上司とのちょっとした喧嘩から退職を決意

当時、洋菓子を扱うメーカーの本社にて商品管理として勤めておりました。

20歳の頃に入社し、本社では最年少だった私は、同僚や上司に非常に可愛がってもらい、商談や会議等も経験し、入社半年後には所属部署の管理を任されるようになりました。(私の部署だけ別のフロアに有った為。)

その頃、年上の社員が入社し私の部署へ配属、私にも直属の後輩が出来ました。

非常に息が合い、お互いタメ語で話すくらい仲良くなり、社員は私とその後輩二人で切り盛りしていたのです。

私の部署のみ定休日が無く、後輩と交代で休みをとっていたのですが、ある日後輩が休みの際に、部長から後輩に対しての文句を私に話して来たのです。

内容は、「倉庫の荷物を片づけていない、それじゃ困るんですよね~」といった内容。

しかしその荷物は、部長の発注ミスによる大幅に余った資材でした。

数が多すぎて上手い事整理出来ていなかったのですが、後輩は残業をして出来る限りの整理を行ってくれていたのです。

後輩の努力を知っていた私は、自分の事を棚に上げ、後輩を否定する部長の言動に激怒してしまい大喧嘩となってしまいました。

私は「あんな部長の下で働けない!」と感じ、周囲に辞めるという事を言いふらし、後日部長に退職届を提出しました。

部長からの謝罪もあり、関係は良化したのですが、私が辞めるという噂は社内全体に広がっており、常務・本部長・他部署の役職者や同僚からの引き留めもありましたが、一度大っぴらに辞めると言ってしまった為、撤回する訳には行かず、そのまま退職をしたのです。

当時22歳の若さに加え、その会社では非常に評価されていたので、仕事が出来ると感じた私は、何とかなるだろうという気持ちから後悔も焦りも全くしておりませんでした。

 

若さだけでは厳しい転職活動

前職を退職し、一ヵ月程のんびりした後に転職活動を始めました。

余裕で転職先も決まるだろうと思っていた私は、ここで大きな壁にぶつかります。

まず年齢が若すぎるという事。

22歳といえば世間では新卒の年齢で、知識も経験も無い、これから育てていく人材として扱われます。

しかし、転職市場では即戦力が求められ、22歳は即戦力とは思えないという理由(実際に数社に言われた言葉です。)から書類選考も通りません。

〇〇歳以下の方募集といった文面は多く見ますが、〇〇歳以上の方、社会人経験〇〇年以上の方という募集もあり、初めて若さはメリットだけでは無いと感じたのです。

更に、私のスキルがアピールし辛いという事。

デザイナーやプログラマーの方なんかは自身のスキルをアピールしやすいですが、私は商品管理を主体とし、他部署の仕事も多く行っていた為、専門性が無かったのです。

その事から、職務経歴書に実績等を記載しても魅力的には思えず、書類選考が通らない大きな要因となっていたと感じます。

そんなこんなで、退職後半年以上は内定を得られず、無職となっていました。

当初は余裕だと高を括っていたものの、半年も決まらないとなると焦る気持ちが日々大きくなります。

その頃には、平日は毎日午前0時になった瞬間に求人サイトの新着を確認。

良い求人が無いと深いため息をつき落ち込み、更新の無い土日には何もする事が出来ず、前職を退職した事の後悔を繰り返していました。

無職となって楽しいのは、最初の一ヵ月。

それ以降は、みるみる減っていく貯金に、無職という肩書が重くのしかかり、無職である事が苦痛でした。

どこかに出かけても、そこには働いている人が必ず居ます。

そんな人を見て、職も無く働いていない私は「一体何をしているんだろう」と、世間から隔離された感覚に陥り、ただただ自己嫌悪を繰り返しておりました。

そうして不安が大きくなった時は、ネット上で自身よりも無職歴が長い人を見つけ、下を見て安心するという生活を続けておりました。

職種には譲れないこだわりがあったため、雇用形態を妥協し、退職から7ヵ月後にようやく契約社員として内定を獲得出来、転職活動が終了となりました。

 

環境は良いが給料が低い転職後の職場

 

転職後の会社は、人間関係が良く働きやすい環境ではありましたが、前職に比べると給料が大幅に下がってしまいました

また、契約社員という肩書を、正社員として働いている友人と比べてしまい、自己否定を繰り返す毎日。

給料を受け取る度、ストレスが貯まる度に、前職と比較しては、前職を退職した事を後悔する日々でした。

現在はこちらの会社も退職し、転職を繰り返した後に現在はフリーランスを行っているのですが、今でも最初の会社を退職しなければ良かったと後悔しています。

当時は月7日休みだったのが、現在では完全週休二日制となり、給料も増えているそうです。

あそこで退職をしておらず、現在も勤めていれば何らかの役職にも就けていたと思います。

当時は若さや実力を過信していましたが、今になって思うと典型的な井の中の蛙です。

もっと謙虚に、客観的に自己評価を出来ていればと思う、後悔の日々です。

以上、私の転職を失敗した私の体験談でした。