給料の低さ、セクハラが原因で退職を決意

 

前職では事務職で、海外と関係する部署に所属していましたが、数年かけて準備していたプロジェクトの不成立が続いていました。

最後には親会社の方針転換で次の海外プロジェクトが立ち上がらず、部署ごと整理されてしまい、あまり仕事のない日が続いていました。

また、部署の解散・異動後はそれまでの伝票入力や帳簿記帳といった仕事が(おそらく女性であるために)振られ、それまでの経験を生かせない業務ばかりを担当していました。

また一部の上役からのセクハラがひどく、何のために働いているのか、またルーティンワークを続けてる中で、同様に年次を積んできたであろう女性社員のキャリアにロールモデルとしての理想が見えず、将来展望が見えなくなり転職を決意しました。

また前職は昇給が非常に遅く、余裕をもって自活できるだけの賃金をいただけるようになるまでは、能力云々に関わらず10年近くかかることを入社後に知らされ、給与体系にあまり満足していなかったことも一因です。

 

キャリアが積め、セクハラのない職場を求めて転職

 

のんびり働くよりは、きちんとキャリアを積むことのできる職種を希望していました。

当時はギリギリ第二新卒枠であったことと、いわゆる良い大学出身であったためか、エージェントからはかなり難易度の高いと思われる就職先(外資コンサル等)を紹介されることも多かったです。

ただ、やはり未経験可の枠で募集をしているとはいえ、今までの数年間の実績とそれのアピールが要求されるため、上記のような単純作業ばかりしていた自分としては、なかなか自己PRがうまくいきませんでした。

前職でもきちんと筋道立てて仕事を考えておくべきだった、もっと自分から動いて、裁量のある仕事を受け持つよう要求すればよかったと後悔することは多かったです。

その自信の無さが、転職活動中も出てしまっていたと今なら考えられます。

結局エージェント紹介による案件では、自分の強みや経験を伝えることができず、転職先は自分で見つけた案件から直接応募したところに決まりました。

 

転職先の条件として重視していたことは、風通しの良い社風であること、セクハラがないこと、です。

前職はいわゆる大企業傘下であったため、労働に関するコンプライアンスは大変きっちりしていましたが(上司のさじ加減があるとはいえ)、当時はまだMeToo運動に代表されるような女性の権利や、社員の心理的面へのサポートについての啓蒙がなされているとはいえず、いわゆる社内のセクハラ・パワハラについては無対処の状態が多かったです。

そういうことがない、及び対処がきちんとされている企業への就社を望んでいました。

いくつかの企業と面接をしましたが、一番印象が良かったのは、某最大手外資コンサルティングファームでした。

やはり仕事はハードであるということでしたが、実力評価であるため、性別や国籍での区別をつけることは意味がない、不安があるならサポートをすると社員の方がおっしゃっており、結果は不採用でした。

もう少し自分に実力があれば、ぜひ働いてみたいと思わせる良い会社でした。

 

業務形態が不安定な職場へ転職

結局地元にある、少し特殊な業務を請け負う会社に転職しました

前職は総社員人数300人程度、親会社10,000人程度の会社でしたが、転職先は15人程度の小さな会社です。

順当に営業成績を伸ばしている会社ではありますが、社内はアナログで未整備な部分が多く、システム化されていた前職に比べて、なんだかな、と思うところは多々あります。

額面給料は少々上がりましたが、大企業の恩恵である福利厚生はほぼなくなってしまったので、実際の給金としてはダウンしたというのが正直なところです。

仕事内容については、今までとは異なる部署に配属され、業界も変わり、変化に富んだ日々を送っています。

ただしあまりに業務遂行の手順や社内システムが未整備で、いつか処分が下りそうだという不安や、給与基準が社長のさじ加減で不明瞭なことなどがあり、やはりまたいつか転職しようかな、と思っています。

転職した体験を通じて、安心して働ける環境があることが、自分の会社を選ぶ軸であることがはっきりしました。

転職活動中は、その”安心”とは、社内コンプライアンスがしっかりしていること、人間関係がもめていないことという、いわゆる職場環境そのものをイメージしていました。

しかし転職していろいろと不満も感じるようになった今では、職場環境のみにとどまらず、会社が業界に対して保つ真剣さや、自分の実力や成果をきちんとアピールできるといった、仕事に対して、自信をもってとりくめる、総体的な環境までをも含めて評価をしなくてはならないな、と感じています。

当然そんな理想的な会社はそうそうあるものではないし、仮にそんな会社があったとしても、自分の能力と経験がそれに釣り合うかはわかりません。

前職からの転職活動は、いわゆるネガティブな理由からの転職活動だったため、転職先の選択肢が広かったとは言えません。

幸い今の会社について、不満はありますが、仕事をこなしていく中で確実に経験と知識を獲得できているという手応えがあります。

次の転職の時は、きちんと自分をアピールし、自信をもって取り組めるでしょうし、よりよい結果を出せるように今を努力して成長していかなければな、と思います。