会社内において上司からのセクハラに悩んでいる方は少なくありません。
実際に被害者になってしまうととにかく耐えることしか出来ず、対処方法を考える余裕を持てず、日に日にどんどん精神的に追い詰められてしまいます。
上司なので訴えたりすると不利になるのではと不安でいっぱいになります。
そこで、会社内でのセクハラの2パターンとセクハラに遭った場合にどのように対処するのかについてまとめてみました。

 

セクハラには2つのパターンがある

 

上司が理解していないセクハラ

上司からのセクハラはセクハラをしている側にはセクハラだと思っていない上司がとても多いです。受け取る側の気持ちがセクハラかセクハラでないか分ける事もありますし、セクハラだと解ってしている人の場合はこちらから訴えやすいですが、解っていないセクハラの方がよの中沢山あります。

実際私が体験した例を挙げます。

新しく立ち上げる職場に際して、女性社員には制服がありました。が新しい職場にはオフィスはあってもロッカールームのないワンルームのオフィスがあるのみの職場でした。

そのフロアの中央には机の島があり、その机から1メートルも離れていない一角にロッカーが一塊があり、80センチ四方もないスペースがあてがわれカーテンを引いてその中で着替えるようにとの事でした。どちらかと言えばそのような場所を作ってあげただけ会社としては優遇しているとまで言っていましたが、着替えている最中は男性写真がその机の島に座っている状態でカーテンのすぐ横にも常に男性社員がいる状態でした。

着替える女性社員としては薄いカーテン一枚があったとしても数センチ横には男性社員が数人いるその場所で服を脱ぎきする動作はいかがなものかと常に思って意見をしたことがありました。

しかし、男性的には何とも思っていないのだから気にせず着替えればいいし、着替えている最中に話かけるのも当たり前だしそれがどうした?との言葉でした。

その事から受ける側とする側では全く感覚が違うし、それは年齢は関係なく会社全体の習慣より考え方が変わってくるのだと実感しました。

実際着替えに関しては気を付けるの一言で終わってしまい改善されることはありませんでした。これと同じ会社では男性上司の距離の取り方が近かったりパーソナルスペースが守られないことも沢山あり、気になり始めるとセクハラとしかとらえる事ができなくなり、何度か上司の間に入ってもらえる違う上司と話し合ったことがありました。

この上司に関しては本人は自覚が全くないので、改善されることはなく、また上司の意見の方が会社としては優先されるとともに、上司からしてみたら言いがかりをつけられたと捉えられて、強く当たったり、無視をしたりというパワハラを伴う状態になったために、自分の居場所はここではないと判断して転職をすることにしました。

以上が実例になります。自分に自覚のないセクハラの場合、納得してもらうことは難しく我慢をすることが得策になってきます。それでも気になるようなら転職をするのが一番です。嫌な人に戦いを挑むのは無謀で自分の毎日が疲弊するだけなので逃げるというのが得策なのです。

自覚のあるセクハラ

自覚のあるセクハラを受けている場合。セクハラだと感じている状態ですでに嫌悪感を感じているということです。

セクハラをはじめハラスメントを受けている場合周りは自分は関わりたくなくて見て見ぬふりをすることがほとんどだと思います。

また、相談できる相手がいたとしても、他人に話した事でどのように周りに伝わるか、他の問題に派生しないかなど多くの事を考えて口を開かなくてはなりません。悪気はなくても言葉は流れるモノだと思っています。

誰に相談するか、相談するタイミングや場所も大切になってくると思います。本来なら会社にハラスメント対応部署をしっかりと起動させてそこで相談することが必要だと思います。

が、ハラスメント対応部署も国によって設置が義務付けられていて表面的に作っている会社が多くただ話を聞くだけという会社が多いと思います。

そしてセクハラはなかなか言い出しづらい案件でもあると思います。思い過しと言われてしまえば話は終わってしまうし、立証するには難しいし、何よりも訴える事で立場はなくなりうる事です。集団的に感じ取り集団で訴える事は有効な手立てではありますが、会社を去る覚悟と共に訴える事が基本的な流れと思えます。

 

セクハラに対抗する場合の方法

セクハラの実態や被害を証拠として集めること

会社内の上司からのどんなセクハラ被害に遭ったのか証拠を集めます。

セクハラの証拠となるものとして「日記やメモのように筆跡として残す」「メール」「ボイスレコーダー」「診断書」「不利な状況を被った証拠」が挙げられます。

日記やメモのような形で筆跡を残すことはどんな被害に遭ったのかが明確になります。
ポイントはボールペンなど消えない筆記具で記すことです。
パソコンで打ったものやシャープペンで書いたものは消したりとデータの改ざんを容易にしてしまうので、消すことが出来ないボールペンで書くのが証拠としてより有効と言えます。

日にちと時間、場所、誰にどんな風にセクハラの被害に遭って、それに対して自分はどう感じたのかを記し、それを切り離しの出来ないリング式1冊のノートにまとめて証拠として集めておきます。

上司からセクハラと思われる電子メールが送られてくると言うケースもあります。
セクハラ的な内容のメールはすぐに消したくなりますが、送られてきたメールも立派な証拠となります。
送った時間などが岐路として残っているので、メールは消さないで必ず残しておきます。
いつどようなことを言われたのかを細かく残せます。

セクハラ発言をボイスレコーダーを使って残すのも有効です。
ポケットサイズのボイスレコーダーやスマホのレコーダアプリをポケットに入れたり、デスクに入れて活用することで、上司からのセクハラ発言が動かぬ証拠として残すことが出来ます。
不快に思うような発言がある場合は録音し、証拠として集めておくと良いです。

会社内で上司からのセクハラが原因で精神的な病気にかかってしまう方もいます。
病院で診断書を作成してもらうことでセクハラを証明する立派な証拠が完成します。
診断書があることで会社内でセクハラの実態があったと認められる可能性も高めます。

セクハラ発言に対して反抗したり拒否したり、あるいはセクハラ的なお誘いを断った途端に左遷させるような部署異動を被られたといったケースもあります。

セクハラ発言や誘いを断ったことで不利益を被った証拠をしっかりと残します。
部署異動であれば通達や辞令があるはずなので、そういった書類をセクハラ被害の証拠として保管しておきます。

セクハラ被害を社外の機関や窓口に相談する

上司からのセクハラを一人で抱え込んでしまうのは心身ともにボロボロなってしまい危険です。

会社の中にセクハラ被害に対する相談窓口があればそこに相談をします。

相談する際に上司からのセクハラの証拠を集めて、提示することが大切なポイントです。
証拠を集めておくと有利に進められる可能性が高くなります。

会社の中で相談出来ない、上司の耳に入ってしまうのでは不安に感じる方は会社の外の機関に相談しても良いです。

相談先として「都道府県労働局雇用均等室」「総合労働相談コーナー」「NPO法人労働紛争解決支援センター」「労働基準監督署」があります。
これらの機関にセクハラの実態や被害を相談し、抱え込んでいた気持ちを吐き出します。

外の機関に相談する際も証拠を持っていくことをおススメします。

上司からのセクハラを撃退する方法

上司からのセクハラ被害を少しでも減らすために自分が出来ることがあります。
1つ目は「仲間を作ること」です。
上司の行為がセクハラかどうか自分一人で判断するのは難しいので誰にも相談出来ずに一人で抱え込んでしまう原因となります。
セクハラ被害に遭った時は絶対に一人で抱え込まないことです。
周囲の人たちに「上司からこういう被害に遭った」と相談してみることです。
相談した結果、仲間意識が強まる可能性もあり、仲間が増えればセクハラしている上司に対しても止めさせるように訴えやすくなります。

2つ目は「不快だと思ったらはっきりと拒否すること」です。
セクハラ被害に遭った方で何も言えずにそのまま受け入れてしまう方は多いです。
セクハラの相手が上司なので言いづらいこともありますし、拒否したら自分の居場所や仕事が無くなる不安の方が強くなって黙ってしまいます。

しかし、セクハラをしている上司からすると「何も言わないから受け入れてくれている、嫌だとは思っていないだろう」と勘違いします。

セクハラ被害を訴えた際に、拒否してこなかったから受け入れてくれていると思ったと言われてしまうと、拒否しなかった方にも非があると思われてしまう可能性もあります。

相手が上司であってもセクハラ行為や発言に対して不快に思っていることは「やめて欲しい」とはっきりと、率直に伝えることです。
相手へ伝えるのはメールをおススメします。
口で伝えると言った言わないの水掛け論になることもあります。
ボイスレコーダに残せる環境であれが口で言っても証拠に残せますが、ボイスレコーダーが用意出来ない場合はメールだと証拠も残るのでセクハラ被害が嫌なことをメールで伝えるのが有効です。
自分がこういったことに不快を感じている、どんな場面や行為によって不快に思うのかを客観的に書くのがポイントです。

嫌な気分になる時は「これってセクハラですよね」と思い切って言って反撃することも方法です。
「そうだよ」と嫌味っぽく言い返したり「父親みたいですね」と反撃することで、セクハラ的な発言を減らせる可能性もあります。

 

最後に

 

会社内で上司からのセクハラ被害に悩んでいる方に向けて良い方向に改善するために自分で声を上げたり、証拠を集めたり、仲間を作ったり、相談したりして一人で抱え込まないことです。
セクハラ被害で苦しみ続けてしまうと自分の心身が崩壊します。
そうなる前に勇気を出して自分でアクションを起こすことがセクハラ被害に苦しむ日々から解消出来る日が近くなると言えます。