市役所で働くことのメリット

福利厚生がしっかりしている

公務員だけあり、福利厚生はばっちりです。

例えば有給休暇・介護休暇・育児休暇などがしっかり保障され、時間単位で取れます。また、産前産後休暇はもちろん、育児休暇を取りやすい環境でもあります。

一般企業よりも営業成績のノルマがあったり出世競争が激しくないせいもあり、男性の育児休暇も比較的取りやすい環境です。

病気等による長期休業中も一定の保障があり、安心して療養に専念できます。市役所職員には女性も多いですが、それは家庭との両立がしやすいというのが大きな理由です。

たとえば妊娠した場合、産前産後休暇の間もフルタイム勤務ほどではなくてもお給料が出て保障もあり、育児休暇も年単位で取れ、その間も公務員の身分は保障されてしっかり職場復帰もできます。復帰後は、ある程度は時間の融通のきく部署に移動しやすかったり、育児短時間制度を利用できるのもメリットです。

勤務時間が守られる

ブラック企業では始発で出勤、終電で帰宅というような話もよく聞きますが、市役所は勤務時間がある程度しっかりしています。

もちろん残業もありますし、部署によっては時期的に忙しくなかなか帰れないこともありますが、基本的に退勤時間に「帰りにくい」ということは民間企業に比べて少ないです。

これにはいくつかの理由があり、「残業がかさむと残業代や電気代がかかり、市の財政に影響が出るため、定時退勤が推奨されている」ということや、「労働基準局の指導により、市役所が率先して定時退勤を守ることが求められている」などがあります。

また、「ノルマ」という概念がなかったり、災害などを除けば「思わぬ飛び込みの仕事」があまりないというというのも、勤務時間が守られる理由です。

リストラがない

民間企業であれば、会社の経営状態が悪化したり、営業成績が極端に悪かったり、うつ病等で長い休職を余儀なくされたといった場合、解雇されることもあります。

市役所では、基本的にそのような理由で解雇されることがありません。そのため、ライフプランの見通しを立てやすく、高額のローンを組んだり家を建てたりということもしやすいのです。

カード会社や銀行の審査でも、「市役所の職員」と言えばスムーズに通るでしょう。極端な話、仕事ができなくても、3年4年と休職しても、公務員としての身分が保障され、年功序列で年収が上がっていくのが市役所職員です。市民から見れば腹立たしいこともあるでしょうが、勤めている側にとっては大きなメリットと言えます。

 

市役所で働くことのデメリット

災害時には出勤が原則

公務員であるからには、市民が困っているときに率先して「市民のために」働かなくてはなりません。そのため、自分の家族をさしおいても災害時は出勤するのが市役所です。

台風や地震などの大規模な災害のときには、被害状況を調べたり、必要な支援を整えたり、避難所を設置して食事や毛布を手配したり、ライフラインの復旧に努めたりと、次々と仕事が舞い込んできます。不安やイライラのために職員にきつくあたるもいます。自分の家族を心配しつつも、職務のため、帰ることはできない…というのが市役所職員です。

世間からの風当たり

公務員は公務員法により、犯罪を犯した場合、それがどんなに軽い犯罪でも必ず公にされます。一般の会社員では万引きなどといった軽犯罪の場合、新聞に載るようなことは滅多にありませんが、公務員であれば載ってしまいます。

そのため、世間には「公務員は犯罪率が高い」「公務員は甘い」といったイメージが持たれがちになってしまうのです。

もちろんどんなに軽くても犯罪を起こしていいということではありませんが、ただでさえ「税金から給料をもらっているのに」「公僕なんだから市民のために働け」という冷たい意見もある中、少しの隙も突かれてしまうのが公務員と言えるでしょう。

特に市役所職員は、市という小さなコミュニティの中で生活しているため、どの部署でどんな仕事をしているかまで市民にわかってしまいます。

そのため、職場の飲み会を居酒屋で行う場合でも、時にはプライベートなときでさえ、市民の目に晒され、少しのことでも市役所にお怒りの電話が入ることもあります。時には理不尽とも言えるようなクレームに耐えなくてはならないこともあるのです。

おしゃれや華やかさは自重

市民の目を意識する公務員。制服がない場合でも、おしゃれをすることはあまり良く思われません。

市民の中には、苦しい生活をする人や困っている人もたくさんいるため、市役所を訪れた人に「公務員のくせにきれいな格好をして」と思われることを防がなくてはなりません。

そのため、どうしても質素で地味な格好や生活をすることになってしまうのです。男性であればブランドもののスーツや靴を身につけたり外車に乗ること、女性であれば髪を明るい色に染めたりネイルをしたり、レースやフリルのついた服を着ることは、あまり良い顔をされません。

時にはそれが理不尽なクレームのもとになることもあります。

残業代はサービス残業もあり

公務員と聞いてまずみなさんが思い浮かべる市役所勤務についてですが、意外と知られていないのがサービス残業の実態です。もちろん、全ての市役所と所属課というわけではありません。

なにが一番ブラックかといいますと、所属する課によって随分と残業代も違ってくるのです。もちろん、それはどこの市役所でも通用する課による差があります。

例えば、土木や建築のように予算が高い部署はもともとの予算が高いため、残業もつきやすい。けれど、電通の事件から官公庁もますます厳しくなり、残業が多くても表面化できないので予算がおさえられます。なので、忙しすぎる部署は必然的にサービス残業も出てくるわけです。このあたりは、民間と同じかもしれませね。

また、公務員独特というか時の流れがおそいというか、前年度に決めた予算の割り振りを忠実に守る必要性があるため、急な予算変更に弱いところがあります。なので、基本的に残業代が前年度と同じように考えられるため、災害が起きたので危機管理課の残業代は考えられないような時間になるのですが、その残業代を捻出するのが厳しいなど、適応の遅さが如実にあらわれます。

また、最近では病気による休職になる職員も多く、そのため同じ課の職員は仕事は増えるが、その職員にももちろん給料は払われるため、人件費の予算も限られているため、なかなか残業代の増加は厳しく管理職も部下の管理不足を人事課から追及されるので、交渉もしにくいのでしょう。

市長という名のワンマン社長

大企業では、役員が数名いたり権力が分散することもわりとあります。しかし、市役所という場所は中小企業に近いので市長は絶対です。どれだけ職員が時間をかけた案や政策であっても、市長の一声でなくなるなとどいうのは日常茶飯事です。

それもまた市議会という政治から押し寄せる波なので、一職員が戦えるものではありません。公務員になるときに、大学生の就活で政治に関わりたいと思ってなる人などほとんどいていません。

どちらかというと古い安定した中小企業の会社員になりたいみたいな感じだと思います。けれど、ここが会社員と公務員の違いなのです。営利目的ではなく、市民の税金を使ってサービスするということは、間違いなく政治家の末端という言い方は悪いですが、政治家とお仕事をすることになるのです。

ゆえに、営利目的ではないがゆえに、目的は分かりにくく、また長期的スパンで考えるため、意見も様々です。そのなかで、政治という権力の一部を目の当たりにすることになります。

寄付金、税収、地主いろいろな権力者が出現します。ときには反社会的な方が市役所まで登場したり、私たちが想像する以上に社会の闇を見ます。ストレス抱えるという意味で間違いなくブラック企業と認定していいでしょう。

パワハラセクハラ当たり前

この書き方は極端かもしれませんが、官公庁というのはよくもわるくも慣例通り、悪くいうと古いのです。なので、新しい風が吹かないため、悪気のないパワハラセクハラが行われやすいと思います。

最近では、民間企業からの転職組が増えているので、少しずつは風通しがよくなったと思いますが。今の50代の方たちとなると縁故採用の方たちも多く、正直に会社員だと窓際族になるような方たちが平気で課長までは出世しています。

また、仕事意識の低さは入所してから、30年ずっとそのままなので、管理職になって現代の管理職とは?を考えないのです。以前、自分達が若かったころの管理職そのままを30年後に実行するのです。男のくせに同期の女に負けてる場合じゃないぞ。とか、女の子は産休とって復帰して繰り返すから新人の仕事内容で楽そうだな。とか平気で言う方もいます。

こんなパワハラやセクハラが今の時代に通用するの?と思うのですが、公務員になる方は真面目な方が多く、悪くいえば問題を起こしたくない、波風をたてたくない方が多いので、放置されるのですよね。そして、新卒の職員がまた悪に気づかず染まっていくという悪循環があるような気がします。

公人ゆえにプライベートがない

これは少しおまけの話ですが、公務員の友達が実際に起きたことです。彼女は市民課で窓口に配属されたため、わりと市民の方から顔を覚えられやすい。また、美人のためかいろんな方によく絡まれていたそうです。

そして、最悪だったのが彼氏とデートしているところを市民の方に写メで取られ、わざわざ窓口に報告してきたのだとか。

ストーカーをする気でもなく、そのおじさんに悪気がないと上司が判断し、なにも対応してくれなかったそうです。公人とはいえ、芸能人ではないのだし、なにをしてもニコニコしてなければいけないのは厳しいですよね。

そして、税金でお給料もらってるくせにがその嫌がらせした市民の方の口癖みたいだったので、やはりなにも悪いことしていなくても、悪人にされるのもある意味ブラック企業かもしれません。