早期退職しないで済む企業・職種を探す

これは誰にとっても同じではありますが、ニートを卒業しようとしている人にとっては非常に重要です。

理由は2つで、経歴に傷がつくこと(=再就職がより難しくなる)と、自己肯定感がさらに小さくなる(=社会生活が怖くなる)ことが想定されるからです。

採用面接では必ず「なぜ今まで仕事をしてこなかったか」を聞かれます。それは早期退職して転職しようとするとさらに「なぜ早期退職したのか」を聞かれることになりますが、面接官はこの時点で「うちに来てもすぐに転職しちゃうのかな」という仮説を持って、つまりあまりよろしくないバイアスを持って面接にきます。

これでは、せっかく社会に出て仕事をしようと思っても、ハードルが高くなる一方です。

そして自己肯定感に対しても、早期退職はよくありません。

自己肯定感は小さな成功体験を積み重ねることで徐々に高くなって、それ自体が仕事のモチベーションになります。

しかしすぐに退職してしまって「どうせ自分は社会に適合しないんだ」と思ってしまっては、ニート卒業はますます遠ざかってしまいます。

自己分析と業界研究で、早期退職を防止しよう!

早期退職を防止するには、自分の強みと弱みをしっかり分析し、業界研究を欠かさず実施する必要があります。

ここで注意したいのは、「自己分析は1人で完結しない」ということです。家族や友人などに聞いてみるのも1つの手です。

得意なことや強みが全くわからないということなら、子どものときに、「特に頑張ったわけでもないのに褒められたこと」を思い出してみましょう。

そうしたところに得意なことが隠れているかもしれません。

仕事は「得意・不得意」と「興味のある・興味のない」の二軸に分かれます。ここで、「得意かつ興味のある仕事」「得意だけど興味がない仕事」「興味はあるが不得意な仕事」「不得意で興味もない仕事」の4カテゴリーに分けます。

不得意で興味のない仕事を敢えて研究してみるのも1つの方法ですが、就職し、かつ早期退職を防ぐというコンセプトで仕事を選ぶのであれば、「得意かつ興味のある仕事」を中心に探した方がいいでしょう。

少なくとも、得意であるべきです。

正確な情報をできるだけたくさん集める!

業界研究で重要なのが、正確な情報をできるだけたくさん仕入れることです。

気になる求人があれば、その企業の社風や理念、業績の推移や事業内容を研究します。紙媒体を手に入れるのは難しいかもしれませんが、企業の公式WEBページや転職エージェントの求人情報でも研究はできます。

さらにその会社のことを研究したいなら、公式WEBページの中のIR資料で研究します。

IRの中には中期経営計画資料などがあるので、今後その会社が何をしたいのかを研究するのに役立ちます。

面接では必ずといっていいほど、志望動機を聞かれます。ここで「なぜうちの会社?なぜ今?それは他の会社でもできるのでは?」と突っ込まれないように準備していくのですが、それは応募先企業のことをしっかり理解しないと難しいのです。

だから正確な情報をたくさん集めるのです。面接における志望動機とは、自己分析と企業研究から成り立つのです。

よく就職活動や転職活動において参照されるのが、各種掲示板サイトの口コミです。

これらの口コミには注意しましょう。というのも、口コミは元従業員を名乗る人間が、匿名性(=無責任)を利用して断片的な情報を書いているに過ぎないからです。

つまり何ら責任を負わない人間が、「自分の目線から見た」事実が全てであるように書いている場合が多々あります。

そして、多くの場合はネガティブな情報が書き込まれています。

これもよく語られることですが、ネット上の「就職人気ランキング」上位企業も、入社してみたら相当ブラックだったというのは往々にしてあります。

就労経験はアピールポイントになる!

一口にニートといっても、全く就労経験がないままニートになるのではなく、正社員やアルバイト経験を経てニートになった人もいるでしょう。

就職活動においては、それまでの経験値次第で、求人の探し方も面接での自己PRの仕方も変わります。

正社員経験がある人

社会人経験があるのであれば、それ自体がアピールポイントになりえます。正社員時代に培ったスキルや経験、社会人としてのマナーなどは、しっかりと語れるように準備していきましょう。

その際は、注力したこととわかりやすい成果、その成果を出すにあたり障害になったこと、そしてそれをどのように克服してきたか、というのを完結にわかりやすく伝えられるようにまとめておきます。

必要なら面接のロープレなどをして、相手にどのように伝わるかを確かめながら準備していきます。

短期間であっても正社員経験がある人は、なぜその仕事が続かなかったのかを改めて分析してみましょう。

これは自己分析にも関係しますが、辞めた理由が「仕事は好きだったが人間関係が嫌だった」のであれば、同業他社への転職も視野に入れるべきです。

また、好きな業種・業界だったが、どうしても担当した仕事が苦手だったということもあるでしょう。

それなら求人情報について、具体的にどのような業務内容が待っているのかを探ってみる必要があります。

アルバイト経験がある場合はアピールできる

アルバイトや派遣社員の経験でも、就職活動時にはアピールポイントになります。この時に得た経験を活かして、就職したい業種や業界を考えるのもアリでしょう。

全部自分でやろうとしない!

自己分析業研究が進んだとしても、採用担当者との接点を持つのは、個人では難しいです。

仮に接点が分かったとしても、採用担当者が「会ってみたい」と思わない限り面接にすら進めないのが現実です。

だから、応募段階まで来たら自分でやろうとしてはいけません。

ハローワークを利用する手もありますが、就職エージェントを利用するのもおススメです。

就職エージェントは自己分析から手伝ってくれますので、仮に「自分は何がしたくて、何が向いているかは分からない」という人でも安心です。

職務経歴書も、自分で書くより魅力的な内容になるよう添削してくれることもあります。

また、就職エージェントに集まる求人はある程度厳しく選別されていますので、入社後にふたを開けてみたら超ブラックだった(多少のブラックはどこの会社にもあります)とか、聞いていた話と違うというトラブルも少ないです。

ちなみに、転職エージェントは内定者の年収の30~35%くらいを手数料収入にしているので、できるだけ年収の高い案件を探してきてくれるでしょう。

また面接日程や入社日の調整も代わりにやってくれることがあるので、小売よく就職活動を進められます。

注意点④ 面接を必要以上に恐れない!

ニートと呼ばれる人は、必要以上に自己肯定感が低かったり、他人に対して異常な恐怖心を持っている場合があります。

過去に大きなミスをやらかしたとか、職場全員を敵に回したという経験があるのかもしれません。

「世の中全て敵に見える」というのが、ニート特有の思い込みかもしれません。

敢えて思い込みと書きましたが、誰にとっても言えるのは、「味方と味方ではない人では、後者の方が圧倒的に多い」ということです。

これはニートでも社会人でも、バリバリのエリートでも同じです。むしろエリートなんか、嫉妬や劣等感から、周りに敵ばっかりです。

逆にいえば、「人数はどうあれ、必ず味方がいる!」ということです。

就職活動とは「あなたの味方になりますよ」という会社を探すということです。

その条件は、「うちの会社で業績に貢献してくれそうか」だけです。

人間性も見るには見ますが、それは「業績面で活躍できるか」という軸で見ているだけ。

仮に縁がなくても、それは「あなたには、もっと活躍できる場所が他にありますよ」と言ってくれているのですから、めげずに就職活動を続けていきましょう。

面接対策をきっちり積んだら、あとは話をしてくるだけだと思って、自信を持っていきましょう。