これからプログラマーとして働こうと思った上で考えるのが「IT業界はブラックが多い」というマイナスイメージでしょう。

プログラマーとしての腕があるならば、プログラマーとして働くことが本人にとっても楽ですし、働きがいのある仕事になります。しかし、最初から「ブラック」であるところに入社したがらないのは当たり前の心境です。

そもそもブラック企業とはどう言った定義なのか

ブラック企業とは、厚生労働省での具体的な定義はありません。しかし、『若者の「使い捨て」が疑われる企業』として特徴が明記されています。使い捨てが疑われるとは具体的にどう言ったことなのか。一般的な特徴として挙げられるのは、まず第一に労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課すこと。第二に賃金不払残業やパワハラが横行するなど、企業全体のコンプライアンス意識が著しく低いこと。そして、このような状況下で労働者に対し過度の選別を行うことが、若者の「使い捨て」が疑われる企業になります。

簡単にまとめると、12時間の労働で休憩がない状態であったり、明らかに残業をしなくてはいけない仕事量を課せられる上に残業代を払われないと言った内容です。

ブラック企業が多いと言われる業種は様々です。タクシー、建築、飲食に金融、旅行、マスコミ、不動産などで、その中にIT業界もブラックだと言われている業種の一つと言われています。

儲かっている企業に入社することを目的とすること

プログラマーと一口に括っても、自社でひたすら開発を行う働き方や他の会社に常駐する働き方もあります。もちろん、働き方によって待遇はかなり変わってくるものです。

プログラマーとしての就職が困難なのはこの雇用形態を理解していないからです。まず、雇用形態を理解していないと行き詰まったり勘違いをして「よくない企業」に入ってしまうことが多いのです。「プログラマーとして働けたらそれでいい」と思わずに、どう言った雇用形態があるのかを理解しましょう。

また、企業がどうしてブラックになってしまうのか理由を考えるべきです。ブラック企業に入るというのは、「儲かっていない企業」に入社して馬車馬のように働くことになります。入社する企業は「儲かっているかいないか」を必ず確認しましょう。

IT業界にも必ずホワイト企業があること

いくらブラック企業が多いからと言って、全てが黒に染まっている訳ではありません。それなりに儲けている企業は、残業もなく、残業があったとしても給与が支払われます。また休日出勤がない企業もあります。全部が全部、ブラック企業である訳ではないので調べることと「どう言った形で」雇用されるかをきちんと把握する必要があります。

「楽だから」という理由で、一般派遣を通じてプログラマーの仕事をすることはおすすめできません。まず正社員として就職するわけではないということです。派遣先からの仕事が打ち切られることもあるからです。結局また1から企業探しになりますので余計に時間がかかります。一般的派遣での扱いはフリーターと変わりません。

派遣にするならば、客先常駐の特定派遣にしましょう。この特定派遣のメリットはとにかく「重い仕事がない」ことです。所詮、派遣なので重要なポストが与えられるはずもなく、責任が発生しづらい環境と言えるでしょう。仕事の忙しさは飛ばされる派遣先によって変わります。

プログラマーとして最低限、探したほうがいい企業は「受託開発(請負開発)」の会社です。やりがいのある仕事というとこの手の会社になります。自社で継続して仕事をすることが出来ますので、徐々に責任のある仕事を任されるようになります。キャリアアップにも繋がってくるでしょう。

プログラマーが働く会社として、一番おすすめなのはやはり「自社開発(自社パッケージ)」を行なっている会社になります。何より自社開発をすることで儲かっている可能性が高く、余裕ある会社なため残業が少ないことが多いでしょう。自社開発でのプログラマーは定時で帰れる日が多く残業代もしっかり出て、ボーナスも沢山もらっている環境もあります。会社は必ず選べる立場にありますので、まず入社しようとしている会社がどう言った環境でどう言った雇用形態なのかをしっかり把握することです。

こうして言えるのは、自社開発を行なっている会社に入社するということは、自社で継続して作業をすることになります。入社したては先輩などに付いていきながら仕事を行い、慣れてきたら難しい仕事にチャレンジしていくといった流れが出来ます。

自社開発の会社に入社するということは、経験やキャリアを積む事に最適なのです。

結局、会社次第でありプログラマー次第である

どの業界も間違いなく、ブラックがあればホワイトがあり、グレーな会社も存在します。強制的にそこに入社させられる訳ではないので様々な手段を使って会社をリサーチすることが何よりも大事になります。

ブラック企業に入社することを望んでいなかったのに、ブラック企業に入ってしまったのは紛れもなく「リサーチ不足」であり、自己責任と言えるのがこの社会です。より良い会社に入るためには、自分のプログラマーとしての腕を磨きつつ、「どう言った会社に入るべきなのか」「自分の今の力ではどこが一番適正なのか」を見極め、必要な情報を入手し、いらない情報を捨てることです。このことは、「ブラック企業が多い」と言われる業界のどれにも当てはまる話になるでしょう。

ここで、ブラック企業の特徴をあげて行きましょう。冒頭でブラック企業とはなんなのかを説明しましたが、ブラック企業率が高いチェックポイントを紹介します。

まず言えるのは、「正社員に見せかけて契約社員などで採用しようとしていないか」を判断します。雇用形態を考えることが大切とお伝えしましたが、契約時に雇用形態を曖昧にして入社させるパターンがあります。きちんと説明してくれる企業で、納得するまで話を聞いて入社を判断しましょう。契約書に小さい文字で契約社員での雇用と書いてあって、入社してから正社員じゃないと気づくような悪質なケースもあります。絶対にその場の流れに流されてはいけません。雇用形態は明確にして入社しましょう。

また、会社の面接などで「精神論を語る」会社は危険だと判断しましょう。それは夢、やる気、熱意、感謝など精神論的な表現を多く使う企業は、精神論を盾にすべてを正当化してくる可能性があるからです。枝葉の話として精神論を語ることはよくありますが、精神論一本ではプログラマーの仕事は成り立ちません。結果論やロジカル、本質がはっきりしている会社に入社することです。

最後に「本当にブラック企業ではないのか」を確認するためには、夜遅くまでその会社に煌々と明かりがついていないか、社員の顔がやつれていないか、身なりがボロボロになっていないかを自分で確かめることです。ホワイト企業に入社したいのであれば、リサーチは徹底的にしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。一言で言えば、「ブラック企業は多いです。しかし、ホワイト企業も必ずあります」ということです。「入社したら全てが安泰」という話はもう、随分大昔の話です。

入社する側が働き方について真剣に考えなくてはいけない時代であり、各々で用心深いリサーチが必要になってきたと言えるでしょう。「働けたらいいや」という甘い考えではなく、どう言った会社に入りたいのかを事細かにはっきりとさせて行きましょう。