最近、よくニュースや新聞などで取り上げられているブラック企業の残業時間の問題。一部の企業では残業時間削減の取組みや、行政の取組みが進みだしています。

しかし、現実はどうでしょうか。一部の企業の話がニュースや新聞で報道されていますが、実際は多くの企業が残業時間の問題に解決策を見いだせずにいるのです。

では、なぜ残業時間削減ができないのか、ブラック企業と呼ばれる企業が減らないのか。そこには、企業の事情と働く社員の事情が複雑に絡み合っているように思います。今回はそんなブラック企業とどう向き合うべきかを考えてみます。

 

残業時間について

 

労働基準法では、1日に8時間の労働で1週間で40時間を超える労働をさせてはいけないことになっています。特例処置対象の事業所では1週間に44時間の労働が認められています。しかし、1週間で40時間~44時間の労働時間で収まる仕事は少なく、業種や業務内容によって労働時間の上限を守るのは難しいです。

そこで時間外労働が発生する場合に必要となるのが「36協定」です。

この協定を結ぶと1週間で15時間の残業が認められます。1日で考えると3時間ほどです。

なので、36協定を結んでいる場合は上限時間の3時間を超え、1日4時間や5時間の残業を指示されるとその企業はブラックではないでしょうか。

このような企業は全国に多くあるのではないでしょうか。中小企業はとくに多く、頭を悩ませている経営者は多いはずです。

残業時間への考え方

 

そもそも、残業をしないと仕事が終わらないぐらい忙しいのでしょうか。それとも、業務効率や職場環境に原因があるのでしょうか。大体は業務効率や職場環境に問題があります。

忙しくて残業をしないと仕事が終わらないこともあるでしょう。

しかし、1年中そのようなことは無いはず。

残業時間削減を公言しながら結果に結びつかない企業が多くあります。

その原因は業務改善や職場環境の改善に取組めていないことが多いです。

または、取組みをしているが結果がでない企業はそのやり方を見直し、次から次へと試行錯誤していかないといけません。しかし、残業時間削減ばかり言ってしまうと普段の業務へのモチベーションが下がりかえって逆効果になることもあるでしょう。残業時間削減の取組みは労働者の事をよく考え、企業の思いだけを押し付けるのではなく、慎重に進めていかなければいけません。

また、企業側は残業時間削減だけでなく、労働者のゆとりある生活を考えなくてはいけません。仕事はしっかりとしてもらわないといけませんが、ある程度の副業を許すなどし、他で稼ぐ選択肢を与えるのもいいかもしれません。

副業はこれからもっと普及するでしょうし、企業側も社内の業務を副業として他者に依頼してみると思わぬ業務改善が出来るかもしれません。

 

労働者の考え方

 

労働者の立場で考えると、少し複雑な面があるようです。業務改善をし、職場環境を見直して残業時間が減ると給料が減ってしまう現実があります。いくら経営者側が残業時間削減の取組みをしても、労働者側がそのことに本気で向き合わなければ実現できません。

労働者の立場では残業時間が長いと疲労が溜まり、心身ともに疲れてしまいます。その一歩では給料が減るぐらいなら労働時間が長くても仕事をする人や残業代を目的に業務改善や職場環境の改善に非協力的な人もいるでしょう。

それでは企業の思いと労働者の思いが一致せず、残業時間については決着がつかないでしょう。理想は基本給が上がり残業しなくてもお金の面でゆとりある生活が送れることです。

労働者側の考え方も見直し、残業時間を別の時間に使ってみてはどうでしょうか。たとえば、副業は近年ネットの世界で普及し、誰でもやりやすくなりました。

仕事の内容によってはある程度のスキルはいりますが、副業が身近な存在になったのは間違いありません。ネット検索で副業を調べると実に様々な仕事があります。

副業を許している企業はまだまだ少ないとはいえ、本業に支障のない程度での副業はありかもしれません。また、気分転換になり本業に良い影響がでることもあります。

まずは、自分自身がこの先の人生をどうしていきたいかを考えてみることから。そうすると色んな選択肢が生まれるかもしれません。

 

まとめ

 

労働基準法で定められた労働時間の上限が存在するが、多くの企業では残業時間が減少せずになかなか解決できずにいる。

その原因には企業の体質や企業方針と労働者の意識が複雑に絡んでおり、全員が納得することは大変難しい状況です。しかし、近年ではネット環境さえあれば誰でもお金を稼ぐことのできる世界になってきています。

まだまだ副業が許されている企業は少ないですが、残業をし、しんどい思いをして仕事をするぐらいなら、自分の好きなことで稼いでみることを考えるのもいいかもしれませんね。気分転換にもなり本業にもいい影響が期待できます。