過度なノルマが発生する原因は2つのパターンがある

社員は会社に雇われており、立場や給与・休日など様々な処遇などの様々な面において弱い立場であります。
会社の要求に答えられないものに対しては人事査定に響き、引いては給与やボーナスなどの社員の生活に響いてしまいます。

仕事のミスやノルマを自腹で払わせている会社は、社員のことを考えていないブラックな会社であるといえます。これらは会社の体質に関係しており、仕事のミスやノルマを自腹で払わせている会社には大きく2つに別けられます。

①社長や役員クラスが本当に何も知らずに行われている場合。
②社長や役員クラスが知っている。または、率先して推し進めている場合。

①社長や役員クラスが本当に何も知らずに行われている場合

例えば、ノルマの場合で考えてみましょう。
ノルマは会社が成長する上で必要なものではあります。しかし過度で達成困難なノルマは只のパワハラに過ぎません。

会社は本来、本当に達成できるノルマかどうか、判断してノルマを与えなければなりません。
ですが、実際にはそうはなっていません。
なぜならば、達成困難なノルマを与えている場合の多くが、会社のトツプや役員クラスが現場を見ずに、売り上げや利益などの数字だけで判断している場合が多いからです。

単に数字だけを見て、会社のトップや役員クラスはノルマを出し、部長や課長クラスはそのノルマに対し、意を唱えず、また、何の対策も考えずに部下や一般社員にノルマを出します。

ここには負の連鎖が存在します。
社員は出されたノルマに対して達成できない場合、人事査定評価が下がるからといって、自分の身銭を切ってノルマを達成します。しかしながら、ノルマを達成してしまうと、次年度には昨年はノルマを達成できたのだからと言って、会社トップは今年はさらに高いノルマを設定します。それはそのまま一般社員に下りてきます。昨年達成できなかったノルマが増えているのですから、達成できる可能性は低く、再び身銭を切ることになります。以降、同様のことが繰り返されてしまいます。

この場合、一体どこが問題なのでしょうか。
それは、「会社は何の対策もしない。」ここが問題です。

ですが今回の場合、社長や役員クラスは何も知らないのが前提ですから部長や課長クラスが意を唱えない。
つまり、ボトムアップが不十分な会社であると言えます。

部長や課長クラスにも人事査定があるので、保身の為にトップや役員に対してボトムアップ出来ずに、部署で対処してしまうということです。それは何もノルマ限った話では無く、ミスに対してもボトムアップせずに、部署で内々に済ませてしまう。部長、課長にとっては波風を立てないようにする動きがあります。また、そういった雰囲気を社員に与えている風通しの悪い会社であると言えます。

会社のトップは数字だけを確認して、売り上げや利益が上がっていれば喜ばしいことでしょう。
しかしながら、これらの数字の上昇は社員の頑張りによるものであります。

会社のトップは社員の頑張りを正当に評価する必要があります。
その為には、どの様に、どれだけ頑張った成果なのかを理解する必要があり、会社のトップが「社員が自腹で達成しているノルマであり、その結果である。」ということを知らないという事実は、正当に成果を評価する気がないということになります。

②社長や役員クラスが知っている。または、率先して推し進めている場合

社長や役員が率先して推し進めている場合、絶大は発言力を持っており、誰も意見を言うことが出来ない会社である可能性が高いです。

トップダウンが絶対の会社であると言えます。
トップダウンは必要なことではありますが、過度なトップダウンは只のパワハラにすぎません。
また、社長や役員クラスが知っているということは、止めさせることもできるわけであり、容認している事実はトップが何も言わないから続けているというトップダウンと同義です。

①と同じく、ノルマの場合で考えてみましょう。

社長や役員が出したノルマはトップダウンが絶対の会社ですから、そのまま部長や課長クラスを通して、一般社員にノルマとして与えられます。社長や役員クラスがノルマに対して身銭を切って達成していることを知っているのが前提ですから、当然、達成が容易なノルマではなく、社員は身銭を切ってノルマを達成することになります。

それはノルマだけでなく、様々な意思決定をする際にも絶対になります。
例え現場でこのようにしようと決めても、社長や役員の一声で全く正反対の方向になることもあります。

社員がミスをしたことに対し、トップが弁償しろと言えば、弁償せざるを得なくなります。
部長以下一般社員に至るまで、ノルマだけでなく、何に対しても意を唱えても聞き入れてもらえず、社長や役員の言いなりになってしまいます。
社員のことを考えていない会社の経営体質は、社長や役員などのトップが変わらない限り続きます。

 

過度なノルマを与える会社の特徴

 

ブラック企業である

 

上記でも説明した通り、とんでもないと思うような過度なノルマを平気で与えるような会社は、ブラック企業です。そのノルマを達成できないことを理由にして、減給やパワハラのような行動・言動をされることもあります。

過度なノルマを通達された時点で歯向かったとしたら、生意気だと目をつけられ、嫌な態度を取られることもありますし、逆に何も言い返さなければ、ずっと過度なノルマを突きつけられたままになるのです。

そのうち精神的に病んでしまい、身体も心も健康バランスを崩してしまう可能性があります。心身ともに病んでしまう前に、転職先を探したほうがよいです。

心のバランスが壊れていると、自分では気づかないことがあります。もし、過度なノルマのことで頭がいっぱいになってしまい、ノルマが達成できずに上司に叱られることを恐れていると、不正を働いてしまうケースもあるのです。

過去には、大手の東芝でも、そのように経営難から不正を働いたことが大きなニュースになりました。そうなってしまったら、自分自身が犯罪者になってしまいます。それは最悪のケースではありますが、そうなる危険性もあるので、過度なノルマを突きつけるブラック企業はやめて、早く転職をすることをおすすめします。

経営難の可能性がある

上司や経営者は、過度なノルマを本当に達成してほしいという気持ちで部下に与えているのだとしたら、それはそれで問題です。過度なノルマを達成しないと経営していけないくらい、経営難に陥っている可能性があります頑張って仕事をしたとしても、達成できるノルマには限度があります。

正常な判断ができなくなっているくらいに、無茶苦茶なノルマを提示してきているのであれば、もうすでに経営の危機が訪れているのかもしれません。自分以外の社員にも同じように、過度なノルマを与えているのであれば、モチベーションが下がる社員も増えて、どんどん人が辞めていくことが良そうできます。

人材不足にもなり、その状態が続けば負のスパイラスによって、経営難は進んでいくばかりです。本当に倒産してからでは、ゴタゴタに巻き込まれてしまい、給料の未払いが起こるなど、何かトラブルが発生する可能性が高くなります。

トラブルに巻き込まれてしまう前に、過度なノルマを要求される状態が続いたら、その会社は早めに見切りをつけ、転職活動をしたほうがよいです。働きながらでも会社にバレることなく転職活動はできるので、新しい仕事先が見つかってから、会社を辞めるという選択肢もあります。

働きながら仕事を探す時間がないと思ったら、転職エージェントに登録するという手段もあります。転職エージェントに登録して希望の条件を伝えておくだけで、自分に合う求人を厳選して紹介してくれるので、時間がなく忙しい人でも転職活動が楽にできます。

日程調整や条件交渉、各種手続きなども代行してくれるので、働きながら転職先を探したいという人におすすめです。

将来昇給する可能性は極めて低い

過度なノルマを社員に突きつけ、そのノルマをすべての社員が達成し続けたら、利益が上がって経営も上手くいき、将来昇給することもあるかもしれません。

しかし、そのようになることはあり得ないです。そもそも、過度なノルマを社員に与えている時点で、経営状態が不安なことが予測でき、将来性がないこともわかります。何か奇跡でも起きない限り、その会社で将来昇給する可能性は極めて低いです。

それどころか、経営状態がどんどん悪化し、会社が倒産してしまう可能性のほうが高いかもしれないのです。将来性のある会社は、他にたくさんあります。転職を決断することは勇気がいることですが、将来を考えたら、勇気を出すことも大切です。

会社にいると、つい視野が狭くなりがちですが、周りを見てみたら、もっと環境が良い会社がたくさんあるということに気づかされます。

過度なノルマがキツイと感じたら、すぐに会社を辞めなくても、まずは求人情報をチェックしてみてください。他社の求人情報を目にしていると、自分の会社がいかに環境が悪いのかに気づくことがあります。

すると、自然に転職活動をする意欲がわいてくるものです。過度なノルマを与えられたとしても、今の会社にやりがいを感じ、定年まで働きたいというのであればよいのですが、そうでなければ転職という選択肢を頭に入れておいたほうがよいです。

このままでは、昇給の可能性が低いどころか、減収やボーナスカットの可能性も考えられます。生活レベルを下げてでもその会社に残りたいのか、将来を考えて新しい転職先を探すのか、1度立ち止まってよく考えてみることをおすすめします。