給料面や自身の成長に不安を感じ転職を決意

 

私は2度転職しておりますが、ここでは最初の転職についてご紹介したいと思います。

私は大手証券会社に新卒で入社、3年目より投資銀行部門で働いていました。

投資銀行部門といえば普通は給料が高い代わりに激務、精神的・身体的に大変だが、耐えれば成長が期待できる・・・そんな職場というイメージがありますが、私がいた当時のこの会社の同部門は非常に案件が少なく、投資銀行部門なのに日中やることがない、若手過ぎて自分で案件発掘もできない、そんな立ち位置にありました。

このような環境と、少ない残業時間・残業代や給与水準に満足がいかず、また全然仕事を経験し、成長する機会がない状況に焦りを感じ始めていました。

結局社会人5年目の冬に転職活動の開始を決意しました。

 

4カ月に及ぶ転職活動

転職活動中はリクナビNEXTやDODA、en転職といった比較的メジャーな転職サイトで案件を探していましたが、そのうちの一つに「限定オファー」の形で「エグゼクティブリンク」という転職エージェントが私にコンタクトを寄せてきました。

こちらはコンサルファームに特化したエージェントでした。

「絶対にコンサル」という強い意志があったわけではありませんでしたが、成長が見込める・給与が高いとのイメージからコンサルファームを前向きに考えるようになりました。

エグゼクティブリンクに出会うまでが約1か月、ここからこの後お話しする外資系コンサルファームに内定をもらうまでが約3か月、都合4か月間の転職活動がここから本格化しました。

エグゼクティブリンクではいくつかの外資系コンサル案件を紹介いただき、最終的に4社ほど面接のアポイントを設定いたしました。

面接の日程がある程度固まってくると、面接の練習もエージェントと一緒に行いました。

特に異業種の転職となるので、業種の違う前職の経験をどのようにコンサルファームで生かすのか?を論理的にこたえられるように準備いたしました。

また、コンサルファームの場合、論理的思考力を問う「ケース面接」(ある一定のお題を決めてそれについて自分なりのロジックを立て回答する)という特徴的かつ私自身新卒の際には経験することなかった面接があったため、重点的に練習するとともに、いくつかの代表的な「ケース面接」の事例集などをもらいながら、面接に備えました。

結局、4社のうち一社が順調に面接が進みました。

1度目の面接はさほど難なくクリア。

2度目がケース面接で、「都内の地下鉄の利用者数を推計し、かつ売り上げを倍にする方法を考えろ」というお題が与えられました。

一応の筋道を立てたあと、私の回答に対し面接官からかなりシビアな質問が飛びました。

正直この時は厳しいと感じましたが、一応合格したため、次の面接に進みました。

厳しいと感じた点、入社後に面接官を担当した社員さんに聞いたところ、「大抵厳しい質問をするもの。ロジックとしては九大レベルだった」と言われてました。

さて、3度目の面接をクリアすれば後は人事面談なので、実質これが最終関門でした。

3度目の面接はまずかなりの上席が対応するため日中にしか設定できないという点がネックでした。結局前職には温泉旅行に行くふりをして面接を設定しました。

1度目の面接以上に応募理由、コンサルでどんな仕事ができるのか厳しく追及された挙句、突然予告なしに英語面接が短時間挟まるなどの難局もありました。

休日の過ごし方について突然英語で聞かれましたが、前日が日曜日だったので何とかその日の出来事をお話ししました。そのあたりの受け答えがプラスに働いたのか、その面接も通過。

何とか内定に至ることができました。

提示年収は入社時に受け取れるサインオンボーナスも含めれば前職より100万円を優に超える増額幅だったため、「成功した転職であった」とその時点では思っていました。

 

危機感を感じ再び退職を決意

さて、内定をもらったところで油断したのが良くなかったのでしょうか。

内定後のイメージを明確に持てていなかった自分は、まず「どのプロジェクトにアサイン」するかに非常に難航しました。

コンサルはプロジェクトにアサインされなければ市場価値のない仕事ですが、面接は乗り切ったものの、この時どのようなプロジェクトであれば自分がバリューを出せるか全くイメージできずにいました。

結局紆余曲折の末、金融機関同士のシステム統合案件にアサインされました。

前職が金融機関であったことが決め手となったのでしょうが、プロジェクト内容的にはむしろシステムの素養が必須で、コンサル特有のクライアントファーストな働き方にもなじめず、全くプロジェクトに貢献できない日々が続きました。

結局、4か月ほどでプロジェクトからリリースになってしまいました。

私は年収の兼ね合いから1ランク昇進した状態で入社しておりましたが、プロジェクトでバリューを発揮できなかったことで早くも降格の危機に瀕してしまいました。

家族・子供もいた私は降格→減給は何としても避けたいと考え、リリースとなる前後から速やかに2度目の転職活動を開始。

詳細は省略しますが、1か月ほどで次の職場へ旅立ち、私のコンサル経験は約半年程度で終了しました。

入社直後のプロジェクトアサインについてもっと真摯に取り組むべきだったと、深く反省しております。