フリーターであることを理由に手を抜かない

フリーターが転職する上で一番気を付けたいポイントがこれになります。

フリーターというと一般的にポジティブな反応を受けるのが難しく、なかなか契約社員や正社員にストレッチできないことが事実としてありますが、これに甘んじて、転職希望者本人が転職の目標を低くし、また転職活動に本気をださないのは望ましくありません。

例えアルバイトであっても特定の仕事を一定期間行っているわけですから、なにかしらの専門的なスキルを身に付けていると言えるでしょう。

ぱっと思い付かないのであれば、アピールする材料を多少こじつけでもまとめましょう。

これは正社員からの転職でだって少なからずやっていることです。完全な嘘は行けませんが、面接は「自分が使える」ことをアピールする場ですから、もっている材料を如何にそれらしく、転職先で使えるように見せるかは工夫しても何ら問題ありませんし、工夫するのが当たり前です。

アルバイトだからスキルなんてない、採用されないという考えにとらわれず、諦めず積極的に自分の強みを相手に示していきましょう。

アルバイトでも思わぬスキルが好感されるかもしれませんし、自分を上手にアピールすることそれ自体が大事なスキルと言えます。

もし、すぐにスキルがわからない、アピールする材料が見つからないという方は、フリーターといえどもこれまでやって来た仕事内容や、それにどのような役割を果たしてきたかをまずしっかりとまとめてみましょう。これは正社員からの転職でも一般的に行うものです。

はっきり言って正社員でも自分のスキルがよく分からない、アピールする材料がないという人はいくらでもいます。

ただ異なるのは「何かあるはず」と自分のスキルや経験を掘り起こすか、「フリーター何てなんのスキルにもならない」と諦めてしまうかの差です。今一度諦めず、自分のアピール材料を本気で探してみるとよいでしょう。

結果に一憂しない

二つ目は一つ一つの結果に「一憂」しないことです。

一喜一憂のうち一喜は結果に繋がっているわけですからどんどんしてしまって構わないですが、落選が続いているからといってテンションを下げてしまうと、それこそ通るものも通らなくなってしまいます。

基本的にはアルバイトは余程特殊な事情や、アルバイトにて特殊なスキルを身に付けていない限りは、そう簡単には正社員にはなれません。

そもそも誤解されがちですが、正社員→正社員の転職だって少数社の応募ですんなり決まることはまれです。転職は常に忍耐の勝負だと言えます。

日本国内には星の数ほど企業がありますので、その中の数社、数十社落ちてもまだまだ候補はあるはずです。それなのに「今回はだめだったから次もダメだ」と決めつけるマインドが転職の成功を遠ざからせていると言えます。

幸いいまはアルバイトの仕事を得られているわけですから、焦らず根気強く、そして気負いすぎずに取り組んでいきましょう。皆さんにぴったりの企業は、絶対にどこかにあります。

条件や待遇のハードルを上げない

この章と次の章は一見矛盾しているように見えるかもしれませんが、正しいと考えて書いています。

まず大事なことは、転職を決める上での条件や、給与面などの待遇に対するハードルをあげすぎないことです。企業からすれば正社員を雇うことは、研修や保健など各種対応をかんがみると、アルバイトを雇うよりずっとコストがかかるものなのです。

従って、アルバイトだった者を高い給与で雇うのは、会社のリスクを鑑みてもかなり難しいのです。まずはアルバイト時代の月収を多少上回ればいい、位の気持ちでとりくみましょう。

また、特定の業種や職種に絞りすぎるのも考えものです。まず、絞りこみすぎることによって、自然とリスクは高まります。その業種や職種に向いていなかったら、その時点で転職が難しくなってしまうでしょう。

また、業種や職種にこだわりすぎることは、可能性、チャンスを狭めてしまうことでもあります。

正社員→正社員の転職ではどうしても前職のスキルをもとに転職することになるため、自ずから転職候補が絞られることになってしまいます。一方でアルバイトからの転職の場合、特定業種に深く染まっていないので、ある意味どの業種や職種にもフラットにチャレンジできます。

もしかしたら、皆さんがおもいえがいていた業種や職種とは全然異なるところに皆さんの天職が見つかる可能性もあります。是非、業種や職種は絞りこみすぎずに転職を検討していきましょう。

ある意味フリーターからの転職は前職の縛りがないぶん自由にやりたいことに挑戦してみるチャンスとも言えます。あまり自ら可能性を限定させ過ぎずに、多種多様な仕事へ応募してみるのが、結果的に最終的に内定獲得にもつながっていきます。

自分なりの希望をしっかり持つ

前章でこだわり過ぎないというポイントを書いたにも関わらず、自分の希望、意志をもてというと何だか矛盾しているようにも感じるかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。

転職において自分の「軸」をもてということはしつこいくらいよく言われます。自分の軸とは自分なりのこだわりや要望、意向といったものの総称です。これを持つことが転職活動では大事です。(大学の就職活動でも大事です)

自分のこだわりのない転職活動はなぜだかすぐに見抜かれてしまい「この人は働く意欲が希薄である」と思われてしまうリスが高いです。

一つの希望に拘りすぎるのは禁物で、応募社数は多い方がいいのは間違いないですが、きちんと自分の拘りをもちましょう。そして自分の拘りを応募企業がどの程度満たしているのか考えながら自分なりの優先順位をつけて転職活動にのぞみましょう。

転職面接ではかならず志望理由を聞かれます。

「どこでもいい」と適当にかんがえている人はどうしても適当に考えていることが伝わってしまうのです。

そうならないためにも、まずはきちんと自分なりの希望や拘りをしっかり持つようにしましょう。

このことにより不思議と第一希望ではない先に対し「それを隠して志望度の高さをアピールする」際も、スムーズに志望の高さを伝えられるようになります。

優先順位をつけることで、「今回の募集先がなぜ第一希望ではないか」が自分のなかで見えているので、それをうまく覆い隠すように志望理由が話せるようになるからです。

従って、例え希望に合わない企業も応募するのだとしても、自分なりの希望をしっかりと持つことはとても大事になります。

規則的な生活を徹底する

最後は心構えの問題ですが、フルタイムの仕事に転職すると、圧倒的に仕事にとられる時間が長くなることを想定しておいた方がいいでしょう。

自分の生活リズムは慣れないとなかなか変えられるものではないですし、無理に就職する瞬間に変えようとするとただでさえ不慣れな仕事が大変なのに、より一層自分に負担がかかってしまいます。

少なくとも一般的な労働体系の正社員を目指す場合は、転職活動の時点から平日は規則的に生活する癖をつけておくことをおすすめします。

企業からの合否や選考に関する連絡も大抵のビジネスタイムに来ますので、生活が不規則だと就職後にそのリズムが是正されるか疑念を抱かれる可能性もあります。

敢えて就職するまえから生活リズムを整えておくことで「いつでも働く準備ができている」とそれとなくアピールしましょう。