしれません。

みんな仕事に100%満足しているわけではないと想像できるのに、自分は我慢ができなかったと思うと根性がないと思って自分を責めてしまいそうです。
実際に、周りの人からも「気が早い」「根気がない」などと叱られる可能性もあり、理解してもらうのはなかなか簡単にはいきそうにありません。

ただ、その短さで辞めるからこそ「それだけ耐えられない思いを抱えているんだろう」と同情してもらえることもあります。
早めに辞めるということに対する悔しさや劣等感は言わなくても伝わりやすく、同情をかって背中を励ましてもらえれば少しは元気も出そうです。

あとは実際に辞めた後の問題です。
転職が成功しても、半年で辞めたという事実は消えません。また辛いことがあると「辞めるか?」とよぎってしまいそうで、自分を抑えることに不安を持ってしまうということも考えられます。

 辞めたい気持ちがはっきりしている方が辞められる

半年しか経っていないなら、辞めたい理由もまだはっきりしている頃でしょう。
これが、あと数ヶ月、あと数年経ってしまうと理不尽な目にあっていても「ここまで頑張ってきたんだから」と意地になって辞められないということもあります。
そのまま仕事を続けられるならいいことなのかもしれませんが、心にはひっかかるものがある状態でからだもボロボロだったりすると、急に不満が爆発してキレてしまったり倒れてしまう恐れもありとても危険です。

また、同僚や上司などと親しくなり情が湧いてしまうことにより、辞めたいのにそれがなかなか言い出せななくなってしまうというパターンもあります。
そして、それを知っていながら図々しく仕事を押し付けてきては、「どうせ文句が言えない人」「辞める勇気なんてない人」と思われて悔しい思いをするかもしれません。
「みんなのために」という考えは一見美しいものです。しかし、その人の良さを利用してくるやつもいて、気づけば負担になっているということもあります。

そうやって我慢を強いられながらやっていくくらいなら、半年だとしても辞めたい気持ちや辞める理由がはっきりしているうちに決断するのは悪いことではない気がします。
なかなかそれができない人からすると大胆な決断でかっこいいと思えることですし、辞めたい理由がぶれていないうちに転職活動をすることにより、次はそれを避けて新しい仕事を探そうとできます。同じ失敗を繰り返さないために具体的な行動に移せるというわけです。

自分の適性と明らかに異なる仕事であれば辞めるべき

学生の就職活動は、会社のことについて判断する能力が完全に身についていないため、その会社のことをホームページや会社説明会の話などの限られた情報によって判断しなければいけなくなります。

そのなかから自分のやりたいと思っている仕事と重ね合わせて、マッチするであろう会社を選んでいきますが、いざその会社に就職してみると、自分の思っていた仕事と全く異なるものをしなければいけないということがよくあります。

その仕事をし続けていずれはやりたい仕事にたどりつけるという見込みがあればいいのですが、もしたどりつける見込みが全くないと判断することができれば、入社半年で辞めることはメリットになります。

性格が大雑把であるにもかかわらず、ずっと経理の仕事をしていたらどうでしょうか?

身体を動かすことが苦手にもかかわらず、毎日肉体労働のような仕事をしていたらどうでしょうか?

興味が全く持てない仕事をするよりも、興味を持って仕事をできる方が幸せなことです。デメリットの全くない理想的な仕事につくことはほぼ不可能なことではありますが、理想を追い求めることは時には必要なことではあります。

 

履歴書が汚れることがデメリット

例えばやりたいことがはっきりしていて、入社半年で退職をして転職活動をするときに苦労することは、書類の書き方です。

理路整然とした書き方をすることが絶対条件ですし、入社半年で辞めているとその作業は極めて難しいものになります。

仮に面接まで進むことができたとしても喜んでばかりはいられません。面接に入る前に、採用担当者からは、この人間は前の会社でちょっといやなことがあって、すぐに辞めてしまったのだろうという先入観を持たれてしまいます。

短い期間で退職する原因は、人間関係の問題であることが非常に多く、コミュニケーション能力の無さを疑われてしまいます。

面接のわずかな時間でその考え方をひっくり返すことは並大抵のことではありません。その会社で生かすことのできる、他の人にはないようなものを持っていれば苦労することは少ないですが、会社はまずは過去の経歴からその人間を判断しようとします。

例えば同じ能力をもっていたとして、新卒の人間と入社半年で会社を辞めた人間のどちらを採用するでしょうか?当然前者です。

年齢的にほとんど変わりはありませんが、新卒の人間は一から育てることができます。固定的な考え方もありませんので、人材を育てる方針がしっかりしていれば、いかようにも育てることができ、会社にとっての利益になります。

しかし、半年だとしても業務を経験していると、この仕事はこうという考え方が多少なりともでてきます。そうすると、新たに仕事を教える方はなにかしらの弊害がでてきて、成長する速度が遅くなってしまいます。

すぐに会社を辞めているという事実は消えてなくなることはありません。転職活動はかなり厳しいものになると言わざるを得ません。

メリットもありますが、リスクがかなりあるということを理解したうえで会社を辞めるかどうか判断することが大事になってきます。人間性と適性を判断して、自分に見合う仕事を探すことがとても大切です。

入社半年で会社を辞めてもいいかは何を重視するか

世間体を気にするなら半年で辞めてしまうのは早すぎるのかもしれません。
それだけ辛かったと想像できますが、やっぱり悪い印象を持たれることの方が多いような気がします。

ただ、あなた自身のことなので、あなたが決めたらいいんです。
養う家族がいるならそのために我慢するという道もありますが、責任感でからだを壊してしまったら何にもなりません。
何を重視するかを良く考えながら、妥協点はないか探してみてください。そして、良き理解者に相談しながら冷静な判断をしていきましょう。