近年職場で多くなってきているうつ病。メンタルに関することなので、「あいつやる気がない」 「根性の問題だ」 「社会人としてありえない」
などど厳しい、否定的な意見を浴びせられがちですよね。
でも、実はうつ病はだれがいつかかってもおかしくない病気なのです。

決して本人が悪いわけではなく、近年の厳しい職場環境を考えれば、本当に明日だれが片足を突っ込んでもおかしくない病気、という事は至って普通の事とも言えるのですね。
又、かなり状況が信仰してしまうまで、本人が自分で病気に気づきづらい、精神に関わることなので病院にいくまでにハードルがある、という側面もあります。

しかし、一度発症してしまうと回復までにかなり時間がかかり、回復後も人に話しづらい内容の病気なので苦労する、といった厄介な病気でもあります。
だからこそうつ病になりやすい人の特徴を常に頭の片隅に入れておきながら、毎日を過ごしていければよいのではないでしょうか。

そんな、実は身近にある病気だからこそ、事前の予防で防ぎたい、周りにそんな人がいたら早めに気づいてあげたいですよね。
今回はうつ病にかかってしまいやすい人の特徴をご紹介、自分、又は職場の仲間にあてはまっていないかチェックしながらお読みください。

 

完璧主義者

生真面目で完璧主義者はうつ病になりやすい傾向にあります。なぜなら、理想の形にこだわりすぎてしまい、未達成時の自己を許せないためです。

一般に「少しくらい失敗してもいい」「8割できれば合格」という考えの人には次が想定されています。
今回の失敗経験を繰り越すことのないよう、失敗時に改善案を打ち立てて次は成功にかえるよう努めます。

一方、うつ病になりやすい傾向にある人は完璧主義のため「失敗を許せない」という前提がある傾向にあります。

例えば、ビジネスをする上で最低限必要とされるスキル「報連相」について考えてみましょう。
所属部署の決定事項があるのなら、それらを徹底します。生真面目で責任感が強い傾向にあるため、限りなく100パーセントに近いほど実行します。

仮にそのような人の周囲に失敗ばかりする人がいたのなら許せないはず。
本人は決めた約束は完璧に実行に移しているにも関わらず、失敗をするなんて許せない思いが芽生えてしまう恐れがあります。

完璧主義者にとって、チームで決めた約束は絶対。それは破ってはいけないルールのため、受容できない事態が想定されます。

つまり、このような価値観を持っている方は要注意。生真面目で完璧主義の考えを持っているとうつ病になりやすい傾向にあると言えます。
完璧思考が強すぎてしまい、いつも肩肘に力が入ってしまうような心身の状態では、呼吸は浅く血液循環も衰退してしまうと想定できます。

こうしたタイプの人は、深呼吸をして平常心を保つ工夫をしておきたいですね。

 

努力家の人

努力家はうつ病になりやすい傾向にあります。なぜなら、努力をすることが良いことだと認識しているからです。
一口に努力家と言っても多様なタイプがいるため、ここでは二通りの努力家を紹介します。

① 悲観的タイプ

悲観的タイプはうつ病になりやすい傾向にあります。自責の念が強く、他者に対して責任転嫁できない傾向があります。
最低限の自責は信頼感を生みますが、度を超えてしまえば融通が利かないと言い換えられるのではないでしょうか。
このような傾向を抱える人は、自分を責めてしまいうつ病になってしまう恐れがあります。
2週間以上、悲観的に考えてしまうのなら要注意。自己洗脳によって泥沼にハマってしまう恐れがあるため、泥沼にはまってしまうまえに脱却させたい。

② 楽観的タイプ

楽観的タイプは、うつ病になりにくいと言われています。なぜなら、小さなことは気にしないため。
小さな(細かな)出来事は気にせず、ココロが赴くままに行動できる思考を持つ楽観的タイプが見つめるものは、常に自己。
やるべきことよりやりたいこと。方法論より意味に重きをおくため、やり方にこだわらない強さがあります。
そのため、小さな出来事を引きずることもすくないためうつ病になりにくいと考えられています。
ただし、楽観的タイプの不調状態が続くようなら、早めの通院をおすすめします。

努力の過程では、自責精神だけでなく適度に他責精神をもち、細かなことは気にしないようにしましょう。
また、周囲からみて「様子が変だな?」と気づいたら早めに対応する必要があるので覚えておきたいですね。

 

自分に厳しい人

よく言われている事ですが、まじめなひとほどうつ病になりやすい傾向にあるようです。
責任感が強く、自分に与えられた仕事をやりきる意思があり、使命感が強い人なんかです。

完璧主義者が多いといわれており、自分の仕事に厳しく妥協を許さないタイプの人です。
そうです、うつ病になりやすいのは、人一倍仕事に対する思い入れが強いのです。
うつ病になるとモチベーションが下がってしまうのでうつ病イコールやる気のないだらしない人と思われがちですが、これは発症してしまった後の話しで、本当はその人たちが普段まじめだからこそ、病気にかかってしまいやすいのですね。

なかなか難しいかもしれませんが、もし仕事についつい力が入りすぎて苦しくなってしまっているなら、適度に肩の力を抜く、といっても難しいと思うので、例えば仕事の時間を決めて、それ以外の時間はとにかく仕事の事を考えない、仕事の合間にちょっとお茶をするなどリラックスタイムを作ることを自分のルールにする、など少しずつ、小さなことで良いのでやってみてはいかがでしょうか。

NOと言えない人

更にまじめな気質の人の中でもNOと言えない場合、仕事もストレスもたまってしまい、うつ病になりやすくなってしまいます。
周りは 「この人はなんでもやってくれる」とどんどん甘えていってしまいがちです。
でも、人にはそれぞれできることに限度がありますし、それを超えれば誰だってバランスを崩してしまいます。
責任感が強いからこそ
「ここでNOと言ったら失望させてしまうのではないか」 「今後仕事がまわってこなくなったらどうしよう」
なんで事をかんがえてしまいがちです。

そんなときはすでに自分がどれだけのことをこなせているのか、振り返ってみて、自分を評価してあげましょう。
NOというのは当然の事です。誰もが毎日何らかの形で無意識にイエスかノーの選択をしています。
他の人が評価してくれなくても、自分で自分を認めてあげればよいのです。

常に笑顔な人

先ほどの延長になりますが、うつ病になってしまう前に周りが気づいてあげられないケースが多いのは、予備軍の人たちは頑張り屋さんなので、表情に本人が実はつらいという事が出ないのです。
いえ、本人も責任感が強いので
「大丈夫、私はもっとできるはず」 「これくらいのことでめげてちゃだめだ」 「つらそうな顔をしても始まらない」
と自分で自分に無理にはっぱをかけていることが多く、その結果常に笑顔、周囲からは本人の辛さが見えづらくなってしまっているのですね。

いわゆる「笑顔の鎧」を着てしまっている状態なのです。

表面でわからないからこそ職場内の挨拶だけでは伝わりづらいものがある、むしろ笑顔だから 「あの人いつも元気ね」 なんて誤解されてしまう。

そんなときこそ、仕事以外の内容でのコミュニケーションが大事になってくるのです。
機能のテレビ、おいしかったお菓子、季節の話、旅行の話、何でもいいのです。
常に笑顔で頑張っている人でも本当は予備軍かもしれない、別に突っ込んだ話をする必要はありませんが、周囲の人は世間話でもなんでも、コミュニケーションを増やしていければ、病気を防ぐことができるのではないでしょうか。

 

他者と比較をしてしまう人

他者と比較してしまう傾向にある人はうつ病になりやすいと言われています。
理由は至ってシンプルで、自己基準による評価をしてしまうからです。

例えば、学校教育の現場においてもビジネスの現場においても評価制度が存在します。それは成績と言う形で私たちの記憶に根付いているものです。
評価制度におけるデメリットは視野を狭めてしまうことにありますが、これらの環境下が全てと言う認識で過ごしてきた人はうつ病になりやすい傾向にあります。

①あの人と比べて私はできない/あの人と比べて私はできる

このような考えを抱く人は要注意。なぜなら、前提として他者と比較する傾向にあるからです。
他者と比較するタイプの人は、満足感や充実感に対して独特のカラーを持っています。
例えば、あなたがプロジェクトを任されたのなら、他者比較思考が根付いている人は優越感が先行するでしょう。
仮に、その優越感を得た時期が3年続いた後、プロジェクトから外されてしまったのなら、あなたよりも有能な人と比較をしてしまいます。

・私よりもできているから選ばれた
・あの人よりも私はできていない

これらの考えばかりが浮かんでしまったら、自信喪失してしまうのではないでしょうか。
その結果、思考の整理ができずに時間が過ぎ去ってしまう場合もあります。
他者と比較してしまう人は自己を追い詰めてしまう恐れがあるため、うつ病になりやすいです。

②自己と比較する

改善策として自己と比較するように努めます。比較対象を自己にすることでブレない自分をつくるのです。
上記を例に考えてみましょう。

プロジェクトから外された場合、他者と比較した結論を出すのではなく、自己と比較をした結論づけをするのです。
具体的には、

・プロジェクトを開始した当初の自分と比較をすると、多くの学びを獲得し成長できた。
・会社に対して貢献し、売り上げアップのために奮闘した
・奮闘しただけでなく結果をだした
・多くの人たちと知り合うことができた
・プロジェクトを通じて信頼関係作りの難しさと有難さについて知った
・プロジェクトを通じて人として成長を感じた

飽くまで、プロジェクトを任されてた当初の自分や入社当初の自分と比較します。
当時の自分よりも成長できたことに対して感謝する気持ちが芽生えることも考えられます。

このような視点・思考を持つことでうつ病を回避することも可能です。

 

最後に

 

いかがでしたでしょうか。

うつ病は一般的に知られている以上に、身近な病気、いつだれがなってもおかしくないのです。
自分に少しでもあてはまると感じたら、まずはできる事からすこしずつ、又は思い切ってまとめて休養することも時には必要です。
そして周りにつらそうな予備軍のひとがいたら、ほんの一言で、周りの人次第で病気を予防することができるのです。