今は就職するのにも大変だと言われた時代も過ぎ、仕事も選べるようになって来たように思います。
そんな中で、人手不足の会社も多いでしょう。
なぜ、人が入らないのか?
そもそもブラックだからではないのか?
何かしら問題があるから人が入らないのではないのか?
などなど、思う事は様々です。

今回はそんな中でも、人手不足でブラックは有り得るのかについて大きく注目してみましょう。

なぜ人手不足になってしまうのか

理由は様々ですが、人手不足なのにはそれなりの理由が存在するのです。
例えば

▪時給が安すぎて割に合わない。
▪休みが思うように取れない。
▪残業が多すぎて家族に迷惑をかけてしまう。
▪意地の悪いお局がいる。
▪理解に欠ける上司がいる。
▪セクハラやパワハラが多い。
▪仕事をする環境が整っていない。
▪常に人手不足で忙しい。

などがあげられます。

今は派遣でも時給はかなりいいですし、パートでもあまりにも少ない賃金では働く人がいないのも事実です。
また、休みが思うように取れない事や残業続きな事、いつも忙しいなどは、人手不足による負の連鎖なのではないかと思います。
人がいないから忙しく、だから休みも取れなかったり間に合わないので残業も多くなるわけです。

そんな状況では、いつ人が辞めてもおかしくないですし、また辞めたくなるのもうなずけます。
そんな状況を作ってしまう会社なら、退社を止める術もないと思いますし、むしろ『ブラックである事』を引き合いにでも出されたら何も言えなくなってしまいそうですよね。

人手不足はブラックなの?

簡単に言えば上記した通り
『休みも思うように取れない』
『残業が続き過ぎる』
『いつも忙しい』
などは、ブラックの可能性が非常に高いと言わざるを得ない部分もあると思われます。

休みが思うように取れないのは、公休日も含めてであればそれは問題となります。
月に平均の休みの日数は決まっています。
忙しい会社は年末に調整したりいっきに合算するようですが、今まで忙しくて休めなかったのにまとめてみんなの休日を設けられるわけもありません。
シフトを組めないどころか、用事がある日も休めないのなら働く人も嫌になってしまいますし、決まった休みがないなら尚更働き手もいなくなってしまいますよね。

残業もあまり多いと主婦などは特に、旦那さんや家の人を犠牲に働く事となります。
最初の何度かは多目に見たとしても、毎回だと苦情も出るだろうしわざわざそこで働かなくても…と、なりかねません。
それに何より、残業の時間も労働基準法で決められているのでそこまで頻繁に多い時間はできないはずです。

このような点を踏まえると…
働く日にちも多くなり(休日が少ない)、残業も多いとなると必然的にブラックなんじゃないか?となるのは不思議ではなくむしろ当たり前の事です。
そして、そのような会社には人が入ってもまた辞めてしまう可能性が高く、問題が解決するのは一瞬だけでまた人手不足に陥るのです。

その度その度、忙しいしわ寄せは残った他の従業員に行きますし、言ってしまえば無理に働いている事で体の負担や精神的負担はとても大きいものとなりますね。
目に見えないストレスなどの負担は、体を蝕むのには時間もかからず崩壊するのも早いです。

結果的には、ブラックだから人手不足とも言えますが、人手不足だからブラックとも言えます。

 

人手の少なさがブラック企業である理由

求人を出しても応募者が来なくて、魅力的な会社ではないから

現在いる社員に退職する人が出た場合に、欠員を補充するために求人を出しますが、ブラック企業は頻繁に離職者が出てしまうため、1年中ずっと求人が出ている状態になります。

ブラック企業でない場合には、その会社の一番誇れるところや会社内のチームワークの良さなどをホームページなどでアピールすることができて、魅力的に感じた応募者が応募してきて、早めに人員を補充できてすぐに求人情報は消えてなくなりますが、ブラック企業の場合は、会社にとって不利益なものを外部に出したくはありません。

出したらどうなるか分かっていますので、通り一辺倒のどこにでもあるようなアピールしかできなくなります。常に求人が出ている状態ですので、様々な求人をみてきている応募者は、この会社はなにか問題があるのではないかと疑ってかかります。

また、就職の斡旋をするような人もブラック企業だということを理解していますので、わざわざその会社をおすすめしようとはしません。そのため、応募する人が相当数減ってしまうため、そのなかから会社が必要とする人を選ばなければいけなくなります。

仮に採用が決まって働くことになったとしても、毎日の深夜までの残業や劣悪な職場環境によって、比較的短期間のうちに会社からいなくなってしまいます。そうするとまた求人を出さなければいけなくなります。そのループが延々と続いてしまいますので、人手不足は一向に解消することができません。

売上をあげるためには、相当数の人員が必要だということを会社が分かっていないから

会社にとって大事なことは売り上げをきちんとあげて、利益を出すことです。少ない費用で大きな売り上げを出すことができるのであれば理想的ではありますが、なかなかそうはいきません。

売り上げをあげるためには、個々の社員がアイディアを出し合って、会議などでまとめていく作業が必要になります。アイディアを具体化するためには、それ相応のお金がかかります。それぞれの仕事の進捗度合いなどをなるべく多くの人間が知っておく必要があります。

もし、仕事が追い付かないようであれば、お互いに助け合いながら進めていく必要があります。しかし、ブラック企業は、1人の従業員にかかえきれないほどの仕事量を課します。

納期なども普通にやっていれば間に合わないような日にちにします。そのため、従業員は長時間の残業をしてでも間に合わせようとします。場合によったら、会社だけではなくて自宅に仕事を持って帰ってでも間に合わせようとします。なぜそこまでしなければいけないかというと、もし間に合わなかった時に会社に何かしらの損害がでてしまった場合に、会社からその分の自己負担を求められる可能性があるからです。

従業員のやってしまったミスは、本人がカバーすることももちろん必要ですが、最終的には会社が責任を持たなければいけないところですが、ブラック企業は責任をとることはせず、責任を全て従業員に押し付けてきます。

ミスをする原因としては、本人の知識不足や技術不足ももしかしたらあるかもしれませんが、従業員が少ないことによって本人にしわ寄せがきて、仕事に対する焦りを覚えてしまうためです。

従業員の数に余裕があれば、もし仕事が間に合わないと気づいたとしたら、周りの人間に仕事を割り振るなどして仕事が間に合うように努力することができますが、人員がいなければ周りも同様にとんでもない量の仕事を抱えていますので、助けを求めることができません。仕事の質をあげるためには、相当数の人数が必要だと言うことをブラック企業は理解をしていません。

待遇面の問題があるから

たとえ、残業時間がかなり長かったとしても、抱えきれないほどの仕事量であったとしても、それに見合うだけの給与が支給されているのであれば、人によったらブラック企業であるとは思わないかもしれません。

しかし、ブラック企業は、見合う給与を出すことはせずに、サービス残業を従業員に課します。待遇が必然的に悪くなりますので、仕事が生きがいという人であったとしても耐え切れずに辞めていくことになるでしょう。

そのようなうわさは現代では簡単に広がってしまいます。その会社に近づいていく人は減って、人員がいなくなってしまいます。また、待遇が悪いために会社内の雰囲気も悪くなってしまいます。お互いに助け合って仕事をしていくということがなくなり、それぞれが黙々と自分の仕事をなんとか終わらせようとして周りのことが見えなくなっていってしまいます。

もし、応募しようとする人が会社内のそのような状況を見ることがあったらどうでしょうか?どれだけ会社内の雰囲気が分からなかったとしても、感覚で気づくでしょう。応募することは絶対にありません。応募もなく、待遇も悪ければ、人員がいずれは減っていくため、その会社はブラック企業といえるでしょう。

 

なぜブラックでも働き続けるのか

辞めてしまう人も多い中で、それでも残っている人がいるのは不思議だと思う方もいるでしょう。
ブラックだからと言っていいのかわかりませんが、ブラックだからこそ時間がオーバーしても働けて、他の会社よりは手取りの給料がいいと言った場合もあるんです。
特にこのような場合、家族を持つ人が残っている傾向があります。

今まで通りのお給料をもらえる職場を探すのだって一苦労ですし、新しい職場にしても続けて行けるか自信もないかもしれません。
慣れてる所の方が気楽でいいでしょうし、もしかしたら残業や出勤が多い分他の会社よりお給料がいいのかもしれません。
そうなったら、家族を支える身となっては簡単に辞める事もできないですし、職を失っては困るのでやたらな事も言えません。

なので、必然的に既婚で子持ちの人は多くなるのが実際の現状です。

どう対応すべきか

もちろんブラックはいけない事ではありますが『このくらいの事、どこでもやっている』と言われればそれまでです。
それに、そんなブラックであっても仕事をしている人がいる以上、その人人達の家族は支えられているわけです。
一人がブラックだと騒いだところで、ある程度の企業なら黙認してしまうであろう事も含め騒ぐだけ無駄です。

もしもの時を考えるのであれば、気づいた時点で早めに転職するべきです。
できないのであれば、諦めてお世話になるしか方法はありません。
上記したように、下手に騒いで職を失う事になっては元も子もないですよね。

結局のところ、ブラックなんてたくさんあって騒いだところでどうにもならないですし、需要と供給で成り立っている事なのでどちらか一方ではなく両方に利益があると言えます。
言うまでもなく、自分自身にも利益があるのならたさそょうは我慢できますし文句も言いません。

まとめ

上記した通り、このような理由で人手不足とブラックの負の連鎖の関係性が繋がって来るんです。

結局のところ、一般人が数人騒いだところで余程の問題がない限り介入する事もなければブラックだと調べてくれる場所もありません。
自分自身で納得できないなら個人的に働かないで辞めるなどの選択を取る方法しかないのが現状です。

仮に、ブラックだとして『給料未払い』などとなった場合はそれは立派な違法ですし、給料貰えないなら怒らない人はいませんし黙ってる人もなかなかいないですよね。
このような状態となると、表沙汰になってしまう可能性は十分にあります。
時間外労働や、簡単に言えば労働基準法に触れる…くらいの軽い騒ぎなら揉み消してしまいますし、従業員も目をつぶる方が圧倒的に多いでしょう。

自分にも『高額な給料』という名目で、恩恵を受けている場合だってあります。
給料をよくして、今以上の人手不足にならないように会社も考えているのでしょう。
それで助かっている人もいるのが現状です。

人手不足だから、ブラックだから…などと言っていられずにただただ仕事をしている人に取ってはどうでもいい事なのかもしれません。

個人的に思うのが、残業もいいけどちゃんと休憩時間をもらっているのか?と言うことです。
何時間に何分は休憩時間を設ける決まりもあるので、それは最低限守って欲しいと思います。

休みながら仕事をしないと疲労もたまりやすいですし、水分を取らないと夏の暑い季節は熱中症などの心配もあります。
そういった事からブラックだと発覚してしまう事だってあるのです。

労働日数や労働時間はその分お給料としてもらえるなら、その時は疲れてもそこまで不満は出ないはずです。

たった5分、10分でも休憩時間があるのとないのとではかなり次の仕事に影響が出てしまう事も確かです。

効率的かつ能率良い仕事を臨むのであれば、ある程度の休憩時間は必要不可欠ですよね。
特に工場などの製品作りや流れ作業でいつもこん詰めて向かい合う仕事の場合、特にそうです。
集中力もムラが出てしまうし、いい仕事をするためにもある程度の休憩時間は設けるように、それだけはお願いした方がいいですね。