サービス残業、パワハラが横行する職場に退職を決意

私は専門学校を卒業し調理関係のレストランに就職していました。新卒で初めての社会人ということもあり不安でいっぱいでしたが毎日を一生懸命にどうやればうまくできるか、どうやれば早くできるかなど先輩に教わりながらこなしていきました。

最初のころは本当に一生懸命だったため、毎日が早く、あっという間に過ぎていきました。

飲食業界はご存知の方もいるかとは思いますが、上下関係が一層厳しく、先輩に逆らおうものならひどい叱責を受ける始末で、サービス残業は当たり前な毎日を送っていました。

労働時間も1日12時間を優に超えていました。

そしてパワハラも当たり前のように行われていました。

足や手が飛んでいくならまだしもお皿を投げられその破片で流血するということまで起きました。

そんなことを毎日のように見ていくうちに、ストレスが積み重なり私の心はどんどん病んでいくようになりました。

休みの日でさえも仕事のことで悩み続け、遊びに行く元気なんて到底ありません。

労働時間の割にお金も大した額をもらえず、生活も極貧状態でした。

最初のころは「こんなことでやめるわけにはいかない、自分だけが辛いんじゃない、もっと上手くやってもっともっと頑張らないと」と思って頑張っていきましたがそれも長くは続きませんでした。

次第に食欲減退、寝不足、やる気が起きないという気持ちの変化から、最終的には自分なんていなくなった方がいいという自己否定をするまでになっていました。

仕事も休みがちになり、このままでは自分が壊れてしまうと思ったことが転職しようと思ったきっかけです。

今思えばこの時もうすでに自分の心は壊れていました。

もっと早く転職を決意すればよかったと思っています。

しかし新卒で入社した会社を辞めるのには勇気がいりました。

退職して雇ってくれるところがあるのかどうかも不安で、その不安が決意に至るまでの足かせとなっていたんだと思います。

そうして会社に退職の意思を伝え、退職することが決まりました。

同職種の飲食の道を選択

 

私の場合、退職してから転職活動を行いました。

しかし退職してからということは就職先が決まるまでの間無職であり、収入がないということです。

それが1番の不安要素で、働きながら就活すればよかったと後悔しました。

そして転職活動ですが、ネットで探しました。

ネットの方がわざわざどこかに行かなくてもいいし、多くの求人を見ることができました。

自分に合った職種、働き方、給与などどうすれば今の自分を生かしたところで働けるかに重点を置き、たくさん探しました。

前職同様の飲食店や、チャレンジ精神から未経験の職種も視野に入れて探しました。

結果としては同様の飲食店に決めました。

理由としてはやはり飲食が好きですし、自分なるの夢であったのでまたそれに向かって一から頑張ろうと心に決めました。

以前は割と大きな会社のチェーン店に勤めていました。

しかし今回は小さな個人経営のお店にしてみました。

 

理由としては、小さい組織の方がより人間関係も築きやすく、仕事も保守的より自分なりの方法での改革的なことができるのではないか、自分の力でお店を大きくすることに貢献できるのではないかと考えたからです。

 

パワハラ、残業のない職場へ

転職してから、私の仕事観が大きく変わりました。

今まで大きな組織ゆえにできなかった多くのことを今のお店でやらせてもらい、多くのことを学ばせていただきました。

前回の職場では見えなかったお客様に笑顔や直接言ってもらえる感謝の言葉。

お客様に「美味しかったよ、ごちそう様」と言っていただく嬉しさがまさしくこの職を目指そうと思ったそもそものきっかけであったことを思い出させてくれました。

職を通じて人に笑顔を届けたい、美味しいといってもらえる料理が作りたいという願いです。

この原点ともいえることに気付かせてくれたお客さんやお店には感謝しています。

また、今のお店は社員の意見をよく聞いてくれるのです。

こうしてほしい、こうしてくれたらもっと働きやすくなる、こうゆう企画をしたいといえば取り入れてくれるのです。

より自分がお店の歯車となり、お店を動かしているという実感が持てました。

もっとこのお店のためになることは何かと日々考えるようになりました。

職場の人たちもやさしく接してくれ、いろいろと教えてくれるのです。

もちろん以前みたいなパワハラや長時間労働、暴力もありません。

んなにも自分という人間がお店の一部となって働くことがやりがいとなったり、円滑な人間関係であったり、お客様とのコミュニケーションが自分にとってもエネルギーになるとは思いませんでした。

職場を変え、自分に合った職場があること、そしてその職場で働くことで以前とは180度違う人生を描けることを学びました。

仕事だけが人生ではありませんが人生の半分くらいは仕事をしているのです。

その人生の半分時間を苦痛を感じるだけで無駄にするのではなく、自分にとってのプラスになる仕事が必ずあるはずです。

今の仕事に不満があるのであれば、勇気をもって行動してみることが重要なんだと、そう思いました。