変化のない自分に嫌気が差し転職を決意

 

前職は製造の部品検査をしていました。

中小企業でありながら、福利厚生はしっかりしており、新入社員時の研修制度もありました。

ただ、毎日同じ部品を検査して、8時間こなしていくうちに、もう少しやりがいのある仕事をしてみたいと考えるようになりました。

同期で一緒に入り事務所に配属された人は、私の知らない会社の仕組みや情報が入り、どんどん吸収して楽しそうに仕事をしていました。

私は、配属先に不満もあったので、「なんでこんなことしてるんだろう」「もう少し実生活にも役立つ勉強できる仕事がしてみたい。。。」と思うようになったのがきっかけでした。

まだ20歳でもう少し経験を積んだ方が自分にも社会的にもいいのかな?と迷いもありました。

しかし、長く続けたところで自分自身が変化のない能力で時間だけがすぎるのではないか。と先を急いでしまう気持ちもありました。

結局は、2年余りで退職することとなりました。

 

事務職を希望し職を探す日々

退職した時は、爽快な気分で、明るい未来しか想像できませんでした。

この会社よりいい会社はごまんとある。若いし、どこでも雇ってもらえる。

これからはバリバリ働いて、もっともっと自分を磨いていこう、と当時はそんな気持ちしかなかったのを覚えています。

転職をする職業として考えたのは、事務職のみでした。

前の会社の事務が仕事しながらお茶を飲んだり、楽しそうに色んな人達と話をしているのを見て、私もやってみたいと思ったことがきっかけです。

その時は、仕事の具体的な内容や、業種や他の事を考えず、片っ端からハローワークで自分がやりたいと思う仕事を選びに行きました。

給与が前より高くて、残業はあまりなくて、自分の時間が使いやすい会社を選んでいました。

しかし、こんな安易な考えで仕事がスムーズに見つかるはずもなく、まず会社の条件に合うことがありませんでした。

会社の条件とは、経験者、学歴、資格等と年齢以外全て採用基準にすら引っ掛かりませんでした。

安易に、若いんだから大丈夫だろうとか、すぐ見つかると思っていた気持ちがだんだんと沈んでいきました。

この際、収入や希望通りの休暇でなくても立地が良ければまだいいかなと、自分なりに妥協した会社でも、面接で向こうから簡単に落とされてしまう日々が続きました。

私が転職活動をした時期は、就職難でもあり、求人数も多くなかったので、連日ハローワークに通っても新しい仕事すら見つけるのに苦労し、求人者でハローワークも混みあっていました。

すぐに見つかると思っていた転職活動が、とりあえず雇用保険をもらおうかと手続きした日からどんどん経って雇用保険の給付期間になっていました。

前職の退職時に思っていた明るい未来や、爽快な気分、自分はなんだって出来るなんて思っていたことが嘘のようにどんどん沈んで、その当時は自分がどこにも必要とされていないんじゃないかと思っていて、どこでもいいから就職したいと、どんどん条件を下げていきました。

転職するなら少しでも前の自分より成長していたいという一心で事務職の正社員という条件のみははずしませんでした。

しばらくして、行く気はなかったのですが(給与が低く、立地があまりよくなかったので)、保険でとりあえずキープしていた求人に連絡してみたら、今まで書類選考で面接すらたどり着けなかったのに、あっさり面接に呼ばれました。

面接の当日、スーツでしっかり決めていったのですが、窓口にいた事務員や社員は皆作業服でズボンでした。カタチ(服装・容姿)から憧れ、事務所こだわっていたので、「この会社はないな」と思っていました。

家に帰るとすぐに電話があり、「採用します」と連絡がありました。

その場は、「ありがとうございます」なんて言って切ったものの、どうしても違和感しか感じられず、断ろうか迷っていました。

他に働き先もないので、自分の経験値を上げるために2~3年で辞めればいいやと思い入社することに決めました。

 

なんだかんだで仕事を続け、事務職へ就く

 

入社してからは、自分の考えていた仕事と全く異なり、事務職ではなく、作業ではないけど、営業アシスタントやほぼ営業のように毎日外に出て、客先へ回るという業務でした。

やはり、希望の事務(総務、経理)は経験や資格が必要だったこと、既にその席はうまっていて希望通りになりませんでした。

しかし、毎日多忙で、やりがいもありました。パソコンやFAX、言葉の遣い方も出来なかった私は、その会社に入り、揉まれることで大きく成長していけたと思います。

何とかなるやまぁいっかなんてことは、お客さんの前では一切通用せず、自分自身でどうにかしなければならず、きつくても逃げ出さない気持ちやどうにか納期を間に合わす為に、外注へ足を運んで頭を下げて出来上がった製品は何とも言えない喜びがありました。

そんな仕事を気づくと7年やっており、その経験はどこへいっても自分の力となり、発揮することができました。

7年経ち、出産を機に今までの経験が実り、念願の事務職へと転身しました。