人の評価というのは大変むずかしいものです。本来は肩書などではなく、じっくりと関係性を築き上げた上で評価されるべきものといえるでしょう。しかしながら、企業は短時間で面接に来た人の能力を見極めなければいけません。

そのためにはどうしても情報に頼るしかなくなってしまいます。様々な実績や経歴があるなかでの学歴、その評価というのはいかほどのものなのでしょうか。詳しく解説していきます。

 

学歴はどれくらい重要か

 

まず、学歴だけの価値観を考えてみましょう。一昔前に比べれば、学歴神話というのは随分薄れてきた現状があります。すなわち、良い大学を出ていれば良い会社に就職できるという定説はもはや成り立ちません。しかしながら、一切影響がないかといえばそういうわけでもないのです。

特に全国的な知名度の高い大学であれば、たしかに好印象になる可能性があります。ただ、日本に数多く存在している大学において、地方のさほど有名でもないような大学に関しては、シビアにざっくりとした判断しかされない可能性があります。

大切なのは卒業をしているかそうでないかあり、よほどの有名大学以外ではその点以外のネームバリューで印象が変わるということはあまりありません。

人材が豊富にいたバブル期というのは、高学歴の人を採用することで会社のイメージやブランド力を上げるという一面を確かに持っていました。SNSなどが普及する前の時代は、営業のトークを例に上げてみても、高卒の営業マンが売り込みをするのと、大卒が行うのとでは、説得力に違いがあったのです。

しかし現代、情報は誰でもがスマホなどからいつでも仕入れられる時代です。学歴などの肩書が武器になる時代は終わりを迎えつつあります。学歴が評価されるとしたら、基本的にはそこに受かるまでの努力はできた人間だという見方くらいで、その程度に考えていたほうが良いでしょう。

 

面接官は百戦錬磨の経験者

 

採用を希望する転職者側に立てば、面接の時間というのが一発勝負の戦場であることに間違いはありません。しかしながら、面接官というのは常にいろいろな人を見てきて、採用後のデータも蓄積させています。

その採用基準のデータに「学歴の高いもの」とある企業は殆どないと考えられます。面接官はロボットでなく、当然人間です。その人自身も大学を卒業し、その会社に就職している可能性が高いです。大学生活で本当に充実した学問に励む人もいますが、単位だけとって卒業するという人も珍しくありません。

つまり、面接官の経験から大学に対する価値観が低くなってしまっている可能性もあるのです。厳しい競争社会の時代に学歴にこだわることは、ある意味では上辺ばかりを重視するのと同じことです。ネームバリューに頼るのはやめたほうがいいでしょう。

もしも学歴をアピールしたいのであれば、卒業した学校名を誇るのではなく、そこで何を学んでどんなことが評価されたのかを主張するべきです。他の学生と一線を画するような実績があれば、それは面接官にとって好印象の要素のひとつとなります。

何もせず、ダラダラと学生時代を過ごしただけの人が学歴アピールをすることはむしろ逆効果になることもあるでしょう。そういう人はかっこつけずに正直に自分の過去を反省する弁を述べるのもひとつの方法です。面接官に似たような学生時代の経験があれば、素直で正直な人という好アピールになるかもしれません。

良いことばかりを主張することが有利なるとは限らないのです。

 

転職で求められること

 

とくに転職においての学歴というのはそれほど重要性はないと言われています。新卒の学生を採用する場合であれば、社会人経験がないので判断材料が学歴などしかありません。しかし、学校生活と社会生活が全然違うことは、大人であれば誰しもが身にしみて感じているはずです。つまり、前職があって転職を希望する人材について知りたいのは、学歴よりも社会で働いた経験の実績や経歴となります。

とくに現代は即戦力が求められている時代です。学歴などの肩書にこだわっていられる悠長な企業というのはごくわずかしかありません。厳しい時代という見方もできますが、一方ではチャンスであるとも考えられます。

そもそも、ネットの普及によって学校で習うようなことの答えは、誰もが簡単に調べられる時代になっているわけです。そんな状況で学校での実績をアピールされてもなんら意味がありません。好印象となる一番のポイントは「生産性」です。学校の勉強は学んだからと言って、それが何かのサービスになるわけではないのです。

社会に出て、知識を活かして何かの役に立つことができたという実績こそが、企業側が喉から手が出るほど欲しい人材の要素となります。学歴がないからと諦める必要はなく、どんどんチャレンジしていくと良いでしょう。

 

まとめ

 

この時代を困難と取るか、チャンスと取るかはその人次第です。単純な選択ですが、ここでもすでにあなたが企業に求められる人材かどうかが判明します。当然、企業側はこの状況をチャンスと取れる人を求めることでしょう。学歴ばかりにこだわっているような企業は、これから間違いなく廃れていきますので、自分の方から願い下げするくらいの強い気持ちを持って、転職を成功させてください。