仕事量に見合った人員が確保されていない

ケガ、風邪、冠婚葬祭で休めない会社というのは、どこかしらかに問題があるのだと感じられます。

従業員全員がその状態なのであれば、仕事量に見合った人員が確保されていない可能性が高いです。

ここを改善するには、人員の補充というものが特効薬となりますが、経営者は少ない費用(給与など)で高い売上を目指しますので、そうやすやすと人員を追加してくれることはありません。それなりの数字と根拠を示してやる必要があるでしょう。

しかし、そこまでやっても人員を追加してくれないとなってくると、経営者の考えに問題が出てきます。

従業員と一丸となって働いている経営者であれば、従業員のことも大切に思い、いざとなれば身を挺して守ってくれるかもしれません。

従業員とのコミュニケーションも高く、家族のように思っているかもしれません。そんな経営者の会社であれば、ケガ、風邪、冠婚葬祭で休めないなんてことはないと思いますが。

問題は、経営者が何をしているかわからないという状態でケガ、風邪、冠婚葬祭で休めない会社です。

従業員と経営者のコミュニケーションは低く、それでいて、ケガ、風邪、冠婚葬祭で休めないようなことがあれば、従業員は経営者(会社自体)に不満を抱き、心が底から離れていきます。

そうなると、仕事もいい加減になり、最悪のケース、退職者が続出し、それが売上に反映し、なお人員の削減という負のループに陥る可能性が非常に高くなります。

ケガ、風邪、冠婚葬祭で休めなくしているのは誰なのか

この行為を誰が行っているかというところも着目しなければいけない点です。

会社の方針で決まっているのであれば、会社自体に問題があります。

単純に考えても、病気や怪我で本人の体調が100%出ない時に無理やり出てこられて仕事を行っても、いい仕事はできません。

営業に行く時に「実は、インフルエンザでして」なんて人が来たら、営業先から「帰れ」と一蹴されるのがオチですし、「なんてやつよこすんだ」とクレームの1本でも入ってくるのは目に見えています。

インフルエンザであれば、1週間、風邪なんかであれば3日もすれば、ある程度体調も戻ってきます。復帰後に挽回してもらえばいいだけです。

体調しんどい中、仕事やってますアピールは本人の自己満足でしかなく、実益は皆無です。

ここを判断しているのが、上司なのか、経営者なのか。

経営者であれば、目先にこだわり将来を見ていないということで、遅かれ早かれ、会社はそのとおりの道を歩むのではないでしょうか。

上司がその判断を下しているのであっても、そのレベルの考え方しかできない人間が上司の席に座れる会社ですので、たかだか知れています。

根性論は過去の遺物ですし、風邪やケガで休む数日をカバーする施策を打ち出せないような会社は、もっと大きな問題が発生した時に、経営者や上司は対処しきれず逃げ出してしまうかもしれません。

その時に、責任を負うことになるのは、従業員達となります。

 

業務の割り振りに問題がある

 

ケガ、風邪、冠婚葬祭で休めないということは業務の割り振りにも問題があります。

日本の給与制度は、まだまだ年功序列であり、年齢が高い、会社の在籍期間が長いほど、給与は高くなります。

同じ年齢の方、同期入社であれば、昇進に差が出ていない限り、ほとんど同じ給与だと思います。

そうです。仕事をしてもしてなくても同じ給与なのです。

大体、ケガ、風邪、冠婚葬祭で休めないと思う方には、仕事が一極集中している傾向にあります。

単純なことです。仕事のできる人間に、仕事が集まってくるのは世の常です。

そこに仕事が集中するということは、その分、手が空く従業員が出てきます。その従業員に、他のその人に向いている仕事が割り振られればよいのですが、そうなることはごく稀です。逆に、そのように常にバランスを考えているような会社であれば、休めないなんて雰囲気はないでしょう。

適正に業務が割り振られず、一極集中になった時に、その従業員は大きなリスクを負うことになります。

処理誤りというものは、本来起きてはいけない事ですが、やることが多すぎたり、忙しすぎれば、いつもなら何ともないことも、誤りが起きてしまいます。これは、環境による原因で、その従業員が悪いわけではありません。

様々な仕事を多くこなしているからこそ、処理誤りが発生してしまうのです。

こうなってしまっては、時、既に遅しというところで、本来はこうなる前に、仕事量を割り振りなおすなりしなくてはいけません。これは上司、経営者のすべき仕事です。

しかしながら、それがされず、毎日毎日ギリギリで仕事をしていて、ケガ、風邪、冠婚葬祭でも休めず、その状況を上司、経営者が見て見ぬフリというのであれば、それらの人は仕事を放棄しているのも当然であり、立場による責任感なんてものは皆無でしょう。

いざという時に上司、経営者が守ってくれるなんて可能性は低く、結局は自身に責任が全部降りかかってくることでしょう。

そうなれば、その出来事の責任を取らされ、まじめに一生懸命、身を粉にしてきたのに、会社に裏切られ退職ということになりかねません。

 

風邪で会社を休むことの難しさ

近年、多くの企業が、産休育休、カップル休暇など多機面で働きやすいように、働き方改革が実現化されてます。

けれども一方で、まだまだ、ブラック企業というのは沢山存在してるようにも思われます。大企業だから安心安全でもなく、かといって、中小企業も、中身を開けたらまだまだというとこも沢山存在しています。
もし、風邪を引いて辛い状況でも我慢して仕事に行かなきゃいけないとこならブラックなのか否か。

これは、「風邪」という病気に絞ると、とても際どい選択になりますね。風邪といっても、幅が広くて個人個人の基準や症状によるかもしれません。具体的に風邪の症状を出すと、咳、タンが出る、喉が痛い、鼻水、熱、身体がだるい、くしゃみ、頭が痛い、寒気、こんな感じでしょうか。

働いている側の立場に立った時、これの症状のうち、1.2個なら、仕事に行くという選択をする方がほとんどだと思います。さすがに、熱出たら休もうってなるかもしれませんが、この熱に関しても、賛否両論あり、何度あるかによっては、同僚たちから、「えぇ、働けるでしょう!サボりたいだけじゃん。」なんて批判を浴びてしまうことも、考えられます。そこに関しては、平熱が普段低い人は、平熱が通常から高い人に比べたら、かなり不利なわけで、「サボりじゃん、仕事したくないだけ」と言われる可能性大なわけです。

それを踏まえ、働いてく側としては、行くか行かないのかの判断をして、会社に連絡を入れる。筆者からしたら、この会社への連絡を考えるだけで、かなりのストレスですが、そこは社会人として当たり前のこと。考えるだけでブラックなんてことはないのです。けれども一方で、休みますとそもそも言える環境なのか、そこが一番重要になってくるんじゃないかと思います。「休みたいのですが」この一言を言うのは、働きすぎと言われてる日本だからこそ、多くの人にとっては、勇気をもって起こす行動になる。
実際にあったお話で考えてみようと思います。

 

病気、怪我で会社を休めなかった実体験

 

ついこの間のことです。私にはお友達にママ友がいるのですが、そのママ友のお話です。ママ友の名前を仮にマリさんとしてお話します。

マリさんは、二、三日前から腰が痛いと、腰痛に悩んでいました。ここでの症状は風邪ではなかったのですが、大事なのは休みを申請できるかとか、周りの理解が得られるかということに焦点を当ててお話するので、このまま読んでいただければと思います。腰が痛いと切り出したマリさんに、私は「何かきっかけはあったんですか?」と聞いてみました。そうすると、マリさんは、「分からない。でも、前にも痛くなったことがあって、ヘルニアとかなのかなって思ったけど、病院行ったら違った。」と。ヘルニアでないのは良かったと思ったけど、でも痛いなら会社休んでもいいのではと思い、私は「休んでもいんじゃないですか」と伝えてみました。でも、休む訳にはいかないと。

ここで、マリさんの就業形態と会社の休みに対する決まりが重要になってきます。マリさんは、正社員ではなく、派遣社員です。そして、その会社のルールとして、有休を使う時は、その日から7日前までに申請をして下さいというものがあります。これは、他の派遣会社で働いている派遣社員さんに何人か聞いたところ、そういう会社もあるので、そうなんだくらいで済みますが、問題は病気になった時です。

マリさんは、派遣先の担当の方に、”7日前”というとこにふと疑問に思い聞きました。「もし、風邪やインフルとか体調崩して急に欠勤になる場合は、有休とれるんですか?」と。そうすると、担当さんからは、有休は7日前までに申請しないといけないのでとれないと。マリさんは、それ聞いてびっくりして何も返せなかったそうです。これを聞いてから、マリさんは、腰が痛くても我慢して、出勤するしかありませんでした。

また次の日もその話をマリさんから聞いた時、今度は朝「腰が痛い」と子供にお話したようです。そうすると、子供は思ったことをそのまま言うので、「じゃあ休めばいいじゃん」と。マリさんは、子供には会社のこの7日前申請のことは言えないから、言ってくるねとだけ返したそうです。大人の事情とは、こういうことを言うのかもしれません。

冠婚葬祭で会社を休む難しさ

 

では、冠婚葬祭で休めないのはブラックなのか否か。
これも、かなり働く上で重要なところになってくるかと思います。冠婚葬祭は、大きく分ければ、結婚式とお葬式関連ということになりますが、これって人生のイベント。そこに関わることに、今後のその人の生き方や考え方まで変わってくるかもしれない、人生の岐路に立つ瞬間の人もいるかもしれない、そんな大きな出来事になります。

結婚式であれば日にちが分かってるので、一応は自分で事前に申請ができる。けれども、問題なのは結婚式があるので、と言える環境にあるのか。これは先に述べた風邪の時と同じで、周りの会社の人の態度や会社のルールによっては休めないというストレスを抱えてしまいます。

お葬式に関しては事前に連絡すらできない。急に決まるから、休みが取れる環境なのか、もうそこにつきます。この二つに関しては、地方から関東など遠くで働いている人に関しては、共通な悩みとしてお金も絡んできます。お金も絡むとは、結婚式ではご祝儀が必要、これは、誰もが共通で、参加予定の結婚式の相手関係にもよりますが、世間一般では三万を包んで出席することが多いかと思われます。

ただ地方の人だと、ご祝儀とは別に、人によっては飛行機代なるものがかかってきます。これも安く見積もって往復三万くらいです。飛行機で行くということは、日帰りではなく短くても一泊二日はしたいところ。そうなると、参加地域によれば、ホテル代もかかる。これは、招待者から出してくれる場合もありますが、こちらからは言えないので、そこもお金かかると考慮しなければならない。お葬式に関しても、地方からの人は、飛行機代がかかることは同じ。悲しみに覆われる時なのですごく突っ込みにくい問題ですが、実際はお金の問題はとても大きいものなのです。
この冠婚葬祭も実際のことでお話していきます。

冠婚葬祭で会社を休めなかった実体験

 

20代も半ばになると結婚式によく呼ばれるようになった優子というお友達のお話です。仮名なので本名ではありません。
20代半ばにもなると、優子のお仕事は、接客業で優子がリーダーという立場でお仕事を後輩に指示を出し、先輩にもこうしてほしいと伝え、お客様との橋役でもあり、自分がお店全体を見渡して、お店のお客様の出入りが潤滑になるよう指揮する立場にありました。そんな時、優子の高校時代からの友達から、結婚式をするから出席してほしいと久しぶりに連絡がありました。

それは仲はよくていつも一緒にいたけど、自分が上京したら、なんとなく連絡が減ってたお友達からで、優子は連絡を見た瞬間、嬉しさでいっぱいになりました。行きたいという気持ちはあるものの、優子はかなり迷いました。私がいないと、私のやってる仕事は一体誰がやるんだと。

一応、リーダーは優子ともう一人いましたが、1日休むのではなく、結婚式で帰省という形で電車も乗り継ぎ、飛行機も使う場所なので、帰るなら2泊3日。ということは、仕事を休むのは3日。そして、結婚式が土曜ということで、必ずお客様が1番多い土日にかぶってくるという状況。1日ならまだいい、3日。リーダーでなくとも、忙しい日に休むというのは、優子の働く場所では、批判を食らう対象となってました。常に、人数も足りてない職場。結局、悩みに悩み、ごめん、もうシフトが決まってて行けないとお友達にお断りを入れたのです。

また、優子は、それから半年後くらいに、今度は父から突然連絡があり、お婆ちゃんが危篤だよ、もう長くない。今日の夜が山場だと。優子は、暗闇の中にいるような感覚になりました。連絡があったのは、優子の仕事が終わった時。仕事終わりと言っても、夜22時半過ぎてます。

こればかりは、帰ろうって優子は思ったけれども、すぐに頭に浮かんできたのは、飛行機代。現実を突きつけられたようでした。優子のお給料は、毎月生活していくのもギリギリ、寧ろ赤字続きで、帰省も年に1度できればいいような感じでした。それでも、生活を苦にしてでも帰ろうと思いましたが、休むと言えないプレッシャーが勝ち帰れなかったのです。休み開けに出勤する怖さ。優子は、結局居心地のよくない仕事を選択しました。

 

まとめ

 

皆さんは、今回上げたママ友マリさんと、優子の話を聞いてどう思いますか。
こんなの、よくある話、とか、この2人が気が弱いだけではとか、批判的な意見もあるかもしれません。けれども、風邪や冠婚葬祭で休めないかでブラック企業であるかどうかは、結局のところ、受け取る側がどう受け取るかとか、普段の職場での人間関係がかなり影響されるのではないかと思います。

もちろん、会社でのルールで休めないとなってれば、個人的にも、世間の多数の方も、ブラックだと決める人が多いかとも思いますが。入社したからには、その職場で円滑な人間関係を築くのが、ブラックではないと自分が思える職場になるのではないでしょうか。