ストレスから退職活動
まず、前職を辞めて転職しようと思ったきっかけです。
理由としては、前職が体力的、精神的に非常にきつかったことが挙げられます。
前職は、IT系の中でもシステムエンジニアではなく、「サーバー管理者」という職種となります。
システムエンジニアはよく知られた職業であると思いますが、サーバー管理者という職種はあまり一般には知られていない職種となります。
実際に、当時知り合いに自分の職種を伝えても、「何をやってるの?」という返答が必ず返ってきました。
それほど認知度の低い職種となります。
ネットワークで繋がっているサーバーは、情報が集積される場所となります。
その為、外には出してはならない機密情報もあり、非常にセンシティブな部分となります。
情報は24時間365日常に動いており、サーバーが停止してしまうと、そのサーバーを使用している会社の業務が滞る事態となり、損失が発生する可能性もあり、大変重要な部分であると言えます。
そのサーバー達を常に保守、運用しているのがサーバー管理者となります。
先程、サーバーは24時間365日常に動いていると記述をしました。
なので、24時間365日誰かが付いていないといけないのです。
私が前職を辞めて転職しようと思ったきっかけがここです。
勤務は、3交代制勤務となります。通常、夜勤があると、仮眠時間があったりしますが、私の職場ではありませんでした。
夜勤をしたことがある方なら分かると思いますが、日勤、夜勤を交互に行っていくのは、かなりきついです。
生活リズムが一定ではない為、眠りたいときに眠れない睡眠障害が起こったり、自律神経の調子が悪くなったり、精神的にもきつく、イライラしたりということが多々ありました。
また、休日が土日休みではなく、不定休であったことも精神的にきつかったです。
大学を卒業して、友人達は土日休み、私は不定休であった為、休みが合わず、中々遊びに行くこともできず、ストレスが溜まる一方でした。
友人達と休みが合わなかった為、徐々に疎遠になっていくのがわかり、精神的にとてもつらかった記憶があります。
年末に夜勤というのも体験しました。
紅白を途中まで自宅で見てから出勤しました。
年明けを会社で過ごしたのは、後にも先にもこの時だけです。
こういったストレスが続いたため、転職を決意しました。
在職中に転職活動
転職活動中は、気が気ではありませんでした。
在職中に転職活動を行っていた為、どうしても会社に居る時に転職活動の電話をしたり、会社を理由を付けて休み、面接に行ったりしました。
会社に居るときに転職活動の電話を行う場合、電話をする場所を探すのに苦労しました。
営業や外回りの仕事であれば全く苦労は無いと思いますが、完全な内勤であった為、この部分は本当に苦労しました。
どうしても電話をしなければならない時があった時、会社の倉庫で電話をしていたのですが、すぐ近くで足音がした為、恐らく他の社員に聞かれていたのではないかと思います。
また、面接に行っている当日の朝に、理由を付けて会社に休む旨の連絡をしたこともありました。
外で電話をしていたので、電話を取った人は不審に思ったかもしれません。
普段は全然休まなかった人が、ある時期に何度も休むと、やはり不審に思われていたと思います。
そして、今まで一緒に頑張ってきた同期達に転職の話をするのがつらかったです。
つらいことも楽しいことも一緒に分かち合ってきた仲間ですので、打ち明ける時は大変心苦しかったです。
また、普段はあまり好きではなかった上司ですが、会社を辞める旨を伝えると、親身になって話を聞いてくださり、とても申し訳ない気持ちになったことも覚えています。
「本当に転職して良いのだろうか、やはりこのままこの会社に残った方が良いのではないだろうか」と自問自答していた時期でもあります。
それほど在職中の転職活動は大変だった記憶があります。
室内の仕事から外回りの仕事へ
転職後は、今までの内勤から一転、外回りの仕事になりました。
内勤しかしてこなかったので、当初は外回りの仕事に大変感動したのを覚えています。
お客様と直に話ができ、とてもやりがいを持つことができました。
お客様と仲良くなると、車の整備費用を安くしてもらえたり、ぶつけた時の板金修理も安くしてもらうことができました。
やはり、人と直接触れ合う仕事は良いなと感じました。
そして、太陽の光を浴びて仕事をするのが、これほど気持ちの良いものだと気づくこともできました。
しかし、やはり楽な仕事はないのだと痛感させられました。
ルートセールスしながら部品の配達も行うのですが、お客様から「早く持ってこい」というプレッシャーを常に掛けられる為、非常に焦ります。
また、昼休みもまともに取れず、ほぼ昼食はとっていませんでした。
そして、前の会社よりも休日が減った為、趣味に費やせる時間も前より減少しました。
それでも、前向きに目の前の仕事に精一杯取り組んで、充実した日々を過ごしています。