キャリアアップ、ワークライフバランス、職場の人間関係、通勤時間、仕事内容、転職したい理由は人によってさまざまですよね。

自分の選択での転職、又は転居に伴う転職、結婚を機に転職、等事情はさまざまですが、基本的に日本では転職回数が多い事を「粘りがないのではないか」 「性格に難ありなのではないか」と勘繰られてしまい残念ながらあまりよしとする風潮ではありません。

かといって過去の職歴はすべて書かなくてはいけない、あえて飛ばして書いて穴が開いていてもそれはまた印象が悪いです。

今回は、転職回数が多い方でも、それをかえってプラスにアピールする方法をいくつかご紹介していきます。

転職理由を整理して把握

 

転職回数が多いとそれだけ面接でも突っ込んだ質問が増えてくる可能性が高いです。

そんなとき、どんな質問が来てもたじたじにならないように、自分がなぜ転職したのかをよく整理して、すぐに説明できるようにしましょう。

面接官も採用するとなったら長く一緒にできれば仕事ができる人がいいのではないかと思います。また、自分の会社でも同じようにすぐ辞めてもらっても困るという気持ちを持っています。よってなぜ転職したのかは気になるポイントだからこそ質問が飛んできます。

例えば、転居に伴う転職であれば説明が簡単ですよね。転居した場合は素直にそう面接官に伝えることで、やむをえず転職したんだという風に受け取ってもらうことが出来ます。

その反面、ちょっと説明がしづらくなってしまうのは例えば体調を崩した場合。

そんなときは「体が弱いと思われて不利になるかも、、、」 なんて考えずに、堂々と伝えましょう。
ここでポイントは今現在は仕事に復帰できる体調であるという事を再度しっかりアピールしましょう。

ここで注意したいのは決して嘘をついてはいけません。嘘をついたことがバレると内定取り消しになる可能性がありますし、入社してからウソがばれると解雇されてしまうこともあります。

特に体調不良が理由になると、病院へ行ったり入院したりすると記録として残りますので、徹底的に調べられるとバレてしまう可能性もあります。また人間は嘘をつくと表情やしぐさに表れてしまうものです。面接官も多くの人間を前に面接をしてきている百戦錬磨です。嘘を見抜く技術に長けている人であれば、嘘をついてもすぐ見破ってきますのでその時点で内定を獲得することはできないでしょう。

以上の理由から体調不良で前職を辞めた場合、体調不良のことは包み隠さず正直に話します。その後で現在は問題がなくしっかりと働けるという意欲を見せることが大切です。

 

もう一つ、言いづらいのが人間関係が理由で転職した場合ですね。

上司と合わなかった、社風が合わなかった、どうしても苦手な人がすぐ近くにいた、嫌がらせをされた、等々、でもこれ、実は転職理由ナンバー1と言われているんです。

と、いうことは後ろめたく感じることはありません。

こういった場合、ダイレクトに「人間関係に問題がありました」と言ってしまうとやはり印象は悪いです。

「人間関係が悪い」を少し良い言い方に変えてみる必要があります。上司と合わなかった場合を例にしてみましょう。

「前職では上司の言うことは絶対で、自分自身の意見が全く通らないという日々を過ごしていました。御社に入社した際には自分から意見を多く発信し、御社の業務に幅広く貢献していきたいと考えております。」

という形でマイナス面を言い換え、そこからプラスの方向にもっていくことで転職理由も説明でき、仕事に対する意欲もアピールするこができます。

 

また、人間関係と同じくらい多い理由として、「残業、休日出勤、激務」など、労働時間、労働内容の多さが原因で退職する人も多いかと思います。

この理由で転職をする場合、面接での解答の方法は2種類あります。

まず一つは「正直に全部話す」です。

前職で月の残業が100時間近くあり限界を迎えて退職した、と言う人であれば

「前職では残業が月100時間近くありこのままでは体調を崩すと思った」

と正直に言うというのが一つの方法です。

これを聞いた面接官は「月100時間は流石にやりすぎだな。これは仕事を辞めてもしょうがない」と言った感じで、同情してくれることもあります。あまりにも前職の状況が過酷だった場合はこの方法を取ることも可能です。

もう一つの方法は先ほどもあげた通り「マイナス面を言い換えプラスにもっていく」という方法です。

解答例としては

「前職では効率の悪い業務を長時間行うという風習がありました。そのため社員全体のモチベーションも低く、嫌々仕事をしているという人が多かったです。私は効率よくテキパキと仕事を行うことが得意なので前職の社風とは合わずに退職をしました。御社に入社した際には効率よく仕事をし、業績を上げることができるように精進していきたいと考えています。」

という風にプラスにアピールすることが可能です。

転職回数が多いのは実は良いこと?

 

転職回数が多いと、面接官からしたら「コロコロ転職先を変えてばかりだ」「自分の会社もすぐに辞めてしまうんじゃないの?」などと思われてしまい、印象が悪いです。

しかしながら、悪い部分ばかりではなく、実は転職回数が多いことでプラスに働くこともあるのです。

プラスに働くこととは一体何なのかと言うと「様々な仕事を経験してきた」ということです。これが転職回数が多い人にとっての唯一と言っていいくらいの強みになります。

面接の場でのアピール方法は以下の流れで行いましょう。

「自分はこんな業務やこんな仕事など色々な仕事に携わってきた。」「これらの経験や知識をもとに、業務に活かしていきたい」

といった感じです。

しかし、すべての業種や職種がバラバラだと面接官にも響きません。企業が転職してくる人に求めていることは「即戦力」です。つまり、会社に入ってもすぐ戦力になるような知識や経験が備わっているかが重要で、面接官もそこを重点的に見てきます。

そこでなんとかして今までの仕事の共通点を見つけることが大切です。転職回数が多いと共通点を見つけるのも大変だと思いますが、なんとか見つけましょう。

たとえば、すべて接客業だったり、ある分野と関連していたりです。

なにかひとつでもいいので今までの職場で共通するものをみつけて、そこを面接官にアピールしてしまいましょう。
例えば接客業だったら、

「私は人とかかわることが好きなので、これまでの経歴を見ると必ずしもキャリアアップとは言えないような転職もありましたが、自分が得意な事、やりがいのあることができるという事を職探しのテーマにしています」

等と相手にポジティブにとらえてもらえるように話すのがコツです。

 

海外では転職回数が多いことはプラスになっている

 

最後に、海外では転職回数が多いことはプラスと考えられています。

なぜならそれだけ多くの面接官、そして企業がその人のことを認めたという事になるからです。

例えば1社だったら面接は一回、たまたまその面接官に気に入られただけかもしれません、

又はその時だけのコネかもしれません。

でも、たくさん転職してたくさんの人がその人をいいと思って、魅力に感じてぜひ採用したいと思った、という事は
ひとつに自分のスキルとキャリアと言ってもよいのではないでしょうか。

「今までたくさんの職場を見てまいりまして、どこの企業にもぜひ来てほしいと言っていただき、自分が必要とされていると感じる事ができました」

とポジティブに伝えればよいのではないかと思います。

 

まとめ

 

なかなか今の日本のビジネス業界ではプラスにとらえてもらえない転職ですが、自分の中でなぜ転職をしたのか、しっかりと分析していけば必ず自分の強みと個性が見えてきます。
それが見つかってしまえばもうこちらのものです。
そこが自分のアピールポイント、売りになりのですから、どんどん自信をもって話していきましょう。

誰にでもわかりやすい、学歴や見た目、スキルなどの武器は確かにあったほうがいいですが、面接においては、初めはマイナスポイントだったものをプラスにひっくり返せた時の伸び幅のほうが大きく、面接官の印象にものこりやすいのではないでしょうか。
転職回数が多い人は、たくさんの面接をくぐり抜けてきた、という事を自信に変えて、ぜひ堂々と自分をアピールして挑んでみてくださいね。